
こんな時どうする―!?
人間、危機に直面した時に真価が問われるといいます。その様な事を真剣に考えさせられた場面に今日遭遇しました。
今日は久々の祝日ということで、家族と共に最寄の駅近くのカフェ

その最寄の駅周辺の道路というのは、路幅が狭く普段から渋滞する事で有名です。
特に今日の様な祝日は、近くに有名な公園がある事も手伝い、長蛇の渋滞の列ができます。まさに100M進むのに30分......という事も珍しくありません

近隣住民としてその事情を知る私たちは、今日の様な日は敢えて車での移動を控えます。という事で、今日は家族で徒歩にて目的地に向かいました。
案の定、駅周辺の道路は渋滞で、私たちはその車列を横目に駅近くのカフェを目指していました。
そ、その時です。信じられない光景が目に飛び込んできました

なんと、路線バスが渋滞で混み合う道路にてUターンを試みているではありませんか

自家用車やタクシーのUターンは珍しくありませんが、なんと、あの大型バスが狭い道路でのUターンです

バスのUターン自体あまり目にする機会がなかったので、それだけでも驚いたのですが、普通の道路で切り返しを試みていたので二度びっくりです

もちろん、その間渋滞の車列は為す術なしで見守るしかありません。
切り返しUターンのスペースに利用しているのは、一般の歩道と民間マンションの限られた駐車スペース......。
もちろん歩道の歩行者も立ち往生で、事の成り行きを見守っています。
よく見ると、その路線バスは一本道を間違えて進行してしまい、途中で気付いてUターンを試みていることが判明しました。道を間違っても、自家用車やタクシーなら気軽にUターンする事は可能なのでしょうが、さすがにバスでは致命的ですね

最初から行き先が決まっていて、その途中の停留所で下車する乗客もいる訳だし、一本道を間違ってしまったらもう取り返しがつきません。
そのバスの運転手は余程焦っていたのでしょうか......。Uターンの最中に、一般車と接触をしてしまいました。
フェンダーミラーを軽く擦っただけの接触でしたが、事の成り行きを見守っていた歩行者からは「歩行者でなくて良かった」と安堵の声が上がったくらいです。
当てられた運転手の怒号と同情の声が上がる中、年齢20代半ばと思える運転手は、必死にバスの切り返しと乗客に対する説明、接触してしまった運転手への対応に追われていました。
この様な場面に偶然に第三者として遭遇し、ふと考えた事がありました。
この様な時の対応策を、バス会社として社員に徹底していないのかな......と。
そもそもの発端は、バスの運転手が道を一本間違ってしまった事でしょうが、バスの運転手も常に同じ路線を運行する訳ではないので、まれにこの様なミスが起こり得る事はバス会社としても予見できたはずです。
もし、その様な過ちを起こしてしまった場合に、運転手に周知徹底しておくべき対応策があれば、何もあの場でUターンという無茶な試みをする事は回避できたとも思うのですが......。
あの渋滞中の道路で大型バスをUターンさせる事は無茶の極みです。しかも、歩道スペースと限られたマンションの駐車スペースを利用しての切り返しです。本当に大惨事にならなくて良かったと思いました。
そもそも、運行ルートを間違う事自体が由々しき問題なのでしょうが、もし間違ってしまった場合の対応策は、バス会社として社員に周知徹底しておく必要があるでしょう。
まさにあの運転手にとっては、踏んだり蹴ったりの1日だったのでしょうが、私にとっては良い宿題を与えられた様な気がしました。
常日頃から、危機に直面した際の最低限度の対応策は頭に入れておく事、それと、やはり人間危機に直面した時に真価が問われるという事を再認識できました。
何が起きても動じない人間というのは、もちろん度量に拠る部分も大きいのでしょうが、常日頃より危機管理に気を使う姿勢が必要なのでしょう。本当に良い勉強をさせて頂きました

臨機応変なのか?
今は、マニュアルを作っておかなければいけないんでしょうね。
臨機応変が、Uターンでは困りますね。
しかも、前後は長蛇の渋滞の車列
あういう場面に遭遇すると、やはり人の生命を預かる職業である以上、統一マニュアルは必要かなと感じました。
臨機応変がUターンでは本当に困ります。