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DONNIEDARKO'S BLOG

映画のレビュー、時々、日々の思うことなど…。

クヒオ大佐

2010年05月16日 12時23分02秒 | コメディ
★★★☆☆

あらすじ
1990年代初頭、クヒオ(堺雅人)は、自分はアメリカ軍特殊部隊のパイロットで、エリザベス女王とも血縁関係にあたるなどと吹聴し、次々と女性たちをだましていた。だが、実際彼は純粋な日本人で、華麗な経歴もすべて自ら作り出したものだった。弁当店を営むしのぶ(松雪泰子)も彼の立派な軍服姿にころりとだまされ、懸命にクヒオに尽くすが……。

コメント
堺雅人をキャスティングできた時点で勝ち(笑)

ぶっちゃけ、そんなにうまくいった作品ではないと思う。
脚本は荒いし構成もあんまりしっくりこない。
でも、堺雅人なんだよね。
彼が主演の時点でもう成功だよ(笑)

それ以上もそれ以下もない。

個人的には、題材的にも、もっとバカに振りきって欲しかったな。
いっそのことミュージカルにしちゃうくらいバカでいいと思う。
だから僕からは人にオススメしません。

バッド・バイオロジー 狂った♂♀ヤツラども

2010年04月26日 02時16分04秒 | コメディ
★★☆☆☆

あらすじ
7つものクリトリスを持つ異常性欲の女と、巨大かつ凶暴で制御不能なペニスの持ち主が、なんと出会ってしまった!愛とオルガズムを求め、暴れ狂う<アソコ>たち!

コメント
バカエロ映画。

もうね、こうくだらないと逆にアリだよね(笑)
内容を書くのもはばかられるほどナンセンスエロ映画なんだけどさ・・・。

でも、この作品を嫌いになれない僕がいる(笑)
まったくオススメはしませんけど、個人的には楽しめました。

僕らのミライへ逆回転

2009年08月23日 11時38分55秒 | コメディ
★★★★☆

あらすじ

「エターナル・サンシャイン」「恋愛睡眠のすすめ」のミシェル・ゴンドリー監督が、ハリウッド映画をホームビデオで勝手にリメイクしてしまうおバカな男たちの姿を、映画愛と手作り感いっぱいに描いたハートウォーミング・コメディ。主演はジャック・ブラックとモス・デフ。町の小さなおんぼろレンタルビデオ店で働くマイクは、店長に店番を任されている時に、大変な事態に遭遇してしまう。ひょんなことから身体に磁気を帯びた親友のジェリーが店のビデオを全てダメにしてしまったのだ。あわてた2人は、ダンボールや廃材を使って「ゴーストバスターズ」をリメイクし急場をしのごうとするのだが…。


コメント
人生は何度だってやり直せるのだ!

DVD化の波に押されて、廃れ行くビデオテープのレンタルビデオ店。
ひょんなことからテープの磁気が飛んじゃって映画が消えてしまったから、大変だ!
苦肉の策で、有名映画を勝手にリメイクするのだが・・・。

低予算のバカコメディ映画なんだと思ってみてたら、最後はちゃんといい映画なんですよ。
まぁ最初のフリで、感動オチは予見できるんだけどね・・・。

でも、こういう映画は、安心してオススメできるからいいね!

転々

2009年08月23日 01時48分36秒 | コメディ
★★★★★

あらすじ

「時効警察」シリーズの三木聡監督が藤田宜永の同名小説を基に、冴えない男二人の奇妙な“東京散歩”を、お約束の小ネタを盛り込みつつしみじみとしたタッチで描いた人情コメディ。主演はオダギリジョーと三浦友和。孤独な大学8年生の竹村文哉は、借金84万円の返すアテもないまま返済期限を迎えようとしていた。そんな文哉の前に現われた借金取りの男、福原は、文哉に奇妙な提案を持ちかける。それは、吉祥寺から霞ヶ関まで歩く福原の“東京散歩”に付き合えば、借金をチャラにしてくれるばかりか、100万円までくれるというもの。ウマすぎる話に警戒感を抱きながらも、選択の余地のない文哉はその提案を受け入れことにするのだが…。


