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Precision T3500 Windowsが起動しない

5年程前に、電源が全く入らないというPrecision T3500の電源ユニット交換を行ったのですが、同じお客様から・・・Windowsが起動しなくなった・・・とご連絡がありました。お仕事で使っているパソコンなので、取り急ぎお伺いしました。
電源を入れてみると・・・Windowsの修復が始まり、暫くすると・・・修復できませんでした・・・で完了してしまいました。今までの経験では自動修復では、あまり解決できたことがありません。
一番考えられるのは、ディスクの故障です。今回の機種は、Cドライブが160GBのHDD、Dドライブが1TBのHDDという構成でした。
どりあえず、Windows10のインストールUSBから、修復メニューを起動しました。こちらからスタートアップ修復を行ってみましたが全く状況は変わりませんでした。システムの復元を行ってみようとしたら、Windowsが見当たらない、云々というメッセージが表示されました。
コマンドプロンプトで確認すると・・・Cドライブがありません。1TBのディスクはDドライブで認識されているのですが・・・
いろいろ試してみたいのですが、ディスクのバックアップをとらないと不安ですので、一旦パソコンをお預かりすることにさせていただきました。

まず、HDD(160GB)を取り出して、状態を確認してみました。


普通のHDD(9mm)よりも分厚いディスクで、回転数が10,000回転というのは驚きです。結構回転音が大きかったのは、回転数のせいもあったのかもしれません。「正常」状態でしたが、使用時間が26,000時間を超えていましたので、今後も使用するのであればディスクを交換したほうが安心です。
お客様とご相談して、250GBのSSD(半導体ディスク)に換装することになりました。

HDD(160GB)→SSD(250GB)へのクローンを作成し、SSD(クローン)を取り付けて検証を行いました。

やはり、自動修復ではダメでしたが、インストールUSBから、先ほどと同じようにシステムの回復を実施したら、復元ポイントが表示されたので、正常だったと思われる時点に復元操作を行いました。暫く待つと・・・正常に復元が完了して、再起動後無事にWindowsが起動してきました。
基本的なアプリの動作は問題なさそうでしたので、パソコンのご返却に伺いました。

実際の環境で確認していただき、よく使うアプリの動作やデータは大丈夫とのことでした。あと、SSDに換装したことで、動作が速くなったことも驚いていらっしゃいました。もともと2.5インチの10000回転の高速HDDを使用していたのですが、そのHDDと比べてもSSDの方が明らかに速いので当然です。
なんとか翌日にパソコンをご返却することができて、お仕事への影響も少なくできて、よかったです。
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