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煌めく星の向こうへ

宝塚は我が心の故郷。今や宝塚は遠くなり人生折返し?てから声優吉野裕行さんに突然魅せられました.。.:*ෆ気軽に絡んでね!

カナタ『アイビー』②

2022年05月17日 21時14分31秒 | オレ推し(よっちん&あんぼむ)
初日の土曜日。会場に入ると、ロビーで待機になっている。
直前の吉野さんのツイートで岩田さんがぎっくり腰!という事がバラされる。
岩田さん…大丈夫かな…?
急遽、演出変更とかでバタバタしてるのかな…?
心配。

だって開場、開演10分前ですよ?
(実際直前まで舞台稽古やってたけどそれは演出変更とかではなくて、岩田さんが演出と演者と兼ねていたぶん、舞台稽古の時間が足りなくなってしまったらしいです。舞台ってやっぱり大変。)


席に着くと、開場内に流れるここちよいBGMに耳を傾けながら開演をじっと待つ。
この緊張感、独特。

『さくら』を編曲した曲が聴こえて来て、
あーこの曲CDに入ってたな、とK'sukeさんの心地よい演奏を聴きながら、これから始まる舞台がどんな物か期待感を膨らませながらますます緊張感が増して来る。


さて『アイビー』

エピソードは4つ。

Episode1 岩田さん
事故で死んでしまいその後地縛霊となり、地元では命をやり取り出来る神様扱いされる親父。

Episode2 細谷さん
フェンシングでオリンピックに出る事を夢に頑張って来たのに…。
ベットの上で瀕死の状態。
神様、生かして下さい、と祈る彼。

Episode3 吉野さん
地縛霊パパが命と引換にした、と地元では有名になってしまった、かの人の奥さんのお腹にいた赤ちゃん。
奥さんは病院に行く途中事故にあって…その知らせを聞いて病院へ行く途中にパパも事故で…。しかしパパが自分の
命と引換に母子を助けた。
その子供が大きくなって願った事…それは親父が死んだ時と同じ時に自分の生を終わりにする事。
誰かの命の代わりになる事。

Episode4 岩田さん
彼らの願いが交差する。


どらっとなりにまとめるとこんな感じ。



まだ配信視れるので、違ってたら申し訳ないな、と思いつつ感想です。

テーマががっつり重いんだけど、終わってみると大円満で、よかった…!よかった…!!
な、内容なんだけど、命のやり取りを望む彼らの想いが重くて、もう、なんつぅか、、、、、切ない(´ー`)。。。。
まじ、切ない、、、。

命を下さい、(→正確には分けて下さい)と願う彼の方は、素直に良かったねー˚‧º·(˚ ˃̣̣̥ㅿ˂̣̣̥ )‧º·˚。。。
と、感動し、
誰かに命を挙げて下さい、と願う彼の気持ちが…
うん、ファンタジーでマジ良かった内容です。

死ぬ時は身の回りを整理して、未練のある物はもうないし…そんな気持ちは分かりすぎるくらい分かる。
親父を超えられず、生きづらい彼の気持ち…も分かる。
だからといって死んでいいとかではないんだよ〜!?
本当にそのあたりがファンタジーになっていてある意味ほっとしてる。

リアル世界で描かれから、多分しばらく現実に戻ってこれなかっただろうな。

吉野さんの演技は時にリアルであり、ゾクッとする時もあり、痛いほど彼の哀しみが伝わってくる時もあり。



階段状のセットに腰掛けて、地元の友達と飲んでるシーンの自然なお芝居が好き。
頭を抱えてダルそうに「…なにそれ?」っていう台詞。(→配信視たら実際に頭を抱えてはいなかったけど…)
声が色っぽすぎてたまらん!
ベンチに座ったりする動作をしながらの台詞の言い方とか、自然すぎて見落としがちだけど、台詞が身体の動きに合わせて一緒に動くの、ほんと天才か!?って思うな〜。


いつも台詞の先に、その声の先に、情景が鮮やかに浮び上がる。

吉野さんのそんな演技が好き。



フェンシングの彼の前にも
父に認められたい、ありがとうと伝えたい、という、偉大な父がおり、地縛霊の父がずっと嫌いだった素直になれない彼との対比も面白い。
でも決してこのふたりの話は進行上はクロスしてるんだけど、舞台上では決してクロスしないのも面白いな、とも思う。

細谷さんとお芝居したい、っておっしゃっててパンフにも
お芝居出来るの楽しみにしてる、って書いてあるほどで、
アフタートークでもその話が出るほどなのに…。
舞台上で吉野さんと細谷さん、同じ板上にいても台詞が全く絡みませんッ…!!
いしいさん〜!なんでですかぁ〜!?