コメント
三木聡が描く不思議な家族。

借金苦の貧乏学生と借金取りを廃業したオッサンが東京を散歩する不思議なロードムービー。
テーマに置かれているのは家族と幸せ。

基本的に小ネタ先行の作り方は従来通りなんだけど、この作品は、完全にテーマに向かって物語を作っていて、いままでの監督作品の中でもより味わい深いモノになっていると思う。

誰もが持つ人の二面性を、こういう切り口で描くとは……。
さすが三木聡としかいい様が無いけど、やっぱり天才なんだと思う。

万人には評価されないかもしれないけど、こういう奇才がいないと世界はつまらないんだよね。

デトロイト・メタル・シティ

2009年08月22日 05時19分14秒 | コメディ
★★★☆☆

あらすじ

若杉公徳の人気ギャグマンガを「DEATH NOTE デスノート」の松山ケンイチ主演で映画化した痛快音楽コメディ。ポップソング好きの心優しき青年が、対極のデスメタルバンドとして売れてしまい苦悩する姿をコミカルに描く。共演に加藤ローサ、松雪泰子。監督は「お父さんのバックドロップ」の李闘士男。オシャレな渋谷系ミュージシャンを夢見て上京した純情青年、根岸崇一。ところが事務所の豪腕女社長は彼を悪魔系デスメタルバンド“デトロイト・メタル・シティ(DMC)”の“ヨハネ・クラウザーII世”としてデビューさせる。ポップソングが好きな憧れの女性・相川さんにバレないよう必死の根岸だったが、DMCは瞬く間に人気バンドとなってしまい…。


コメント
居場所なんてどこにも無いって思っていた。

クラウザーさんこと根岸くんってのは、自分の居場所を探していたんだよね。
クラウザーⅢ世として一世を風靡しながら、そのデスメタルの世界は「自分の居場所じゃない」って感じていた。
そんな根岸くんが、自分の場所だと感じていたポップソングの世界。

だけど、ポップソングの才能の無いに彼にとって、それこそ最初からそこに「自分の居場所なんて無かった」わけなんです。
そんなだから音楽の世界から逃げ出した彼だけど……。

「最初から僕の居場所はここにあったんだ」ってことに気づくわけです。

作中、この【居場所】ってキーワードが全て【夢】って言葉に変換されているんですけど、そのためにちょっと話が漫然としてしまったような気がします。

よく出来た話だけど、ほとんどの人たちが苦労してもなお、その自分の居場所すら見つからない現代において、いやいやでありながらも自分の居場所を持っている根岸くんってのは、ありえないくらい運のいい子なんだと思う。

個人的には、そこに一抹の努力が欲しかったので★3つにしましたけど(笑)
でも、オススメできる、楽しい映画だったと思う。

ちなみに一番驚いたのは、アメリカのデスメタルの大御所として登場するジャックのボーカルがKISSのベーシスト・ジーン・シモンズご本人だったことだ(笑)

サントラ買っちまったゼ笑)

ザ・マジックアワー

2009年08月22日 05時00分51秒 | コメディ
★★★★☆
三谷幸喜は上手いねぇ。

台詞回しや構成、展開は秀逸ですね。
さすがは三谷幸喜さんです。

役者も豪華。
佐藤浩市, 妻夫木聡, 深津絵里, 綾瀬はるか, 西田敏行。
メインどころだけじゃなく、ちょい役にも凄い人出ているので、そういうのを見つけるのも楽しいです。

三谷作品の特徴は、その既視感なんだけど、その既視感を上手く使いこなしていることが三谷作品の偉大さなわけです。

コメディの教科書みたいな映画ですね。
非常に勉強になりました。

亀は意外と速く泳ぐ

2009年08月22日 04時45分34秒 | コメディ
★★★★★
普通とは何だろう?

三木聡監督・脚本のナンセンスコメディ。
ひょんなことからスパイとなった主人公は、目立たぬ潜伏生活を送るために普通を目指すのだが……。

普通とは何だろう?
そんな哲学を底辺に引きつつ描かれるのはシュールな小ネタのオンパレード。

設定で物語を引っ張り、小ネタで遊ぶ基本構成は勉強になりますね。

それにしても……三木さん、相変わらずくだらないっす(笑)
そんな監督は僕の尊敬する人の一人です。

セレブの種

2009年08月21日 08時16分01秒 | コメディ
★★★★☆

あらすじ

ひょんなことからレズビアンを相手に自らの精子提供ビジネスを始めた男の顛末を描いた風刺コメディ。監督は「25時」のスパイク・リー。ハーバード大学でMBAを取得し、バイオテクノロジー企業で働く有能なビジネスマン、ジャック。しかし、上司の不正を告発したばかりに会社を解雇され、再就職もままならなくなってしまう。そんな時、かつての恋人で現在はレズビアンのファティマから大金と引き替えに子作りの協力を依頼される。生活費のためと引受けたジャックだったが、噂が広まり、優秀な精子を求めてレズビアンたちが彼のもとへと次々とやって来るのだった。


