ドドンパ和也&ラッキーの湘南花鳥風月 

ドドンパ和也が、湘南逗子での四季折々の日々の出来事を徒然なるままに書き綴るページ

353, トーマスからの返事

2006-08-31 17:31:11 | Weblog
昨夜、遅くにサンフランシシコのトーマスにメールを送ったのに、
今朝の5時半にはもう、トーマスからRESが届いた。

まあ、日本とサンフランシシコじゃ、半日くらい時差があるから
驚く事は無いけど、トーマスは旅先でも、マメにメールを
チェックしているんだなあ・・・と感心した。

そういえば、トムのメールには、この夏は、彼は、
Google で働いているって書いてあったなあ・・・・・・

トムは、今はまだ、MITの大学院生なので、正式就職では無いにせよ、
学生の身分で、Google で働くなんて、コンピューターに強いんだなあ、
と又、感心した。  あっ!僕が、PCに弱すぎるだけか?!

トムのメールには、僕が、大腸癌の手術をしたんだったら、
過度の飲酒は控えて、ヨーグルトとミルクを食べるべきだとも
僕の体を心配してくれて、アドバイスが書いてあった。

実は、僕は子供の頃から、ヨーグルトが嫌いで、
この年まで、ほとんどヨーグルトと言うものを食べた事が無かったのだが、
退院する時に、主治医から、

「ビフィズス菌入りのヨーグルトは、優れた整腸作用があるので、
 なるべく毎日食べるように。」

と指示されたので、退院以来、1日も欠かす事無く、
ヨーグルトを食べているのである。

だから、トーマス心配しないで。

しかし、飲酒を控えるのは、聞けない相談である。(う~ん。反省の無い僕・・・)

そして、軽い冗談で、

「健康の為に逗子海岸でスローなタイ式ダンスをしてみては・・・」

とあったが、それを読んで、トムが逗子の我が家で居た頃、
毎日、逗子海岸で彼の趣味である、太極拳をやって
逗子海岸のを散歩する人の好奇の視線を集めていた事を思い出して
ちょっと思い出し笑いをしてしまった。

僕が昨夜、トムに送ったメールの最後の署名の部分に、

Kazuya’’The space shuttle of a crotch ’’Aya
        (股間のスペースシャトル)

と、軽い下ネタを書いて送ったら、
今朝届いたトムからのメールの同じ部分には、

Tom "Battleship Yamato with large ICBM missles" Duterme
   (大きな大陸弾道弾ミサイルを搭載した戦艦大和)

と、自分のアソコをミサイルに見立てた
アンサー下ネタジョークがしたためられていたが、
僕も僕なら、トムもトムである。

2人とも、下ネタの切れが今ひとつである。

p、s、

僕の、とある友人は、尿の切れ味が今ひとつで、残尿感がある。




352, サンフランシスコからの便り

2006-08-30 22:24:51 | Weblog
ハワイに遊びに行っていたトーマスからメールが届いた。

僕も大腸癌になっていなかったら、参加していたであろう、
ハワイのバカンスから、トーマスはアメリカ本土に帰ったようだ。

ハワイは大層楽しかったそうで、トーマスからのメールには、
ヘリコプターでマウナケア火山の4200mもある山頂まで行って、
溶岩を見物したと楽しげに書いてあった。

そして、今日はもう、ハワイからアメリカ本土の
サンフランシスコまで帰って来ており、
明日、現在、彼が住んでいるボストンまで帰ると書かれていた。

おそらくハワイに一緒に行ったであろう、イタリー系アメリカ人の
ジャックのサンフランシスコの家にでも寄っているいのだろう。

楽しげなハワイバカンスレポートにも、ちゃんと、

「和也が居なくて寂しかったよ。」

と、気を使って1文を入れていてくれた。

その気遣いが嬉しかった。

そして、又、トーマスと彼の日本人妻のTさんは、
僕のこのブログを読んでいて、僕が病気から回復して
仕事に戻った事を喜んでくれていた。

こうなると、英文を書くのは面倒臭いとか言ってないで、
僕も、トーマスのメールに英文で返信を書かないとね。

んっ?

トーマスのメールには、トーマスと日本人である彼の奥さんは
僕のこのメールを読んでいると書いてあった・・・・・・
と言う事は、トーマスが英和辞書片手に僕の、
この日本文のブログを読んでいるとはまず考えられず、
当然、奥さんに英訳してもらっているはずである。

それなら、わざわざ僕がトーマスに英文でメールを送らなくても、
ここで、日本語で書いておけば、トーマスの奥さんが、
トーマスに英訳して伝えてくれるはずだ。

こりゃあ、楽だ。では、早速・・・・・・・


親愛なるトーマスへ

ハワイは楽しかったようですね・・・・・・・・・・

って、こういうズボラは、いかん!いかん!

