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DONNIEDARKO'S BLOG

映画のレビュー、時々、日々の思うことなど…。

サンシャイン2057

2009年08月23日 10時56分05秒 | SF
★★★☆☆

あらすじ

「28日後...」のダニー・ボイル監督が宇宙空間を舞台に描く異色SFサスペンス・アドベンチャー。主演は「28日後...」のキリアン・マーフィ、共演に真田広之。50年後の未来。地球上の全ての生命の源である太陽の活動が終焉を迎えようとしていた。人類に残された最後の望みは、太陽を再生させるための核爆弾を積んだ宇宙船“イカロス2号”。そこには船長のカネダをはじめ、男女8人のエキスパートが乗り込み、命がけのミッションに挑もうとしていた。やがて一行は、7年前に同じミッションに向かったまま消息を絶ったイカロス1号の救難信号を受信するが…。


コメント
ダニー・ボイルのポエムなSF。

スラムドック・ミリオネアでアカデミー賞を獲得した監督ですが、本作はというと割と評判も売れ行きも中途半端です。
ですが、ダニー・ボイル好きとしては見ておかないとね。

なんか70年代のSFを彷彿させるゆったりとしたスケール感が嫌いじゃない。

でも序盤のたるさから打って変わって、中盤から一気にスピードアップして盛り上がる。
展開の強引さとかは、もういいのよ。
ダニー・ボイルなんだから(笑)

でも、相変わらずホラーだろうとSFだろうと、どこかポエトリーな作品に仕上げてくるダニー・ボイル監督が大好きです。

アイ・アム・レジェンド

2009年08月23日 01時50分43秒 | SF
★★★☆☆

あらすじ

リチャード・マシスンの古典的傑作『地球最後の男』をウィル・スミス主演で映画化したSFアクション。監督は「コンスタンティン」のフランシス・ローレンス。2012年、ニューヨーク。科学者のロバート・ネビルは3年前に起こった地球規模の災厄をくぐり抜け、この街で、おそらくは全世界で、ただひとり生き残った男。彼は、愛犬サムと無人の店舗で食料品や日用品を調達し、セントラルパークに畑を作って生き延びる日々。そして、自分以外の生存者を探して、毎日無線で呼びかけるものの、未だ生存者を見つけ出すことが出来ずにいた。それでも、人類を絶滅させた原因を取り除き、再生の道を探るため、たったひとりで奔走するロバートだったが…。


コメント
愛犬家としては・・・。

普通に楽しめた映画ですよ。
ウィル・スミスが一人しかいない時間が長いのに、飽きさせずに見せる演出・構成共によくできております。
問題は愛犬サムの扱いだよね(笑)

愛犬家の僕としては、その一点のみでテンションが落ちちゃった(汗)

いい映画なんですけどね・・・。
すいません、愛犬家なもんで(笑)


惑星大戦争

2009年08月22日 04時15分25秒 | SF
昭和が生んだ迷作。

すごいっす!
スターウォーズが公開された1977年に東宝がこの世に送り出した映画です。
いやはやものすごい破壊力。

そもそも公開された1977年ってのは、アメリカで『未知との遭遇』と『スター・ウォーズ』が相次いで公開され、日本でも『宇宙戦艦ヤマト 劇場版』が公開。まさに空前のSFブーム。
そんな中、翌年夏の『スター・ウォーズ』の日本公開を控えて東映も1978年春に『宇宙からのメッセージ』を公開しようとしている中、正月映画として1977年12月に東宝が急遽製作したのが、本作なのである。

映像特典で語られている話によれば正月映画として年末から公開の予定でありながら脚本が仕上がったのが、10月に入ってからだったということで……クランクインが公開の2ヶ月前というありえない製作期間だったらしい。

もう話とかどーでもいいんですよ(笑)

ドリルに燃え、浅野ゆう子のボンテージに萌えろ!
これ以外に見るところが無い映画だと言えるが、それ以外に何かみたいのか?(笑)

トランスフォーマー

2009年08月21日 08時48分10秒 | SF
★★★☆☆

あらすじ

スピルバーグとマイケル・ベイの2大ヒットメーカーが放つSFアクション。1980年代に人気を博した日米合作のアニメを実写化。人類が、あらゆるテクノロジー機器に姿を変え“トランスフォーム”(変身)する金属生命体の脅威に晒されるさまを、最新技術を駆使して描く。ある日、中東カタールの米軍基地に未確認ヘリコプターが着陸、突然ロボット型へと変形し無差別に攻撃し始める。また、飛行中の米国大統領専用機エアフォースワン内では何者かが侵入し、機密情報が驚異的なスピードでハッキングされる事態に。そんな中、高校生のサムは父親から車を買ってもらう。その車は、一見ボロボロのスポーツカーだったが…。


コメント
カッコイイぞ!