コメント
アメリカの現実。

スパイク・リーらしい社会派のコメディ。

会社をクビになった黒人エリートが生きるために選んだ道は子種をレズビアンに売ることだった……。

アメリカの暗部をコメディタッチだけど、ちゃんと社会派に料理してくるあたりは、さすがはスパイク・リーだと思う。

個人的には「セレブの種」よりも原題「SHE HATE ME!」の方がしっくりくるのだが、日本の配給元がセレブって言葉を使いたかったんだろうな(笑)

テーマでもある「知らないことは罪だ! 知ろうとしないことはもっと罪だ!」という言葉が深く刺さる。

アメリカン・ドリームズ

2009年04月21日 04時56分45秒 | コメディ
★★☆☆☆

あらすじ

「アバウト・ア・ボーイ」のポール・ワイツ監督、ヒュー・グラント主演で贈るブラック・コメディ。アメリカの高視聴率番組“アメリカン・アイドル”を下敷きに、現実のアメリカが抱える諸問題が皮肉いっぱいに描かれる。辛くも再選を果たした合衆国大統領はめずらしく新聞を読んだばかりに、神経衰弱に。見かねた首席補佐官は、人気番組“アメリカン・ドリームズ”に大統領をゲスト審査員として出演させることを思いつく。一方、当の番組では、視聴率が全ての冷徹な司会者マーティンによってかつてない個性的な出場者が集められていたのだが…。


コメント
中途半端なアメリカンドリーム。

アメリカと中東の問題を題材に、有名オーディション番組をオマージュしたコメディ映画。

でも、けっこうシリアスな問題なだけに、ちょっとずつ気を使ったお話になっていて、そういう部分が微妙に弾けきれなかった要因かしら?

おもしろくないわけじゃないけど、中途半端。
とにかくテレビへの批判、政府への批判、テロへの批判……全部が全部中途半端で微妙でした。

残念です。

極道恐怖大劇場 牛頭(DVD鑑賞)

2007年03月25日 18時55分39秒 | コメディ
お勧め度:★★★★☆

製作年度 2003年
製作国・地域 日本
上映時間 129分
監督 三池崇史
脚本 佐藤佐吉
音楽 遠藤浩二
出演もしくは声の出演 曽根英樹 、哀川翔 、吉野きみ佳 、火野正平 、冨田恵子 、曽根晴美 、川地民夫 、木村進 、間寛平 、加藤雅也 、小沢仁志 、遠藤憲一 、小沢和義 、山口祥行 、長門裕之 、石橋蓮司 、丹波哲郎


あらすじ
字廻(あざまわり)組構成員の南は、奇行が目立つ兄貴分・尾崎を名古屋にあるヤクザ処分場へ連れて行くように組長から命じられる。しかし道中、南はうっかり尾崎を殺してしまう。さらに目を離したすきに尾崎の死体が消える。尾崎を探そうと奔走する南だったが、出会う人全てが奇妙で少しずつねじれている世界に取り込まれ、翻弄されていく。南はやむなく泊まった旅館で、頭は牛、体は人間の怪物から封筒を手渡された。そこには消えたはずの尾崎からのメッセージが・・・。

コメント
なんだろう……一言でいうと最高だ!

もうナンセンスの連続。
ナンセンスなのに、ぐぐっと引き込まれるのは、さすが三池崇史だ!

「あれはヤクザをひき殺すために設計された、ヤクザカーだ」
「最近、そう言って断るお客さんが多いんですよ」
「水に入れたら元に戻った」

特に意味は無いけど、大爆笑な台詞の数々。
くだらない、くだらないのにおもしろい。

特に大爆笑は、エンドロールの曲の歌詞だ。

こういう映画がもっと評価されるべきだと思うのだが(笑)
なかなか日本は世知辛いもんだ!