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DONNIEDARKO'S BLOG

映画のレビュー、時々、日々の思うことなど…。

デモリションマン

2010年05月13日 05時30分44秒 | SF
★★★★☆

あらすじ
1996年に冷凍刑に処せられた凶悪犯サイモン(ウェズリー・スナイプス)が、2032年のコンピュータ管理社会「サン・アンジェルス」によみがえり、悪逆非道の限りをつくし始める。もはやなすすべのない未来警察は、かつてサイモンを追いつめるあまり市民を巻き添えにした罪で、同じく冷凍刑を食らっていた荒くれ刑事ジョン(シルヴェスター・スタローン)を蘇生させた。かくして世紀を越えた男同士の熾烈な戦いが始まる。

コメント
新旧スターの交差点。

本作は1993年に公開されたシルヴェスター・スタローン主演のアクション映画。
当時、シュワルツェネガーに押されて完全に落ち目のスタローンの起死回生を賭けたSF大作なんですけどね(笑)

本作の見所は、まずそのキャスティングだ。
落ち目だったスタローンを盛り上げるために、当時売出し中(今はトップスターだぜ)のウェズリー・スナイプスや、まだまだ若手のサンドラ・ブロックなんかが出演していて今見ると、やけに豪華に見える。
特にスタローンVSスナイプスなんて、もはや絶対に見れないからね。
まさに新旧アクションスターの交差点。

また、90年代映画の特徴だけど、CGを使いつつも、火薬に頼った特効を堪能できる。
今は見ることの少ないタイプのアクション満載で、こういうのも楽しい。

個人的には脚本、というか科学考証や設定が作りこまれていて好きだ。
2032年の未来世界をどう描くかっていう部分が非常に興味深い。
未来のSEX描写に笑っちまった。

あと楽しんでもらいたいのは、スタローンの自虐ネタ(笑)
シュワルェネガーが大統領になった話を聞いて「よしてくれ・・・」って天を仰ぐシーンや、サンドラブロックが「アクションはジャッキー・チェンで学んだ」って台詞にヤレヤレだぜって顔するくだりは、当時のスタローンを知る者としてはニヤリとできるはず(笑)

日曜洋画劇場でも、最近は放映しなくなったけど、僕的には90年代らしい一級エンターテイメント映画だと思う。

サラマンダー

2010年05月13日 05時27分31秒 | SF
★★★★☆

あらすじ
現代のロンドン。地下鉄延長工事の現場から、太古の巨大竜、サラマンダーが眠りから目を覚ました。彼らは驚異的な速さで増殖し、20年後には人類を絶滅へと追い詰めていた。サラマンダーの目撃者であったクイン(クリスチャン・ベール)は、仲間とともに要塞に隠れるように暮らしていた。そこにアメリカからサラマンダーを倒したことのある男ヴァンザン(マシュー・マコノヒー)と彼が率いる義勇軍がやってくる。空を自在に飛び回り、強烈な炎を吐き、人間を喰らうサラマンダーを相手に、と、生き残ったわずかな人間たちの生死をかけた戦いが始まった。

コメント
最高のB級映画。

120億の巨額の予算で作られた映画だから、これをB級と呼んでしまうのは、語弊があるかもしれないが、この映画はB級なんだと思う(笑)

でも、最高なんだよね。
この映画は何度も見ているけど、何度見てもワクワクが止まらない(笑)

近代兵器がファンタジーの住人である火竜に挑む。
着眼点は、戦国自衛隊に通じるものがある。
このワクワク感の源は同じだと思う。

俳優もマシュー・マコノヒーとクリスチャン・ベイルというマニアックかつ渋い。
何度見ても楽しい映画ってのは、やっぱいい映画だと思うのよね。

この映画つまらねーって言う奴とは友達になれないと思う(笑)

トゥモロー・ワールド

2010年05月11日 04時04分11秒 | SF
★★★☆☆

あらすじ
西暦2027年、人類に子どもが誕生しなくなり、世界は荒れ果てていた。英国のエネルギー省官僚のセオはある武装集団に拉致されるが、リーダーは元妻のジュリアン。彼女は1万ポンドと引き換えに検問を通過できる通行証がほしいと言う。彼女の目的は、ひとりの移民の少女を新しい社会を作る活動をしている「ヒューマン・プロジェクト」に届けること。しかし、そのグループには実態がなく、なおかつ、その少女は重大な秘密を抱えていた。