僕が高校生くらいだったろうか、トランスフォーマーブームってのは?
結構、好きだったんだよね。

その世代から見ると、もうね……変形シーンだけでご飯三杯いけちゃうくらいカッコイイね!

そんなアホなバトル映画にしちゃえばいいのに、キチンと仲間とは?友情とは?みたいなテーマを薄くとも入れ込んでくる感じは、ハリウッドの優秀さだよね。

そこを捨てたら映画を作る意味が無いっていう根本を理解しているということだと思う。

そういうことも含めて勉強になる映画ではあるだけど、そんなことはどうでもいいから映像を楽しんでもらいたい。

スターシップ・トゥルーパーズ3

2009年08月21日 08時24分30秒 | SF
★★☆☆☆

あらすじ

人気SFアクション・シリーズの第3弾。今回は1作目のヒーロー、キャスパー・ヴァン・ディーン扮するジョニー・リコが大佐となってカムバック、バグズとの壮絶な戦いを繰り広げる。これまでシリーズの脚本を担当してきたエド・ニューマイヤーが、本作で監督デビューを果たした。対バグズ戦争は長期化、泥沼化の一途を辿り、反戦の気運も高まりをみせるが、連邦政府は反戦思想家の逮捕、そして公開処刑で対抗、反動の芽を摘んでいく。そんな中、ジョニー・リコ大佐が指揮を執る植民惑星ロク・サンを、連邦軍総司令官オマー・アノーキが視察に訪れる。ところがその最中、バグズの群れが防御壁を突破、基地内に猛攻撃を仕掛けてくる。


コメント
アンチテーゼというメッセージ。

スターシップ・トゥルーパーズも第三弾。
こんなアホ映画、よくシリーズ化したもんだと思うけど、僕は好きなので付き合ってしまいましたよ(笑)

2よりは面白いけど1には遠く及ばずっていうのが正直なところです。

今回のテーマは信仰と戦争。
なんとなくキリスト教とイスラム教あたりをイメージさせます。

てっきり信仰と戦争は関係ないぜってオチになるのかと思いきや、ぶっちぎりでキリスト教万歳ってなります(笑)

でも、この映画自体がプロパガンダの気持ち悪さを、それを全肯定することでアンチテーゼとして表現しているのですから、上記のテーマもアンチテーゼとして逆のメッセージを込めているだよね。

とはいえ、そんなめんどくさいことはどうでもいいくらいアホ映画です。
まぁ、アホを楽しめる人にはお勧めのシリーズです(笑)

AVP2 エイリアンズVS.プレデター

2009年04月21日 04時44分50秒 | SF
★☆☆☆☆

あらすじ

進化した究極の2大モンスターが最凶バトルを繰り広げるSFホラー・アクションの続編。アメリカの片田舎を舞台に、エイリアンとプレデターの新たな戦いが幕を開ける。南極での死闘を終えたプレデターの宇宙船では、一体のプレデターからチェストバスター(エイリアンの幼体)が誕生し、両者の能力を併せ持つ“ プレデリアン”へと成長、プレデターたちを次々に惨殺していく。そしてコントロール不能となった宇宙船はコロラドの森へ墜落。一方、船の異変を知ったプレデター側も、エイリアンの駆逐を生業とするニュー・プレデター“ザ・クリーナー”が地球へと乗り込んでくる。


コメント
真っ暗闇の中で……。

お祭り映画、AVPの続編AVP2をようやく拝見しました。
正直、前作の方が圧倒的に面白かった。

誰にも感情移入できないまま目線をころころと変えながら物語が展開。

しかも戦いは夜。
室内の暗闇の中でくんずほぐれつの大バトルが繰り広げられるのだが、何が起こっているのかほとんどわからない(汗)

戦いも物語りも暗中模索のまま、暗闇に飲まれちゃった不運の作品。
けっこうな予算をかけてこの程度とは、情けない(涙)

スーパーマン リターンズ

2009年04月21日 04時42分57秒 | SF
★★☆☆☆

あらすじ

アメコミヒーローの原点“スーパーマン”がスタッフ、キャストを一新してついに復活。前シリーズの2作目「スーパーマン II/冒険篇」の後を引き継ぎ、5年ぶりに地球に戻ってきたスーパーマンの獅子奮迅の活躍を、最新の映像技術を駆使して壮大なスケールで描き出す。主演はハリウッドの新星ブランドン・ラウス、監督は「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー。クリプトン星の3悪人との戦いに勝利したクラーク・ケントことスーパーマンだったが、その後彼は謎の失踪を遂げる。スーパーマンが不在となった地球では犯罪が急増、加えてレックス・ルーサーも仮釈放が認められ出所してしまう…。