じゃあ、今夜は、僕の中学生並みの英語力を駆使して
トーマスにお便りでも書くかな。

まだ8月である事が信じられないくらい涼しく、
我が家の庭では秋の虫が鳴いていて、
便りをしたためるに、似つかわしい秋のような夜である。

ここで一句。

遠き友 忍んで見上げる 秋の月

嗚呼!花鳥風月、風流かな。


351, 夏の終わり

2006-08-28 23:46:37 | Weblog
先週末は、夏休み中最後の週末だったせいか、
行く夏を惜しむかのように、結構な人数の海水浴客が
逗子海岸に訪れた。

そして、今日の夜は、まるで秋のような涼しさである。

我が家の庭ではすっかり秋の虫が鳴いている。

逗子の道端でも、セミの死骸を多く見かけるようになった。

暑さが和らいでうれしいような、寂しいような・・・・・

夏の終わりを感じる今夜である。

ちょっとシンミリ・・・・・

350, 水死体!?

2006-08-27 11:24:39 | Weblog
数日前の事である。

その日も、僕は毎朝の日課である、逗子海岸の散歩をしていた。

我が家は逗子海岸の西端にあるので、いつもは、
海岸に出ると、逗子海岸の東端に向かって歩き、
一番東端に流れている田越川まで辿り付くと、
折り返し戻ってくるようにしている。

我が家の家の前の砂浜からでは、逗子海岸の西側に突き出した
岬が邪魔して、江ノ島や富士山が見えないが、
逗子海岸の真ん中あたりまで行くと、その両者は勿論、
天気が良いと伊豆半島の先端まで見渡せるからである。

散歩コースに眺望は重要である。

しかし、その日は、いつもとは反対に海岸の西端に向かって歩いてみた。

すると、浅瀬になにやら浮かんでいる。

近づいてみた僕は、ギョッ!っとした!!

す、水死体!?

1mほどの大きさだったので、大人では無い事はすぐにわかったが、
頭も四肢もある体をうつ伏せにして、浅瀬の波に漂っていた。

その体は、白くふやけていた。

水死体は、死後時間が経つと、白くふやけると言うが、
そては、まさにこういう状態をさすのかなあと思った。

しかし、その時海岸に居た複数の人が、
その水死体を見ているにも関わらず、
別に騒ぎ立てもしていないのが、不思議だったので、
もっとその水死体に近づいて良く見てみると、
確かに水死体ではあったのだが、人間の水死体では無く、
ウミガメの水死体であった。

そのウミガメは、水族館で見るウミガメとは違って、
もう、おそらく腐乱し始めていたであろう体が、
白くふやけており、無残な姿を晒していた。

しかし、逗子海岸に流れ着いたと言う事は、
逗子近くの海を泳いでいたと言う事であるから、
先日の天然逗子水族館と言い、
逗子の海の自然の豊かさに改めて感心して、
そのウミガメの遺体に手を合わせて、冥福を祈った。

何年か前に、逗子の沖合い4kmの海中に、
さんご礁が発見されて話題になった。

この逗子沖のさんご礁は、日本で最北端のさんご礁との事。

それから、この逗子沖のさんご礁は、
スキューバダイビングの人気スポットになった。

又、逗子沖では、時々イルカが見られるそうだが、
僕はまだ見た事が無い。

じゃあ、次の目標はイルカだな。

しかし、僕が逗子沖にいる時は、当然、乗り合いの釣り船か、
自分のボートで釣りをしている時になるが、
そこにイルカが居る場合には、魚はイルカに食べられてしまう事を恐れて、
その場所から居なくなってしまい、釣りにならないので、複雑である。

逗子の自然不思議発見は、まだまだありそうである。



347, 逗子天然水族館

2006-08-25 00:00:53 | Weblog
僕は、逗子に住みだしてから、毎朝、逗子海岸を散歩するのが
習慣になっているのだが、数日前には、散歩ついでに、
逗子海岸の東端を流れる田越川の堤防を歩いて見た。

