毎年なのですが、この時期になると印刷関係のトラブルのご依頼が多くなります。もちろん、こちらのブログにも書いているように、印刷機単独の故障や不具合の場合は、どらともでは対処できませんので、印刷機メーカーのサポートへお問い合わせいただくようにお願いしています。
今回は、コピーは問題なくできるということでしたので、設定のトラブルの可能性があるので、お伺いしました。
ノートパソコンと、印刷機は、Wifiで接続されており、ノートパソコンはインターネットでつながっており、印刷機のWifiマークも正常についていました。
でも・・・IPアドレスを調べてみると、ノートパソコンはルーターから貰えていますが、印刷機のIPは、もらえていませんでした。
さらに、接続先SSIDがパソコンと印刷機で異なります。
すぐそばに、無線ルーターがあり、印刷機がそのSSIDにつながっていました。パソコン側の接続先は別のSSIDで電波も弱いです。
そばの無線ルーターを確認すると、InternetポートにLANケーブルがささっていてAP(アクセスポイント)モードで動作していました。
念のため、無線ルーターのInternet ポートにささっていたLANケーブルをどらとものノートパソコンに接続しても、インターネットにつながっていませんでした。
そうすると、このLANケーブルはどこから来ているのか?ということになります。
お客様に尋ねると・・・隣の建物の無線ルーターから引っ張っていますとのことでした。大元のゲートウェイ、無線ルーターが隣の建物にあるようです。
隣の建物にお邪魔しました。ゲートウェイ、無線ルーターがあり、そのLANポートから、15mくらいのLANケーブルで、先ほどの部屋の無線ルータまでは配線しているとのことでした。
まずは、大元の無線ルーターのLANポートにノートパソコンを接続してみると・・・ちゃんとインターネットにつながりました。
そうすると・・・15mくらいのLANケーブルが怪しいことになります。LANケーブルは、きしめんみたいな平べったいタイプでした。
少しづつケーブルを辿っていくと・・・ありました、平べったいLANケーブルの端っこが切れて断線しています。
一般的にLANケーブルは丸い形のものが多いのですが、薄くて引き回しの楽な平べったいLANケーブルもありますが、何かにひっかけるとすぐに端っこが切れて断線してしまうことがあります。
先ほどのパソコンが接続していたWifiのSSIDは、この大元の無線ルーターのものでした。
大元のゲートウェイから15mのLANケーブルで別建物の無縁ルーターへ接続していた(APモード)のですが、LANケーブルが断線していたため、ゲートウェイからIPがもらえない状態で、印刷機はWifi接続していたと思われます。一方パソコン側は、別建物の大元の無線ルーターに接続したため、インターネットはできたと思われます。どちらもWifiにはつながっていたのですが、IPアドレス体系がことなり、パソコンから印刷できなかったということです。
15mの長いLANケーブルがあればその場で確認できたのですが、持ち合わせていなかったので・・・お客様に用意していただき、LANケーブルを引き直して、どうなるかご確認いただき、問題があればご連絡いただくようにお願いしました。
無線よりも有線LANの方が確実であることは、間違いないですが・・・有線の場合「断線」することもあると頭の隅っこに入れておかないといけないですね。
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