コメント
子供が生まれなくなった世界。

サイエンスフィクションとしては、なかなか深い映画だと思うんですよ。
ただ、エンターテイメントとして見ると、厳しいというのが正直な感想。

終盤の戦闘が止まるくだりを、カタルシスとして盛り上げられなかったのは、残念だと思う。
あそこが作品の肝なんだけどねぇ。

脚本は複線とか、細かく作ってて、丁寧なつくりなんですよ。
うーむ、嫌いじゃないんだけどさ……それ以上の評価もできないので、この辺かしらね(笑)

フォーガットン

2010年05月11日 04時00分04秒 | SF
★★★☆☆

あらすじ
飛行機事故で息子を亡くしたテリーは、悲しみから逃れられない。そんな彼女を夫や精神科医は見守るが、やがて不思議な現象が起こる。止めてあったはずの車がない。飲んでいたはずのコーヒーがない。そして人は「車はここになかった」「コーヒーを飲んでいなかった」と言うのだ。テリーは記憶を捏造していると。そして大切な家族3人の写真から息子だけが消え、息子を可愛がっていた友人も、夫も「息子などいなかった」と。一体何が起こったのか。

コメント
超展開(笑)

最初は、すげーサスペンスだと思ってぐいぐいのめりこんでいったんですけどね・・・。
途中から「もしや・・・」って思っていた、まさかの展開に。

もうね、後半はカオスな超展開。
都合がわるくなるとドカーンですよ(笑)

逆に面白くて見てしまいました。
そういう見方を楽しめる人には佳作です。

センター・オブ・ジ・アース

2010年05月11日 03時54分05秒 | SF
★★☆☆☆

あらすじ
人類学者のジョナサンは、デニソン夫人から夫の捜索を依頼される。デニソンは、地球の中心へと続く道があるというアラスカの廃鉱を目指し、消息を絶ったというのだが…。

コメント
3D映画は2Dで見るもんじゃない(汗)

ジュール・ベルヌの「地底探検」を現代風にリメイクした作品なんですけどね・・・。
なんだろ、原作のワクワク感が全然なくて残念なデキ。

映画というよりもアトラクションを見ているような感覚になった。
それ以上、特に何もないので、あんまりオススメしない。

ウォッチメン

2010年05月10日 08時17分46秒 | SF
★★★★★

あらすじ
ジョン・F・ケネディ暗殺事件、ベトナム戦争、キューバ危機など、世界で起きた数々の事件を見守ってきたヒーローたち“ウォッチメン”。しかし、かつてウォッチメンだった男の一人が暗殺される事態が発生。殺害現場には、血のついたスマイル・バッジが残されていた。しかも、ウォッチメンたちの殺害はその後も続き……。

コメント
冷戦時代のヒーロー達。

暗い冷戦時代、かつて華々しい活躍をしたヒーロー達は、その活動を法律で禁止されていた。
ある日、一人の元ヒーローが殺される。
その裏には世界を揺るがす巨大な陰謀が潜んでいた。

ダークでクール。
設定はヒーローだなんだって遊んでいるが、テーマは深い。
こういう大人な遊び映画ってのは大好きだ。

映像もかっこいいし、文句なしに★5つ。

コレクターズBOXについている【「黒の船」~海賊船 ブラック・フレイターの物語(ひとり生き残った船長の壮絶サバイバルを描く短編アニメ)】も渋くてよかった。

ファンタスティック・フォー:銀河の危機

2010年04月27日 15時02分15秒 | SF
★★☆☆☆

あらすじ
日本では駿河湾が凍結し、エジプトでは雪が降り、ロサンゼルスでは大停電が起こる怪現象が発生。そんな中、今や全米の有名人となったファンタスティック・フォーのリード(ヨアン・グリフィズ)とスー(ジェシカ・アルバ)は結婚式を挙げることに。しかし、挙式当日、彼らの前に銀色のサーフボードを操る未知の生命体が現れる。

コメント
ご都合主義過ぎ!