低い堤防の東側は田越川の河口で、西側は逗子海岸の東端になる。

その日は、非常に水が澄んでいた上に、干潮時間で、
田越川の河口も海も水深が非常に浅かったので、水底まで良く見えた。

そんな水の中を見ながら堤防の上を散歩していると、
25cmくらいのボラの群れが泳いでいたが、これは見慣れた光景。

次に見えた魚は、なんと、シロギスであった。

別にシロギスなんて、魚屋でも売っているし、釣りでも簡単に釣れる
ありふれた魚であるが、海底近くに棲む魚なので、
自然の状態でシロギスが泳いでいるのを見るのはまず不可能で、
僕も、この時が生まれて初めてだった。

う~ん。今日は得したなあ・・・なんて思いながら
更に堤防を歩いていると、水中の岩場に居るわ居わは、小魚の群れ。

すべて、幼魚であるが、クロダイ、メジナ、アイナメ、フグ、
そして、縦のストライプは綺麗なイシダイの子供まで。

更には、水族館でしか見たことが無いような、
熱帯魚のような魚まで岩場をウロチョロしている。

逗子の海には、夏場、南方から黒潮に乗って熱帯魚がやって来て、
夏はいいが、冬を越せなくて死んでしまうという話を聞いた事があるが、
この派手な色の魚も、その部類であろうか?

時々は、30cmほどのクロダイの成魚も見かける。
こんな、浅い所にも居るんだなあ・・・・と感心した。

先日、三浦半島の南端の三崎に行った時に、三崎港の船を海に降ろす
コンクリートのスロープの僅か水深30cm程の所に、
手のひら大のメジナが群れているのを見て、
さすが三崎、逗子より魚影が濃いなあ・・・と関心したが、
どうしてどうして逗子の海も、なかなかの魚の賑わいである。

朝の散歩がてら見られる、逗子天然水族館は、
色んな魚の子供達で賑わっており、逗子湾の魚のゆりかごのようである。

p、s、

数十年前までは、我が家の近所の逗子の披露山の麓の海岸沿いに、
本物の「逗子水族館」が、あったそうである。



346, 消え行く湘南の砂浜

2006-08-24 02:04:57 | Weblog
今週号の雑誌SPA!に、「日本各地で砂浜が消滅している!!」
と言う記事が掲載されていた。

僕の住む、湘南の砂浜は特にひどいらしい。

理由は色々あるらしいが、映画「稲村ジェーン」で
一躍有名になった、稲村ガ崎海岸などは、
砂浜が無くなってしまい、岩盤がむき出しになっている為、
陸地に押し寄せる波がストレートに岸に当たるり跳ね返る為、
離岸流が起きたり、又、満潮の時には、
砂浜を全部波が覆ってしまうため、
海の家どころか、監視所すら設置出来なくなってしまったので、
3年前に、稲村ガ崎海水浴場は閉鎖になってしまったそうだ。

僕は2年前に湘南に引っ越して来たので知らなかったが、
確かに、映画「稲村ジェーン」に登場する稲村ガ崎の
海水浴場は今は、存在しない。

確かに、稲村ガ崎から江ノ島までの長い鎌倉の海岸線の砂浜は、
満潮時には、砂浜が10mも無く、海の家を建てるどころでは無い。

我が逗子海岸も年々砂浜が短くなっているので、
毎年、他の場所から砂を運搬してきて、砂を入れているという事を
逗子市の会報で読んだ事がある。

葉山辺りでは、砂浜が全く無くなってしまい、波が直接
湾岸道路の下の護岸部分を洗う為に、護岸部分が削れてしまい、
道路陥没の危険性があるので、補強工事をしているところまである。

茅ヶ崎は特に深刻で、ここ50年間で、70mも砂浜が無くなったそうだ。

僕の家は、逗子海岸の砂浜から、直線距離にすると僅か
数10mの場所にあるので、70mも逗子海岸の砂浜が
無くなってしまったら、我が家は海の中になってしまう。

う~ん。笑い事じゃ無いなあ・・・・・・。

美しい湘南の海岸線が無くなるなんて絶対に阻止しないと、
だかと言って一体何をすればいいんだろうか・・・・・・

こんなことを考えてると今夜も寝られなくなっちゃう。(春日三球風)



345, 秋の気配

2006-08-23 23:16:27 | Weblog
前回、このブログでこの夏の耐えられない暑さを書いたばかりなのに、
季節はしっかり秋に近づいているようである。

