
バイク雑誌でプッシュされていたのでそのうち読もうと思っていましたが、無性にバイク小説を読みたくなったのでamazon.co.jpで購入。売り切れだったので入荷までしばらく待ちました──届いた本には「重版出来」「コミカライズ」など景気の良い惹句が印刷された帯がついていました。そのうちアニメ化もありますかね。
彼氏なし、友達なし、どころか親兄弟もいない、ないないづくしの主人公・小熊(女子高生)がカブに出会い、人生が少しだけ変化していくという物語。これまでスーパーカブには縁がありませんでしたが、バイクに乗り始めて自分の周囲のあらゆるものが変化したことを思い出して、一気に読み終えてしまいました。
VT-250にタンデムさせてもらってバイクに目覚めたこと、免許を取ってすぐにCBR250Fを──本当は発売されたばかりのCBR250Rが欲しかったけれど、お金が足りなくてFに。買った翌日に日本平の峠道で転び、東京までの帰路、下道でまた転び、それでも愛車とどこかへ向かうという気持ちが萎えることはなく、小熊と同じように訳もなく夜中に走り出したり。
『ばくおん!』10巻もあるあるネタ過ぎて爆笑しつつもほろりとさせられましたが、本作は純粋にバイクを好きになった頃のことを思い出して、縁あって今乗っているバイクをめでたくなります。次の日曜日はどこかへ行こう。
『スーパーカブ』(トネ・コーケン/角川スニーカー文庫)
個人的満足度: ★★★★