本日、エイベックスのディレクターから、“スーパー・ユーロビート Vol.160”の
マスターリングが無事に終了したという報告がありました。
“スーパー・ユーロビート”シリーズのマスターリング終了報告を初めて聞いたのは
今から15年前の1990年。報告してきれたのは“スーパー・ユーロビート”の
初代ディレクイターである松浦勝人氏(現エイベックス社長)でした。
以来15年間、同シリーズは160組もCDを発売した訳です。
今回の選曲は、ユーザーから人気投票で選ばれた上位100曲であり、
曲順は、DISC1に100位から51位まで、DISC2に50位から1位まで
各々順番に並べて、ノンストップミックス収録しています。
DISC2のラスト・ナンバー、つまり、リクエスト第1位は圧倒的に2位以下を
引き離して、“ナイト・オブ・ファイヤー”(ニコ)でした。
(参考までに同曲は6年前の曲であり、第3次ユーロビート・ブームの発火点になった曲)
最近、お茶の間で話題の“恋のマイアヒ”(オゾン)は13位、私がリミックスした
“ツナミ・カム”は3位でした。(うれしいねぇ~。)
現時点で、これ以上、収録曲を暴露すると、後のお楽しみが、なくなるで
エイベックスの公式発表を待ってください。
参考までに我々(MST)は100位から76位までのノンストップミックスを手掛けています。
かなり、懐かしい曲も収録されています。今回のノンストミックス製作上で難しかったのは、
リクエスト順位で曲順を決定したために、昔の曲と最近の曲が入り乱れて並んでいます。
従って、昔の曲と最近の曲は、曲のテンポが、かなり違う(昔の曲は遅く、最近の曲は速い)ので
つなぐ時に、かなり苦労しています。
この15年間のスーパー・ユーロビートCDは商品セールス的に、
いい時もあれば、悪い時もありました。現在は、はっきり言って最悪状態です。
そして、あまりにも、悪い期間が長過ぎます。
今週発売された“俄然パラパラ!・プレゼンツ・キャンパス・サミット2005”は
昨日(7/13付)のオリコン・デイリー・アルバム・チャート13位を記録。
このように最近、再び、パラパラ・ブームの兆しがあります。今回の特徴は、
福島を中心とした東北、大阪を中心とした関西、名古屋、三重、東海地区が好調。
しかし、東京を含む関東、九州はイマイチとか?
さらに今回のパラパラ・ブームは、前回、前々回のパラパラ・ブームの時と違って、
パラパラがブームになってもユーロビートCDのセールスにつながらないというのが、
大きな特徴です。事実、俄然パラパラ・シリーズCDの収録曲はユーロビートは半分だけで、
残り半分はトランスとテクノです。また最近、お茶の間でもパラパラ人気の“恋のマイアヒ”は
本来、トランス系のナンバーです。今回の160に収録した“恋のマイアヒ”は同曲を
ユーロビート・リミックスした作品です。
エイベックスとしては、「パラパラが流行れば、ユーロビートCDも売れる」という
これまでの法則を信じて展開してきただけに、少々、誤算状態のようです。
同社の洋楽部長もいわく、
「これでは本末転倒。もっと、スーパー・ユーロビートCDが売れてくれなくては…」
今回の“Vol.160”のセールス結果によっては、もしかすると今後の
スーパー・ユーロビートCDの存続問題に発展するかもしれません。
従って、今回のスーパー・ユーロビートVol.160には、パラパラDVDも付いています。
(きっと、エイベックス洋楽部としては、シリーズ存続を考慮した上の苦渋の選択だったと思う。)
しかも、コピー・コントロールを施していない良心的なCDです。
(私が同CDで書いた“ユーロビート通信”も読んでください)
私的には、パラパラ・ブームに左右されない、真のユーロビート・ファンの増加に期待したい。
このユーロビート不況の最大打開策は、“ナイト・オブ・ファイヤー”級の名曲が
再び誕生することです。しかし、なかなか生れないのも事実。
いろんな意味で、今回の15年目という節目はユーロビート見直しの“いい機会”かもしれません。
