ドドンパ和也&ラッキーの湘南花鳥風月 

ドドンパ和也が、湘南逗子での四季折々の日々の出来事を徒然なるままに書き綴るページ

461, シアトルの悪戯小僧

2007-01-09 15:05:20 | Weblog
(写真は、右がトーマスで左がセバスチャン。5年ほど前に、トーマスが初めて、当時都内だった我が家に居候をしに来た時に、セバスチャンまでも来日した時の東京での写真である。本当に仲の良い2人である。)

今日も、取り立てて話題も無いので、又、トーマスから聞いた話を1つ。

トーマスは、ベルギーのブリュッセルで生まれたが、
彼が2歳の時に、トーマスの家族は、アメリカに移住した。
そして、10年前には、アメリカに帰化して、
国籍をベルギーからアメリカに変えた。

なのに、今でもトムは、ベルギーとアメリカの両方のパスポートを持っている。
この辺の事情が、僕には良く解らないが・・・・・。

2歳から、テキサスで暮らしたトムだが、その後、進学や仕事の関係で、
ヒューストン→アイオワ→シカゴ→ミネソタ→北京→東京(当時の我が家)
→フランスのリヨン→北京→ボストンと、めまぐるしく
引越しを続けていて、トーマス自身、自分は nomad(遊牧民)だと言っている。

1つの街に一番長く住んた年数でも、北京での4年間が最長だそうである。

なんでも、1つの街にずっと住むと、飽きてしまうとトムは言う。

そんな流浪の民のトムだからかどうかはわからないが、
一昨年のトムの結婚式に世界中から集まった、トムの友人も、
トムのような一所に定住しない友人が多かった。

スイス生まれで現在LA在住のイタリア系アメリカ人のジャック。
シカゴ生まれの中国系アメリカ人で現在は北京在住のアンディー。
韓国生まれだが京都で茶道の修行をした韓国人のミン・ジョン。
フランス人だが、日本在住のエマニエル。
アーストラリア生まれだが、北京でトムの上司だったピーター。

そして、トムの一番の親友である、旧東ドイツ生まれのドイツ人で
現在、シアトル在住のセバスチャン。

前置きが長くなったが、今日の話は、そのセバスチャンとトムが、
シアトルでしでかした、なんとも馬鹿馬鹿しい悪戯の話である。

シアトルのセバスチャンを訪ねたトムは、2人で、高級そうなスーツに身を包み、
いかにもスーパーセレブのような立ち振る舞いで、携帯電話も複数持ち、
シアトルの超高級車専門の販売ディーラーを訪れた。

そして、偽セレブを演出する為に、携帯電話でありもしない、
驚くような金額の商談を、トムは、フランス語や中国語で、
セバスチャンはドイツ語で、している芝居をして、
その車屋のスタッフに、自分達が金持ちであるかのように
信じ込ませたそうである。

フェラーリやロールスロイスを販売しているような車屋では、
冷やかしの客の相手はしないので、そうやって信じこませる必要があったそうだ。

そして、上等な背広に複数の携帯電話で、何ヶ国語も操り、
電話の相手と高額の商談をする(勿論、芝居だが)2人を、
車屋のスタッフは本物の若きセレヴだと、信じたようで、
2人の計画はまんまと成功し、2人は、その車屋の超高級車を
試乗すると言って、車屋から借り、シアトルの街を
ゴージャスな超高級車でドライブを楽しんだそうである。

う~ん。なかなか面白いし、罪の無い悪戯だが、その当時
彼等2人が20代半ばだった事を考えると、何ともやることが子供っぽい。

しかし、こういう馬鹿馬鹿しい悪戯を、用意周到に本気でやる彼等の
冗談のセンスは、僕は大好きである。

悪戯や冗談だからこそ、本気でやるべきだと僕は思っている。

良く学園祭の催し物とかで、ウケようと思って、東急ハンズで売っている
安っぽい変装グッズを着けて、中途半端な格好をしている連中を見かけるが、
そういう思い切りの無さが、僕は非常に嫌いである。

どうせやるなら、全身金粉とか、オシリの穴に竹筒を突っ込んで、
鉄腕アトムのオシリマシンガン!とかやるくらいでないと嫌なのである。

だが、僕のこの極端な発想は時に、おおきくはずす場合もある。

昨年のハロウインパーティーでは、僕は真っ赤な全身タイツの
オシリの部分を丸く切り取って、オシリが半分見えるようにした。

そして、パーティー客の前に登場して、一言。

「夏の甲子園を湧かせたのは、ハンカチ王子だけど、
 今夜の僕は、半ケツオヤジ~!」

と、一発出落ち勝負をかけたが、見事にスイングアウトの三振であった。

芸の道は険し、である。

何のこっちゃ!

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