日中は相変わらず暑いが、朝夕は、少しだけ涼しくなって来た。

今朝、逗子海岸に出てみたら、もう赤とんぼが乱舞していた。

又、今このブログを書いている僕の部屋の表の我が家の庭では、
もう鈴虫が鳴いている。

暑い暑いと思っていたら、秋は確実に近づいて来ているようである。

夏は、逗子に住んでいて本当に良かったと一番思える季節なのに、
今年の夏は、大腸癌のおかげで、全く夏の逗子を楽しむことが出来無かった。

先日、あまりの暑さに、海に入ったが、海水に浸かって涼んだだけで、
泳ぐには至らなかったが、大腸癌の病状が悪かったら、
下手すると僕は、三途の川を泳いでいたかもしれなかった訳だから、
贅沢は言うまい。

5月末に逗子海岸に海の家の建設が始まると、夏の訪れを感じ、
8月末で海の家が営業を終え、9月になりと、
一斉に海の家の解体が始まると、毎年、秋を感じる僕である。

やっぱり、僕の逗子生活は、海を中心に回っているなあ・・・・・

346, 残暑お見舞い申し上げます

2006-08-20 19:06:50 | Weblog
あ、暑い・・・・・・。

いつも、このブログで逗子は夏でも日影に入ると涼しくて、
我が家のリビングには冷房設備が付いていない、
などと、逗子自慢を書いているが、ここ数日の暑さには
流石にギブアップ!!

暑い!暑すぎる!!

昨日今日は、頼みの海風も吹かず、逗子も炎天下!

とうとうリビングにエアコンをつけようかと、
電気屋で、ついついエアコン売り場に足が向いてしまった。

しかし、リビングを冷やせる大型エアコンの値段を見てひるんでしまった。

最新式のものになると、30万円もするのである!(貧乏臭いかなあ・・・・)

我が家のリビングは、暖房はガス暖房で事足りているので、
冷房だけで良いので、半額にしてもらえないものか?!

今日の逗子の暑さより、僕が子供の頃に過ごした、
僕の故郷の四国坂出の夏の方が、数段暑く、しかもその時は、
扇風機しか無くても平気だったのに、
僕の体も軟弱になってしまったものだ。

僕のポリシーとして、やろうかどうしようか迷っている事や、
買おうかどうしようか迷っている物があったとしたら、
なるべく早くやったり、買ったりした方が、
そのあと、それを楽しむ時間が長くなるから、
なるべく早くそうするべきだと言うのがあるのだが、
それにのっとるなら、又、何年後かの猛暑の夏に
とうとう決断してリビングにエアコンを付けて、その時になって、

「あ~あ。こんな事なら、何年か前のあの暑い夏に、
エアコンを付けておくんだったなあ・・・・・。」

なんて、ボヤくくらいなら、今年つけた方が良いのだろうか?

いやいや、暑いのも、もう少しだから、やっぱりやめとこう・・・・・

なんて、エアコン1つで、あれこれ頭を悩ませている、
ケツの穴の小さい僕なのである。

P、S、

しかし、今回の大腸癌の検査で、何度も何度も肛門から、
大蛇のような、内視鏡を挿入されたので、
いまでは、僕のケツの穴は、けっこう大きくなっているのである。

エッヘン!

そういう事や無いか・・・・・・


345, 遠き友よりのお見舞いメール

2006-08-19 21:40:11 | Weblog
ボストンのトーマスには、入院前に、これから
大腸癌の手術の為に入院すると言うメールを送ったっきり、
連絡しなくちゃ、連絡しなくちゃと思いながら、
英文メールを打つのがついつい面倒臭くて、
連絡しないままでいたら、トーマスは、日本語が
からっきし出来ないくせに、日本語翻訳ソフトを駆使して、
僕のこのブログを読んでいるようで、僕の近況を知っていた。

う~ん。しくじった !

短い英文でもいいから、元気になったと一報しておくのだった・・・。

トーマスが僕の癌を知ったのは、昨年から、行こう行こうと
彼がしきりに言っていたハワイ旅行の誘いを僕にして来た時が、
丁度僕の癌が発覚した頃で、トーマスに、
僕がハワイに行けない理由の説明として、
正直に、癌を宣告された事を伝えた時だった。

そのハワイに、トムは明日から、彼の日本人妻や、
ロンドンのアラン、シアトルのセバスチャン、
カルフォルニアのジャック等と一緒に出発すると言う。

僕も今回癌になっていなければ参加していたハワイバカンスであったが、
ハワイで泳ぐどころか、三途の川を泳ぎかけたのだから、冗談では無い。

トムのメールには、ハワイバカンスに僕が居なくて寂しいと書いてあった。

グッスン。お世辞でもうれしいじゃねえかい!

