『リトル・ミス・サンシャイン』

明日はアカデミー賞授賞式
と言うことで、今日も映画ネタで。

『リトル・ミス・サンシャイン』

美少女コンテストに繰上げで出場することになった少女とその家族が、
様々な困難を乗り越えながら黄色いおんぼろワーゲンバスでカリフォルニアの
コンテスト会場を目指すロードムービー。

とっても素敵な映画を観ました
メガネっ娘で典型的な幼児体型だけどミスコンの女王を夢見るオリーヴ、
“人生は『勝ち組』と『負け組』に分けられる”と独自の成功論を振りかざす
パパ、家族を嫌って沈黙を続けるパイロット志望のお兄ちゃん、
ヘロイン中毒のちょっと過激なグランパ、失恋のショックから自殺未遂を
図ったゲイの伯父さん、そんな家族をまとめようと必死のママ…
そんな問題ありありの家族がオリーヴの美少女コンテスト出場と言う目的に
向かって一つになっていく、笑いあり涙ありの心温まる物語です
会場に着くまでに本当にいろんなことがあるんですよ
パパの本の出版話がダメになったり、パイロット志望のお兄ちゃんの
視覚障害が発覚したり、伯父さんは自殺未遂の原因になった恋人に再会したり、
グランパが突然死んじゃったり…
でも、それでも前に進もうってみんな頑張ってて、この家族を見てると
なんか元気が出てくるんですよね！

この映画、印象的なシーンがたくさんあるんですが、故障してエンジンが
かからなくなったワーゲンバスをみんなで押してスタートさせて、走りながら
一人ずつ飛び乗って（↑のシーンですね♪）『大成功だ！！』って喜ぶシーンと、
コンテストの受付時間が迫っていて伯父さんがダッシュで会場に急ぐシーンが
特に好きです
誰かのために一生懸命なのってとっても愛おしいなぁって思いました
映画を観てる間中お客さんの笑い声が絶えなくて、私もたくさん笑わせて
もらったんですが、それ以上に泣かされましたよ

そしてなんとこの『リトル・ミス・サンシャイン』が
アカデミー賞の作品賞、脚本賞、助演男優賞、助演女優賞の4部門に
ノミネート
作品賞取ってもらいたいなぁ
たまにはこういう作品が賞を取ってもいいんじゃないでしょうか
頑張れ！『リトル・ミス・サンシャイン』