
「復党問題を考える会」設立2日で“店じまい”(読売新聞) - goo ニュース
“店じまい”という滑稽なネーミングの記事だったので、思わず記事として載せてしまいました

>「造反組」の自民党復党に反対する同党若手議員の「復党問題を考える会」(山内康一事務局長)は30日、国会内で幹事会を開き、解散を決めた。
政治家の口から「筋道」という言葉が多く聞かれた今回の復党問題でしたが、一方で「筋道だけでは政治は通らない」という声も地元の後援会から上がり、渦中の郵政造反組の先生方も迷走を極めた数ヶ月でありました。
>執行部がすでに11人の復党方針を決め、小泉前首相にも29日、復党容認を促されたことから、28日の設立総会からわずか2日で「看板」を下ろす結果となった。同会は「国民本位の政治のあり方を考える会」(仮称)に改組し、「より開かれた自民党を作るための改革を協議する」(山内氏)としている。
当初、鼻息も荒かった「復党問題を考える会」でしたが、結局同会の後見人的立場にある小泉前総理が復党を容認した事から、錦の御旗を下ろさざるを得なかった様に感じます。
そこにマスコミから“店じまい”という軽いコピーをつけられてしまったのではないでしょうか...

今回の郵政選挙から復党問題を通して改めて感じたことは、政治の形は有権者が作るという意識を強く持たなければならないということ。
政治家の信念を貫く姿勢に称賛を送りながらも、一方で地元への利益還元のため政権与党への復帰を望む有権者側の二重構造にも問題がある様な気がしました。
「それが政治というもの!」と言われりゃそれまでですが、あまりにも有権者側の身勝手な理屈の様にも感じます。
その様な声で政治家を振り回していれば、育つ政治家も育たなくなってしまうのではないでしょうか。
逆にそういう現実があるから、政治家には頑ななまでの信念が求められるのだと思います。
政治家だけでなく、その選挙区で郵政民営化反対で推した政治家がいるのであれば、たとえ冷や飯を喰わされようとも断固堪え忍ぶ覚悟が必要かと感じました。
まさに関大徹老師(福井県吉峰寺元住職、盛岡市報恩寺専門僧堂元師家)が唱えた「食えなんだら食うな!」の精神が必要となってきますね。

有権者が政治を作るという意識を持てば、昨今問題となっている夕張市の財政破綻の問題も少しは回避できたのかもしれません。
P.S.
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