借りパク嫁

　本日、久々の嫁ブログ、義母ネタ。


　
　セガレが生まれて間もない頃、義親らはよく食糧を持って会いに来てくれました。

　野菜や冷凍の加工品（ハンバーグとかコロッケとか）など日々の食事として助かるモノ、

　そしてたまに我が家ではめったに買えないすき焼き用や焼肉用のイイお肉を。

　義父の仕事が終わってから夕食を食べてやってくることが多かったのですが、

　たまにお寿司（ダンナが好物）を買ってきてくれて一緒に我が家で食べることもありました。

　その日は朝か昼ごろに

　「今日、そっちにセガレの顔見に行ってもいい？

　アンタらの夕食にすき焼きでもどうかなー？と思ってんねんけど肉買って行こうか？」

　「うれしーーー！でもお義母さん、すき焼き用の鍋、持ってへんねん。」

　「あ、そうなん？ほな、うちんちに２個あるからさ、１個あげるワ。」

　そう言って鍋と共に肉を持ってきてくれた義親。

　使い古した鍋を持ってくるのかと思いきや、キレイな鍋だったので驚いていると

　「新しいの買ったから、これはあげるわ。」

　と言ってくれました。

　テフロン加工がされていて、まだ全くハゲた様子もないその鍋に付いているガラス蓋は

　私が愛用している超特価398円で買ったフライパンの蓋ともピッタリだったので

　以後、すき焼きはほとんどしてないので鍋は活躍しませんが、蓋は大活躍です。

　

　そして月日は流れ、今月初旬。

　セガレを迎えに義親宅へ行きました。

　すると義母が

　「来週な、タローの誕生日やろー？すき焼き肉買ってそっちでみんなで食べようかと思ってんねんけど…。」

　「あぁ…そうなん？う、うん、来て。」

　「タロー、すき焼きでええかなぁ？」

　「聞いておくわ～。」

　私はつわりが始まったばかりですき焼きはムリな状態です。

　ダンナの好物がすき焼きだと思い込んでいる義母はすき焼きを提案したと思うので

　「私は食べれない。」と言いづらく、ダンナに話して他の食べ物にしてもらおうと企みました。

　私の返事を無視（？）し、義母は話し続けました。

　「タローの予定も聞いておいて。」

　「うん、聞いてみるわ。」

　「ほら、ニコスケさんさ、


　あの鍋、返してくれてへんやろ？」


　「へっ？！」


　「持ったままやろ？」


　「・・・・・・・。」


　ニコスケ、１年以上、義母から借りパク嫁扱いを受ける



　

　その後、

　「だってお義母さん、あれあげるって私に言ったやんか！

　新しいの買ったからって！」

　と反論すると

　「あ～、あの電気鍋？」

　で、で、電気鍋かナニかは存じ上げませんがっ！

　なんだか「ニコスケさんがすき焼き鍋を返さないし、仕方ないからニコス家で私らもすき焼き食べるねんで。」って感じです。







　結局、ダンナに「すき焼きはご勘弁。」と言い、ちょっといい回転寿司に行ってきました。


　すき焼き鍋は返しません！