宇宙放射線を浴びて超人となった4人組“ファンタスティック・フォー”が、地球のために戦う人気アメリカン・コミックの映画化第2弾。
だけど、なにから何までご都合主義で、見てられないっす。
ほとんど予定調和にしか見えず、わくわくもドキドキもしない。

こうなっちゃうと、アクション映画は一気に駄作にまっしぐら。

今回は、ほんとに見るべきものを見出せなかった。

第9地区

2010年04月26日 02時28分32秒 | SF
★★★★☆

あらすじ
南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に突如現れた巨大な宇宙船。船内の宇宙人たちは船の故障によって弱り果て、難民と化していた。南アフリカ政府は“第9地区”に仮設住宅を作り、彼らを住まわせることにする。28年後、“第9地区”はスラム化していた。超国家機関MNUはエイリアンの強制移住を決定。現場責任者ヴィカスを派遣、彼はエイリアンたちに立ち退きの通達をして回ることになるのだが…。

コメント
傑作です。

人種差別? アパルトヘイト? そんな上っ面なうんちくなんてすっぱり忘れて楽しく見ようぜ。
こいつはバカ映画なんだよ(笑)

猫缶大好きって言った時点で気づけよ、社会派なモノなんて作ろうとしてないって。
ってことで最高のB級映画だよね。
ラストのパワードスーツ無双だけでも見る価値あったよ。

まぁ、一つくらい難癖つけるとすれば……ナイジェリア人は怒っていいと思う(笑)

アバター

2010年04月26日 02時23分11秒 | SF
★★★★★

あらすじ
元海兵隊員のジェイクは、遥か彼方の衛星パンドラで実行される“アバター・プログラム”への参加を要請された。パンドラの住人と人間の遺伝子から造られた肉体に意識を送り込むことで、息をのむほどに美しいその星に入り込むことができるのだ。そこで様ざまな発見と思いがけない愛を経験した彼は、やがて一つの文明を救うための戦いに身を投じていく…。

コメント
劇場鑑賞時代の幕開け。

高画質なDVDやBDとハイビジョンテレビの発達は劇場映画から人を遠ざけたと思うのよね。
レンタルでいいんじゃねって感じで。

でも、この映画は劇場で見なくてはならない。
だからこそ、この映画はすばらしい。

映画産業に革命をもたらしたと言っても過言じゃないでしょ。
アカデミー賞は取れなくても、この作品の功績と偉大さが損なわれることは無い。

内容? そこ重要ですか?(笑)

ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]

2010年01月13日 02時27分48秒 | SF
★★★☆☆

あらすじ
天才発明家であり宇宙飛行士であり、科学者でもあるリードは、人間の進化に多大な影響を与えたと考えられる宇宙嵐が地球に接近していることを突き止める。宇宙へ飛び、宇宙嵐の中心に迫れば、人間の遺伝子情報の秘密を突き止めて人類に貢献できるとして、彼は大学時代のライバルで、億万長者の実業家であるビクターに相談する。ビクターはそんなリードの研究を自分の功績にできるチャンスだと企み、リードの研究と実験に協力する。参加メンバーは、リードの元恋人のスー、彼女の弟のパイロットであるジョニー、リードの大学の同級生ベン、それにビクターとリードの5人だ。5人は宇宙ステーションへと飛び立つが、宇宙放射線の荒れ狂う雲の中に巻き込まれ、全員がその放射線を浴びてしまう! 宇宙放射線によりDNAが変化した5人は、自分の体に現れた特別な能力を意識する。リードは体がゴムのように伸縮自在になり、スーは自身や物体を透明化し、強力なバリアを発生させ、ジョニーは自らを発火させ、空を飛ぶ能力を得て、ベンは皮膚が岩のように固くなり、怪力男と変身する。4人はそんな特別な能力にとまどいながらも、たまたま遭遇した事故でその能力を使って人々を救い出し、彼らのパワーは世間から注目されることとなる。そして、いつしか"ファンタスティック・フォー"と呼ばれるようになっていた。一方、やはり宇宙放射線を浴びていたビクターは、多大な投資をした実験が失敗に終わり、投資家から返済を迫られる。また最愛のスーが再びリードと仲を深めていくのを見て、深い怒りと絶望感に襲われる。その怒りにより、ビクターに邪悪で強力なパワーが与えられ、恐るべき存在へと変身する。因縁によって結ばれた4人と1人が、善と悪に立場を分かち、今ここにスーパーバトルが始まった!


コメント
楽しめばいいじゃん、だってマーベルだもの。

宇宙線の実験の最中、未知の宇宙線を浴びてしまった4人はスーパーパワーが・・・。
もう設定からして、マーベルだもの(笑)

全然、楽しく見れましたよ。

主人公がゴム人間ってのが冴えない感じで、それもまたいいね。
海賊ルフィみたいな、必殺技が無いのが残念だけどね(笑)

物語上での感情線など徹底的に無駄を排除したエンターテイメントな作りで、非情にわかりやすかった。

こういう作品は、それが一番、難しいし重要なことだと思う。