初日の土曜日。会場に入ると、ロビーで待機になっている。
直前の吉野さんのツイートで岩田さんがぎっくり腰!という事がバラされる。
岩田さん…大丈夫かな…?
急遽、演出変更とかでバタバタしてるのかな…?
心配。
だって開場、開演10分前ですよ?
(実際直前まで舞台稽古やってたけどそれは演出変更とかではなくて、岩田さんが演出と演者と兼ねていたぶん、舞台稽古の時間が足りなくなってしまったらしいです。舞台ってやっぱり大変。)
席に着くと、開場内に流れるここちよいBGMに耳を傾けながら開演をじっと待つ。
この緊張感、独特。
『さくら』を編曲した曲が聴こえて来て、
あーこの曲CDに入ってたな、とK'sukeさんの心地よい演奏を聴きながら、これから始まる舞台がどんな物か期待感を膨らませながらますます緊張感が増して来る。
さて『アイビー』
エピソードは4つ。
Episode1 岩田さん
事故で死んでしまいその後地縛霊となり、地元では命をやり取り出来る神様扱いされる親父。
Episode2 細谷さん
フェンシングでオリンピックに出る事を夢に頑張って来たのに…。
ベットの上で瀕死の状態。
神様、生かして下さい、と祈る彼。
Episode3 吉野さん
地縛霊パパが命と引換にした、と地元では有名になってしまった、かの人の奥さんのお腹にいた赤ちゃん。
奥さんは病院に行く途中事故にあって…その知らせを聞いて病院へ行く途中にパパも事故で…。しかしパパが自分の
命と引換に母子を助けた。
その子供が大きくなって願った事…それは親父が死んだ時と同じ時に自分の生を終わりにする事。
誰かの命の代わりになる事。
Episode4 岩田さん
彼らの願いが交差する。
どらっとなりにまとめるとこんな感じ。
まだ配信視れるので、違ってたら申し訳ないな、と思いつつ感想です。
テーマががっつり重いんだけど、終わってみると大円満で、よかった…!よかった…!!
な、内容なんだけど、命のやり取りを望む彼らの想いが重くて、もう、なんつぅか、、、、、切ない(´ー`)。。。。
まじ、切ない、、、。
命を下さい、(→正確には分けて下さい)と願う彼の方は、素直に良かったねー˚‧º·(˚ ˃̣̣̥ㅿ˂̣̣̥ )‧º·˚。。。
と、感動し、
誰かに命を挙げて下さい、と願う彼の気持ちが…
うん、ファンタジーでマジ良かった内容です。
死ぬ時は身の回りを整理して、未練のある物はもうないし…そんな気持ちは分かりすぎるくらい分かる。
親父を超えられず、生きづらい彼の気持ち…も分かる。
だからといって死んでいいとかではないんだよ〜!?
本当にそのあたりがファンタジーになっていてある意味ほっとしてる。
リアル世界で描かれから、多分しばらく現実に戻ってこれなかっただろうな。
吉野さんの演技は時にリアルであり、ゾクッとする時もあり、痛いほど彼の哀しみが伝わってくる時もあり。
階段状のセットに腰掛けて、地元の友達と飲んでるシーンの自然なお芝居が好き。
頭を抱えてダルそうに「…なにそれ?」っていう台詞。(→配信視たら実際に頭を抱えてはいなかったけど…)
声が色っぽすぎてたまらん!
ベンチに座ったりする動作をしながらの台詞の言い方とか、自然すぎて見落としがちだけど、台詞が身体の動きに合わせて一緒に動くの、ほんと天才か!?って思うな〜。
いつも台詞の先に、その声の先に、情景が鮮やかに浮び上がる。
吉野さんのそんな演技が好き。
フェンシングの彼の前にも
父に認められたい、ありがとうと伝えたい、という、偉大な父がおり、地縛霊の父がずっと嫌いだった素直になれない彼との対比も面白い。
でも決してこのふたりの話は進行上はクロスしてるんだけど、舞台上では決してクロスしないのも面白いな、とも思う。
細谷さんとお芝居したい、っておっしゃっててパンフにも
お芝居出来るの楽しみにしてる、って書いてあるほどで、
アフタートークでもその話が出るほどなのに…。
舞台上で吉野さんと細谷さん、同じ板上にいても台詞が全く絡みませんッ…!!
いしいさん〜!なんでですかぁ〜!?
なんだかお芝居の気質が今回のお三方似ているみたいなので、いつかがっつりなトライアングル舞台も観てみたいな、と切なる願いを抱きつつ。
アーカイブ配信視るまえに、間違っちゃってる記憶があるかもしれないけれど、このままアップしておきます。
あと、これ気づきにくいけど分かりました?ロビーとかに貼ってあったポスター。

自分は他の方のTwitterで知りました!
パンフとかにはなにも書いてないのにポスターにはある!
『カミサマなんて、ここにいた。』
イキだね~
ぐっと来るね~
いしいさんの、こうなんていうかストレートな文章が好きだな。
余談になるけど、
ト書きと台詞の切替が難しいような感想を細谷さんはおっしゃって、そういえば薫の時は全話に登場する女性が同一で、その女性の台詞を朗読者が表現していたので、最初の吉野さんが表現する『彼女』を受けて次の岩田さん、波多野さんが演じられたって話をされてたの思い出して、ト書きと『彼』の台詞と『彼女』の様子が1回観ただけじゃ分からないところもあったな、ってのを唐突に思い出した。
視ていて分かりづらいな、と思うところはなかったけど映像で視るとまた違うのかな。
親父を超えられる日がいつか来るといいな、と想いをいだきつつ、配信みる~。
多分、続く。
(Be-Leaveの続きをまだ下書きにしたためてるんだけど…)