なんだかお芝居の気質が今回のお三方似ているみたいなので、いつかがっつりなトライアングル舞台も観てみたいな、と切なる願いを抱きつつ。

アーカイブ配信視るまえに、間違っちゃってる記憶があるかもしれないけれど、このままアップしておきます。



あと、これ気づきにくいけど分かりました?ロビーとかに貼ってあったポスター。


自分は他の方のTwitterで知りました!

パンフとかにはなにも書いてないのにポスターにはある!

『カミサマなんて、ここにいた。』


イキだね~
ぐっと来るね~



いしいさんの、こうなんていうかストレートな文章が好きだな。



余談になるけど、
ト書きと台詞の切替が難しいような感想を細谷さんはおっしゃって、そういえば薫の時は全話に登場する女性が同一で、その女性の台詞を朗読者が表現していたので、最初の吉野さんが表現する『彼女』を受けて次の岩田さん、波多野さんが演じられたって話をされてたの思い出して、ト書きと『彼』の台詞と『彼女』の様子が1回観ただけじゃ分からないところもあったな、ってのを唐突に思い出した。

視ていて分かりづらいな、と思うところはなかったけど映像で視るとまた違うのかな。




親父を超えられる日がいつか来るといいな、と想いをいだきつつ、配信みる~。




多分、続く。


(Be-Leaveの続きをまだ下書きにしたためてるんだけど…)
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カナタ『アイビー』①

2022年05月17日 19時13分00秒 | オレ推し(よっちん&あんぼむ)
カナタ presentu トライアングル 『アイビー』2022年5月14日、15日
ニッショホール(旧ヤクルトホール)各昼夜2回公演
全公演、観劇して来ました。
またしても全通出来た!奇跡!?




なんという幸せ〜*˘︶˘* .。.:*♡

なんというか、やっぱり生で、その瞬間、その空間で、出演者と客席でその時間を共有出来るということの貴重さ。
そしてその幸せ…。
何物にも代えがたい瞬間を、一回、一回、噛み締めて観劇出来たこと。
本当に幸せでした。

この中(客席)の誰かひとりが違う人でも、違う。
この時のこのメンバーの空間で成し得た、というような事を吉野さんもご挨拶で口にして下っさっていた(と思う。違っていたら申し訳ない)ほどで。
それはどの舞台でもそうだと思うんだけと、カナタはまた特別な物なのかな。


さて、『カナタ』は女性限定でどちらかというと男女の愛交ストーリーを絵と音楽と朗読で表現するイラストレータのいしいのりえさんと声優の岩田光央さんとのコラボユニットであります。
今回は男女というより、父と子の家族の愛交ストーリーでした。

どらっとが最初にカナタに参加したのは2018年の4月~5月の公演で、大阪の初日を日帰りで(←やれば出来た)、東京4公演を全部観た、という恐ろしい入れ込みようで…。
ヤバイ、やばい、ヤバイ…ばっかり騒いでいて、
本当に吉野さんの「彼」がヤバかった思い出。
終演後にツイッターを検索しても
やばい、吉野さんがヤバイ、カナりヤバ
イって単語ばっかりだったと記憶しています(笑)!マジに。

今でも色々、はっきり覚えている、当時の『あぶな絵 あぶり声 ~薫〜』。

からの10周年の記念公演はチケット激戦で昼夜は取れなくて…でもコロナ禍の影響で公演は中止。
時を置いての再構成された公演には日程の関係がご出演叶わなかった。
今回共演の細谷さんは当時はまだ良くどんな声優さんか認知してなくて、でも今回、ガリベやらKiraカンのゲスト出演されたりでなんとなくそのお人柄も垣間見れていて、そして何より吉野さんが細谷さんと共演されたい、という経緯もあったって事を岩田さんも話されてて(岩田さんのツイキャスでも話されてたような?)、
本当に良きタイミングで公演出来て良かった(コロナ禍の状態も含めてね)。


そんなにカナタを観てるわけではないけど、いしいさんは当て書をして下さるので、舞台上の吉野さんは
いしいさんの表現上の『彼』ではあるけれど、どこか現実の吉野さんの“影”も忍ばせて表現されているので、演じる吉野さんがどう感じとらっしゃるかは分からないけど、観客としては頁1枚ずれたらまた違う“世界”が無限に広がっているような気がして、何度も観たい!と思ってしまう。



4回公演の3回目(日曜、昼公演)とか、終わった後、ふぁ〜なんか今日、とても良かったな〜
とふわふわしながら感じていて、何回か観る公演って、ふと、これだ!ってのが観客にも感じる時ありますよね?
それが演者さんにもあるみたいで、細谷さんが言うには、なんか初日が来た!ってふと感じたのがその日曜昼公演みたいで…。
あぁ〜そんな演者さんと同じ気持ちでいられるのがカナタの魅力でもあるのかな、とふと思っています。

その前の公演が悪いとか上手く出来ないとかそう言う意味では決してないんですよ。本当に。



吉野さんのインタビュー



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