
顧客記憶1万人ホテルマン引退 -毎日新聞(Yahooニュース)
「顧客記憶1万人」って、最初何の話かと思いました。
売り上げNo.1の営業マンの話か???と思ってしまった私は、想像力の乏しさを自ら露呈してしまった様な気がします

>今月30日、都心にある老舗ホテルが43年の歴史に幕を下ろし、一人のベテランホテルマンが引退する。
「キャピトル東急」の加藤健二さん(65)。常連客は親しみを込め「ミスター・シェイクハンド」と呼んでいる。
加藤さんが入社したのは開業2年後の65年。部屋を掃除するハウスボーイを皮切りに、ベルボーイやフロント勤務を経て、顧客応対の先頭に立つエグゼクティブコンシェルジュに上り詰めた。
そう、今回はあるホテルマン引退の話…。
客商売のプロというのは、大事な顧客の情報を全て頭にインプットしているのでしょうね。たとえその数が1万人だったとしても…

それが「プロ」たる所以なのでもありましょう。
記憶をしてもらった客の方は、決して悪い気はしないですよね

>その生活は分刻みに進む。午前3時半に起床して新聞に目を通す。5時3分の始発乗車に乗り、50分にホテルに入る。オフィスで顧客の出入りをメモに書き写し、背広のポケットに入れてロビーに立つのが7時ジャスト。チェックアウトが落ち着く11時すぎまで顧客の間を歩き回り、万歩計は1万5000歩を刻む。
「お客さんを何人まで記憶出来るか?」。テレビに引っ張り出され、数え上げたのは1万人。誕生日などの顧客データをメモした手帳は山積みで、クリスマスカードと年賀状は1300通を超える。
以前宿泊したホテルで、身体に合うサイズの浴衣がなかったのでフロントに電話をしたら、「はい、○○さま、どの様なご用件でしょうか」と私の名前を言って電話口に出て頂きました。
決まりきった電話応対マニュアルなのかもしれませんが、顔の見えない従業員にいきなり自分の名前を口にして出て頂いて決して悪い気はしませんでした

もしかしたら、普段気にも留めない様な些細な事に、人の気持ちを掴む術というものが隠されているのかもしれませんね。
「お客様の喜ぶ顔が見たいから仕事をする」と思える様になれば、それはもう客商売としてのプロと言えるかもしれません。
かくいう私も見習わなければ…

>ニックネームの由来となった「握手」はヒルトン時代に身に着けた。感謝の心を込め、ゲストの手のひらに控えめに重ねる。そのぬくもりの記憶は数知れず。ちなみに、あまりの小ささに驚いたのはマイケル・ジャクソン。ゴルファーのアーノルド・パーマーは「ゾウのように」大きかったそうだ。
30半ばに腎臓を病み、40歳で移植を受けた。透析が欠かせなかった当時は、ホテルが透析室を設け、同僚が仕事をカバーしてくれた。「足に負担がかからないよう」とゲストがプレゼントしてくれた特注の靴は、いまでは一番の宝物になった。
そして、年明けからは一人のボランティアとして、「臓器移植ドナー参加」を呼びかけて全国を回る計画だ。
「感謝の心を込め、ゲストの手のひらに控えめに重ねる。そのぬくもりの記憶は数知れず…」、「足に負担がかからないようにと、ゲストがプレゼントしてくれた特注の靴が今でも一番の宝物…」とても良い話で心が和みました。
このホテルマンの方は、きっと自分の仕事に自信と誇りを持って勤めてこれたのでしょうね。その様に確信しました。
長い間、本当にお疲れさまでした



P.S.
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私も法事に伺う子供たちの名前は必ずメモをしておきます。年齢と特徴なども。囘忌で会うたびに大きくなるのを楽しみしています。
名前を呼ぶととても喜んでくれます。法話も興味を持って聞いてくれるようです。
堂頭寮、失礼いたします。合掌。
コメントありがとうございます
徐々にですが、當山運営の方にも時間を割いていきたいと思っております。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
> 私も法事に伺う子供たちの名前は必ずメモをしておきます。年齢と特徴なども。囘忌で会うたびに大きくなるのを楽しみしています。
この心掛けは絶対に必要ですね。
この心遣い・気遣いは法施を提供する立場にある我々にとってなくてはならない姿勢だと思います。
今後私も取り入れさせていただきます。
そこに損得は発生しなくても、相手にとって「得」になる事を常に考えていたいですね。