しかし、祐天寺の家で、逗子の家で、あれほどシモネタを
仕込んでやったのに、トーマスのメールの最後は、

Your old moho friend,
Tom

とくくられていた。

ホモネタを織り込んだまでは褒めてやるが、
まだまだ切れ味が悪いのである。

まあ、僕のギャグの切れ味が特別良い訳でも無いのだが・・・・。

ハワイからボストンに帰った後の、トーマスの
ハワイ仕込みのギャグが待ち遠しい僕なのである。

トーマス。

気をつけて、ハワイに行っといで!


344, 暑すぎる東京の夏

2006-08-18 09:02:49 | Weblog
一昨日から、1ヶ月ぶりくらいに、職場に復帰した。

それすなわち、毎日、逗子から都内の会社に出社して、
昼間は、都内で仕事をしているという事である。

僕は、退院してからずっと、ほぼ1日中、逗子で過ごしていたが、
昨日から、毎日、東京に出てくるようになって
メッチャはっきりと体感している事がある。

東京は、暑すぎる!!!

ずっと逗子にいると、涼しいのが当たり前なので、気が付かないのだが、
逗子と東京では温度が違い過ぎるのである。

理屈では解っていたが、1ヶ月間、朝から晩まで
涼しい逗子で居る生活に体が慣れてしまっていると、
非常に蒸し暑い都内の気候は、結構ツライ。

まあ、これまで20数年も、その都内の気候の中で
仕事をしてきたんだから、すぐに体が慣れるとは思うが・・・・。

逗子も炎天下で暑い日中はあるが、東京ほど、
狂おしいまでの湿度でムシムシする暑さは無い。

こんなに暑くて湿度が高いから、東京では、みんなエアコンをONにし、
そのエアコンの室外機が生み出す熱風が更に都心の気温を上げる、
と言う悪循環になっているのが良く解る。

僕の住む逗子は、基本的に夏でも日陰に入ると涼しいので、
夏でも都内に比べるとエアコンを使う機会が極めて少ない。
と言うか、海風の通りの良い我が家の2階のリビングには、
元々エアコンが付いていない。

僕の家に僕の前に20年間住んでいた元の持ち主は、
エアコン無しでも大丈夫だった訳だし(ガス暖房は有る)、
今の家に住んで、今年で2回目の夏を迎えた僕だって、
正直に言えば、真夏の炎天下の日中に、
リビングにエアコンが有ったらいいな、
と思った日も無かった訳では無いが、
それだって、扇風機があれば充分にしのげる程度の暑さだし、
そんな数日だけの暑い日の為だけに、30万円以上も出費して、
リビング全体を冷やせる大型エアコンを付ける必要性を僕は感じ無いし、
我が家の前の持ち主の方も感じなかったのだろう。

しかし、都心も逗子も平地なのに、どうしてこんなに気温が違うのだろう?

逗子には海が有るから?山があるから?ビルが少ないから?

以前、テレビの科学番組で観たのだが、東京も昔は今ほど暑くなかったらしい。

今の都心は、地面はすべて舗装されていて、土の地面」はほとんど無い。
土の地面があると雨が降った後などに、地面の土が含んだ水分が
蒸発する時に温度を下げるので、気温も下がるそうだ。
涼しくするために、地面に打ち水をするのも同じ原理だ。
しかし、今の東京に土の地面など無く、それも望めない。

又、東京に限らず、海に面した都市は、必ず海からの風が
都市の中に吹き込むのだそうだが、東京の都市計画は、
首都高速や昔の東京湾の汚染その他を見ても一目瞭然だが、
経済の高度成長期にイケイケで無計画に進められたので、
そんな海風のことなど一切考えないで進められたので、
今も東京湾から吹き込んで来る涼しい海風の通り道に
高層ビルが乱立していて、海風を遮蔽してしまっているのも、
都心のひーとアイランド現象に一役買っているそうだ。

なので、それに気がついた最近の世界中の新しい都市の建築の際には
そういう海風の通り道の事も考えた上で、都市計画を進めているそうだ。
そうした方が、冷房コストが都市規模で節減出来て、エコだからだ。

世界的な大都会である東京に夏がこんなに過ごし辛いなんて、
なんか、かっこ悪いではないか。

僕には、どういう自然のメカニズムが、逗子を涼しくしているか解らないが、
それが解る科学者がいるなら、なんとか東京も、
そういう風に、自然に涼しく出来ないものだろうか?

東京全部が無理なら、せめて僕が働いている恵比寿界隈だけでもいい・・・

恵比寿全域が無理なら、僕の会社の一角だけでもいいから・・・・

なんて、自己中心的な事まで、僕に考えさせてしまう今年の東京の暑さかな。

皆様に暑中御見舞い申し上げます。