コメント
還って来たけど、居場所なし。

スーパーヒーロー、スーパーマンが還って来た。
5年ぶりに地球に戻ったスーパーマンは、記者クラーク・ケントとして元の職場で働き始めるが、愛する同僚のロイスは婚約中で、4歳の息子もいた。

すでに彼の居場所なんて無いってところから物語が始まるんだけど、正直構成が悪いと思う。
バランスが悪すぎて、たるい。
そもそも、こんな娯楽作品を2時間30分も見せる精神がわからないよ(笑)
「スーパーマンが帰ってきた!」までに40分。
普通に考えたら長くても20分じゃね!?

映画としても110分くらいが適正だと思う。
無駄なシーンと段取りが多すぎて、だるい上にカタルシスが無いまま終わりやがった。

そんな中、評価するポイントがあるとするとケビン・スペイシーの熱演くらい。

それ以外は、まったくの失敗作だと思う。
もはや、スーパーマンという作品が戻る場所はハリウッドに無かったのかもしれない。

宇宙戦争

2008年10月21日 23時28分29秒 | SF
お勧め度:★★★☆☆

タイトル: 宇宙戦争 (2005年度製作版)
製作: 2005年 米
監督: スティーブン・スピルバーグ
出演: トム・クルーズ / ダコタ・ファニング / ティム・ロビンス / ミランダ・オットー / ジャスティン・チャットウィン


あらすじ
アメリカ東部。クレーン作業員のレイは、ニュージャージーのとある街で、ごく平凡な毎日を送っていた。ある日、レイは離婚した妻に引き取られている子供たちと面会するが、そのとき激しい落雷が発生する。それと共に地中から三本足の巨大なマシントライポッドが出現し、想像を絶する巨大な力で住民の虐殺と街の破壊を開始した。レイは子供たちを連れて必死に逃げ惑うが、世界各地に出現したトライポッドの前に、人々は成す術もなく倒れていき…。

コメント
見たいものと描きたいもの

ウエルズの古典SFを最新VFXで再現したスペクタクルパニックムービー。

ほんとにビックリするくらい原作通りだ。
原作で描きたかったのは、地球滅亡直面した人類の愚かしいパニックだった。
本作は、その上に家族の絆ってのをベースにして、娘を守るために必死に逃げる父の姿を描いている。
そういう意味では、この映画は星4つくらいあげてもいいくらい、描きたいものを描いている。

が、しかしだ!

みんなが見たいのは、すんげースペクタクルなんだよね(笑)
2006年作品なんだから、人間と宇宙人との戦いで燃えたいっていうのが正直なところ。
このみんなが「見たいもの」に関しては、非常に中途半端なので、批判も多いんだと思う。

まぁ、そっちが見たい人は同原作をパクッタ「インディペンデンスデイ」でも見とけばいいとは思うが(笑)

ということで、古典原作をそのままに描いたら、今の時代に合わず、みんなにぶーぶー言われてしまったという悲劇の作品である。

個人的には嫌いじゃない。
なんといってもメカデザインが伝説巨人イデオンに出てきたバッフ・クランの重機動メカそのもので非常に素敵だ(笑)

ウルトラヴァイオレット(DVD鑑賞)

2007年01月08日 23時48分46秒 | SF
お勧め度:★★★☆☆

製作年度 2006年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 87分
監督 カート・ウィマー
製作総指揮 スー・ジェット 、チャールズ・ワン 、トニー・マーク
原作 -
脚本 カート・ウィマー
音楽 クラウス・バデルト
出演もしくは声の出演 ミラ・ジョヴォヴィッチ 、キャメロン・ブライト 、ニック・チンランド 、ウィリアム・フィクトナー

あらすじ
人間の政府によるファージの抹殺運動激化に伴い、ファージの夫を政府に殺された過去を持つヴァイオレット(ミラ・ジョヴォヴィッチ)。今やファージの地下組織の中でも最強の女戦士と化した彼女は、政府が開発した最終兵器を奪うべく政府のビルに乗り込む。しかし、その最終兵器とは9歳の人間の少年(キャメロン・ブライト)で……。

コメント
ミラは美しい!

「リベリオン」のカート・ウィマー監督作品ということで、楽しみにして見ました。
先に褒めておくと、この監督はアクションセンスがいい。
リベリオンの【ガン=カタ】が大好きだった人は本作を見てもニヤリとさせられるはずだ。
またSF的なアイデアなんかも、うならされた。
カート・ウィマーはいい! 僕は大好きだ!

