ひたむきってどっち向き?

主に医療・教育など、興味のあることについて
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Community-based Learning in 友部

2015-05-19 23:12:32 | 医学教育
今夜は県中(=茨城県立中央病院)で臨床実習中の医学生4名と夕食。

「友部の素敵なご飯屋さんを是非教えてください(*^^)v」

とか、いきなりハードル高くなったっ!!ww
女の子にこう言われてココスに行くのも鬼の所業なので、今回は旭町の香寿亭(こうじゅてい)へ。

【 香寿亭のうんちく 】
茨城の地産地消にこだわり、ブランド肉である常陸牛、ローズポーク、つくば鶏や、大洗港直送の地魚、地元笠間産のコシヒカリ、無農薬・有機栽培の朝採り野菜等を創作和食の調理法でスタイリッシュに味わえる良店(らしい)。


刺身、唐揚げ、天ぷら、つくば軍鶏の釜炊きご飯など、どれも学生には好評で満足してくれたようで安心した。

今回夕食を共にしたのは、筑波大学、自治医科大学の6年生。4人とも高校生の頃から知っている旧知の仲。初めて彼らに会った時はみんな制服を着ていた。今日は高校・大学生活のことで盛り上がった。


   これが筑波大の学園祭のソーセージ爆盛だっ!

4人とも、病院主催のセミナーや、診療所でのCBL(地域医療院外BSL)などで会うことも多く、学生のうちから様々な研鑽を積んでいる。この子たちが茨城県の医療を担ってくれると思うと頼もしい。安心して自分の体を預けられる。

通常、医学生の就職先は「マッチング」と呼ばれる医学生と研修病院の双方の希望を踏まえ、一定のアルゴリズムに従ってコンピュータが組合せるシステムにより決定される。
【参考】マッチングアルゴリズムのフロー(マッチング協議会)
https://www.jrmp.jp/matching3.swf
この制度が出来た平成16年度から、以前は大半が卒業大学で研修を受けていた医学生が、全国の研修病院で自由に臨床研修を受けるようになった。
ただし、自治医科大学・防衛医科大学など県・国等の奨学金制度を活用する一部の医学生はマッチング制度の適用外で、研修先が決定していたりもする。

自治医科大学の3名は連休明けから約1ヶ月間、BSL(ベッドサイドラーニング)と呼ばれる臨床実習を、来年4月から臨床研修を始める県中で行っているもの。
筑波大学の1名は同じく臨床実習だが、「エレクティブ」と呼ばれる最終学年の6年生時に臨床実習を自由に決められる制度を活用して県中に来てくれている熱心者。
医学部によって教育の特色があるし、その子だけの個性もあったりして非常に興味深い。


 見よ、この絶妙なフットワーク&コンビネーション(^v^)

4年時から続いた臨床実習が終了すれば、今度は卒業試験、医師国家試験という最後の難関が待っている。最終ラウンドを見事クリアし、研修医として会うのが今から待ち遠しい。高校生~医学生~研修医と成長を見れるなんて、自分の娘・息子のようで幸せなことだ。


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