マスターリングが無事に終了したという報告がありました。
“スーパー・ユーロビート”シリーズのマスターリング終了報告を初めて聞いたのは
今から15年前の1990年。報告してきれたのは“スーパー・ユーロビート”の
初代ディレクイターである松浦勝人氏(現エイベックス社長)でした。
以来15年間、同シリーズは160組もCDを発売した訳です。
今回の選曲は、ユーザーから人気投票で選ばれた上位100曲であり、
曲順は、DISC1に100位から51位まで、DISC2に50位から1位まで
各々順番に並べて、ノンストップミックス収録しています。
DISC2のラスト・ナンバー、つまり、リクエスト第1位は圧倒的に2位以下を
引き離して、“ナイト・オブ・ファイヤー”(ニコ)でした。
(参考までに同曲は6年前の曲であり、第3次ユーロビート・ブームの発火点になった曲)
最近、お茶の間で話題の“恋のマイアヒ”(オゾン)は13位、私がリミックスした
“ツナミ・カム”は3位でした。(うれしいねぇ~。)
現時点で、これ以上、収録曲を暴露すると、後のお楽しみが、なくなるで
エイベックスの公式発表を待ってください。
参考までに我々(MST)は100位から76位までのノンストップミックスを手掛けています。
かなり、懐かしい曲も収録されています。今回のノンストミックス製作上で難しかったのは、
リクエスト順位で曲順を決定したために、昔の曲と最近の曲が入り乱れて並んでいます。
従って、昔の曲と最近の曲は、曲のテンポが、かなり違う(昔の曲は遅く、最近の曲は速い)ので
つなぐ時に、かなり苦労しています。
この15年間のスーパー・ユーロビートCDは商品セールス的に、
いい時もあれば、悪い時もありました。現在は、はっきり言って最悪状態です。
そして、あまりにも、悪い期間が長過ぎます。
今週発売された“俄然パラパラ!・プレゼンツ・キャンパス・サミット2005”は
昨日(7/13付)のオリコン・デイリー・アルバム・チャート13位を記録。
このように最近、再び、パラパラ・ブームの兆しがあります。今回の特徴は、
福島を中心とした東北、大阪を中心とした関西、名古屋、三重、東海地区が好調。
しかし、東京を含む関東、九州はイマイチとか?
さらに今回のパラパラ・ブームは、前回、前々回のパラパラ・ブームの時と違って、
パラパラがブームになってもユーロビートCDのセールスにつながらないというのが、
大きな特徴です。事実、俄然パラパラ・シリーズCDの収録曲はユーロビートは半分だけで、
残り半分はトランスとテクノです。また最近、お茶の間でもパラパラ人気の“恋のマイアヒ”は
本来、トランス系のナンバーです。今回の160に収録した“恋のマイアヒ”は同曲を
ユーロビート・リミックスした作品です。
エイベックスとしては、「パラパラが流行れば、ユーロビートCDも売れる」という
これまでの法則を信じて展開してきただけに、少々、誤算状態のようです。
同社の洋楽部長もいわく、
「これでは本末転倒。もっと、スーパー・ユーロビートCDが売れてくれなくては…」
今回の“Vol.160”のセールス結果によっては、もしかすると今後の
スーパー・ユーロビートCDの存続問題に発展するかもしれません。
従って、今回のスーパー・ユーロビートVol.160には、パラパラDVDも付いています。
(きっと、エイベックス洋楽部としては、シリーズ存続を考慮した上の苦渋の選択だったと思う。)
しかも、コピー・コントロールを施していない良心的なCDです。
(私が同CDで書いた“ユーロビート通信”も読んでください)
私的には、パラパラ・ブームに左右されない、真のユーロビート・ファンの増加に期待したい。
このユーロビート不況の最大打開策は、“ナイト・オブ・ファイヤー”級の名曲が
再び誕生することです。しかし、なかなか生れないのも事実。
いろんな意味で、今回の15年目という節目はユーロビート見直しの“いい機会”かもしれません。