で、問題はお話だ!
カート・ウィマー監督の脚本は、あいかわらずダメだねぇ……。
リベリオンでも脚本がダメだったけど、本作は輪にかけて酷くなっている(苦笑)
盛り上がりは最初の20分くらいなもんで、中盤かダレダレのまま、カタルシスも無いまま、終わってしまった。
うーむ……カート・ウィマーは大好きだが、シナリオは他の人に任せたほうがいい!

とはいえ、本作の見所はミラ・ジョヴォヴィッチの美しさだ!
ホント、キレイな人っていいねぇ……存在それだけで価値があるんだから……。

アクション★5 シナリオ★1 間をとって★3つ!

「NOTHING ナッシング」(劇場鑑賞)

2005年09月18日 22時04分14秒 | SF
お勧め度:?????(人による)

タイトル:NOTHING ナッシング

ジャンル:ミステリアス
製作年:2003年
製作国:カナダ
配給:クロックワークス

監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
製作:スティーブ・ホーバン
脚本:ザ・ドリューズ
撮影:デレク・ロジャース
衣装:アレックス・カバナー
音楽:マイケル・アンドリュース

出演:デビッド・ヒューレット
:アンドリュー・ミラー
:ボビー
:マリー=ジョゼ・クローズ
:アンドリュー・ロワリー
:ゴードン・ピンセット

あらすじ
舞台はカナダのトロント。ここで一軒の家にふたりで暮らすデイブとアンドリュー。幼い頃からの親友で、10年以上もここで暮らし続けるふたりはちょっと人間的な問題を抱えている。デイブはあまりにも自己中心的、アンドリューは引きこもり。それでもふたりの生活は外で働き、買い物などをするデイブ、家で働き、家事などをこなすアンドリューという形でうまくまわっていたが、そんな日々も終わりを告げる。デイブが彼女と同棲を始めるというのだ。デイブは家を出て、アンドリューはこれから先の日々に不安を憶え続ける。でも、それも一瞬で終わる。彼女のいいダシにされていたデイブは彼女と仕事を失い、元の住処へと戻ってくる。これからやり直しの生活と思っていたら、とんでもない状況が巻き起こる。高速道路建設のために、数時間後に彼らの家は強制撤去、取り壊しされることになったのだ。しかもアンドリューには幼女暴行の疑いで警察までやって来た。警察と役所の職員、機材などに取り囲まれた家。その中で彼らは「放っといてくれ!」と叫ぶとあたりの騒音は消える。そこは彼らと彼らの家だけしかないまぶしいほどに真っ白な世界だった。

コメント
一言で言うと、ドラえもんの「独裁スイッチ」みたいなお話です。
先に言っておきますが「アホ映画です」でも僕は大好きです!

さて『CUBE』で奇才ぶりを発揮したヴィンチェンゾ・ナタリ監督が、またまたやってくれました! とてつもなく変な映画です。
ある意味でヴィンチェンゾ・ナタリ監督の独壇場というべき作品でしょう。

主演は『CUBE』で絶妙の芝居を見せた、デビッド・ヒューレットとアンドリュー・ミラーの二人。
といっても、この映画、この二人以外、ほとんど出てきません。
あと出てくるのはカメさんのボビーくらいです。

さて、この映画を評価しようと思ったんだが、どうもしっくりとこない。
なんと言うべきなんだろうか……面白いとか面白くないとか、そういう次元では評価できない不思議な作品なんです。
とにかく見終わって思ったのは「アホ映画だなぁ~」と「良い意味で監督はキ○ガイだな!」ってことくらい。

心温まるわけでもなし、ハラハラドキドキするわけでもなし、かといって退屈だったかというと、上映時間があっという間に感じるほどの見事なつくりだったと言えるし……とにかく、見た人が判断する他無い。
「ぜんっぜんダメ!」って人も多いと思うし「大絶賛!」って人もいると思う。
ひとつ言えるのは初めてのデートでは行かない方がいい、きっと感想がかみ合わないから(笑)

内容に関しては、誰もが一度は思い念じたことではないだろうか?「何もかも消えてなくなっちまえ!」これが実際に起きたら? そっから先まではあんまり考えてもみなかったけど、その先がこの映画に詰まっています。

難解でクセのある映画が好きな人は見るべきでしょうが「タイタニック大好き~」みたいな人はやめておいたほうがいい(笑)

最後に、この作品はラストにワンシーンだけおまけがありますので、スタッフロールが流れたからって席を立たないこと!
つーか、日ごろスタッフロールが流れた瞬間に席を立つ人にはこの作品はお勧めできないのかもしれない……