
教師の条件「金髪、目は青か緑色」 英会話学校が求人ポスターで (共同通信) - goo ニュース
定期的に宗門の人権学習を受講している私にとって、この種のニュースは首を傾げたくなるばかりか、時に呆れてしまう事が多々あります

共同通信によれば、甲府市の英会話学校が、幼稚園に派遣する外国人教師の条件を「金髪、目は青か緑色」と限定した求人ポスターを作製し、山梨県国際交流センターに半年間にわたって掲示をしていたそうです。
外国人の人権問題に取り組む北海道情報大助教授の有道出人氏らは、「外見、人種による差別を助長する」とセンターに抗議し、センターは「配慮を欠いた」として謝罪をしました。
いやはや、このポスターを作成した英会話学校では、その文言を作成する段階で何ら疑問を抱かなかったのでしょうか―。
また、そのポスターを掲示していた国際交流センターでも、そのポスターを掲示する際に何の躊躇もなかったのでしょうか―。
これでは暗に、外国人とは「金髪、目は青か緑色」の条件に当てはまる人のみ

まさに、配慮を欠いた文言と指摘を受けても仕方がない内容かと思われます。
先の柳沢厚労相の問題発言もそうでしたが、最近相手に対する配慮を欠いた発言等が目立つ世の中になってきた様に思います。
今の競争社会においては、相手にいちいち配慮をしていたら何時まで経っても負け組みから這い上がれない現実があるのでしょう。
月並みな表現で何ですが、過度の競争社会は我々に富をもたらす代わりに、お金で買えない大切な何かを喪失させた様にも思えます。
もしかしたら、この一連の問題発言等も、過度の競争社会がもたらした負の遺産の一つなのかもしれません。


