シモーヌ（ＤＶＤ鑑賞）

お勧め度：★★★★★

タイトル：シモーヌ

製作年度 2002年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 117分
監督 アンドリュー・ニコル
製作総指揮 ブラッドリー・クランプ 、マイケル・デ・ルカ 、リン・ハリス
脚本 アンドリュー・ニコル
音楽 カーター・バーウェル 、サミュエル・バーバー
出演もしくは声の出演 アル・パチーノ 、レイチェル・ロバーツ[II] 、ウィノナ・ライダー 、キャサリン・キーナー 、エヴァン・レイチェル・ウッド 、プルイット・テイラー・ヴィンス 、ジェイ・モーア 、ジェイソン・シュワルツマン 、イライアス・コティーズ 、レベッカ・ローミン＝ステイモス 、トニー・クレイン

あらすじ
過去に2度もオスカーにノミネートされた映画監督ヴィクター・タランスキー。だが最近では、手掛けた作品が立て続けに失敗し、彼のかつての栄光は見る影もない。また、再起を賭けた新作でもワガママ女優ニコラに降板され、映画会社の経営者で彼の元妻エレインには解雇を宣告される始末。しかし、そんなタランスキーの前に突然、謎の男ハンクが現われたことで状況は一変。ハンクが開発した女優創造PCソフト“シミュレーション1”を託されたタランスキーは試行錯誤の末、CG女優“シモーヌ”を創り出すと、彼女を使って映画を撮り上げるのだった…。

コメント
非常に面白かった一作。

評価の分かれる作品ではあると思う。
しかし、モノ作りに携わる者にとってみれば、素晴らしく勉強になった作品であった。

一見、わかりやすく浅い映画のようでいて、とてつもなく深い。

実はアル・パチーノ演じるタランスキー監督の成長劇をベースにしているのだが、その裏にハリウッドの体質批判とか虚像としてのスターという存在など、様々なテーマが込められていて面白い。

そもそも偶像であるスターが現実のモノであろうがなかろうが問題ないんじゃないのか？っていう根源まで考えさせられた。

一言で言うと業界人は、見たほうが良い。