ちっぽけな足跡

踏み出す一歩はいつも小さくて・・・
不器用に、一生懸命に、歩んできた私の足跡

親の介護

2011年01月07日 | 日常のいろいろ
年末に故郷の姉から、実家の母が入院したという
連絡が入り12/31日から1/3日まで帰省していました。

以前から地元に嫁いだ姉2人が朝と夜、交互に実家へ
顔を出しては母の世話をしてくれていたのですが、
クリスマスの夜から嘔吐が止まらなくなり、黒い血が
混じっていたこともあって、病院で検査を受けたところ
胃潰瘍と腹水、膵臓などに疾患が見つかり、
緊急入院ということになったとのことでした。

今年で93歳になる母は、以前から痴呆が
チラホラと顔をのぞかせていたのですが・・・
点滴で症状が治まってくると、夜中に勝手に点滴を
外してベッドから降り、大きな声で家に帰ると言って
歩き回るらしく、私が病院へ着くと2人の姉が交代で
泊まり込みの付き添いをしている状態でした。
その晩から姉と交代して、泊まり込みで母に付き添い
2日の夕方まで過ごしました。もちろん姉達も何度か
顔を出して差し入れや食事交代などしてくれました。

私は、夜中に母が目を覚まして寂しくないように、
また勝手に点滴を外さないようにとベッドに手を伸ばし
両手を繋いだまま、ベッドの横に用意されたマットレスに
横になっていると・・・
母は何か食べている夢でも見ているのか、私の手を口元に
何度か持っていっはパクパクと口を動かすのでした。

病院の検査機関が正月休みに入り、入院してからずっと
点滴で繋がれ断食が続いている年老いた母を見ていると、
痛々しくって可哀そうで、切なくなり涙がこぼれました。
翌日から水とお茶は飲んでも良いと許可が下りたので
まずい、まずいと言いながらも慰めになっていたようでした。

あっという間の4日間を、病院と母のいない実家で過ごして、
帰宅した私は、また主人の両親のお世話に戻りました。

主人の父も末期ガンで下肢完全麻痺の寝たきり生活です。
家庭での介護が始まって半年が過ぎましたが、こもりがちな
主人の母もすっかり痩せて、急に歳老いたような気がします。
介護制度のお蔭で、訪問介護のヘルパーさんや訪問看護師さんに
助けていただきながら、何とか介護生活にも慣れてきました。

その後、故郷の姉からメールが届いて、実家の母も検査の
結果が良かったらしく、12日間の絶食から解放されて
おかゆが食べられるようになったとのことでした。
相変わらず家に帰るとは言っているようですが・・・
取りあえず一安心です♪

高齢化社会、不景気、希薄な人間関係、不安定な雇用。
私が80歳を過ぎた頃にはどうなっているのでしょう?

生かされている間は、一生懸命生きていかなくては・・・
空を見上げては心をリセットし、頑張ろうって思う今日この頃です。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
たいへんだね・・・・ (ミンコ)
2011-01-08 13:43:03
新年明けましておめでとう。今年も頑張ろう、、、ですが
暮れから帰郷されて、お母様のご様子まのあたりににされて、、、
気持ちを残しながら帰宅され、辛かったわね~

帰ってきたらきたで又介護が待ってるのね
しばらくは自分のことが後回しになるのかなー!?
カエルちゃん
体調くずさず乗り切ってね!


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ミンコさんへ (かえる)
2011-01-08 16:15:58
新年おめでとうございます。
&コメントありがとうございます♪g^^

こちらに帰ってくると
土・日・祝日などはお見舞いやら
長男夫婦が来てくださるので・・・
たまに息抜きや仕事もしています。
ただ・・・
精神的にキツイこともあるからね~
今ではすっかり鬼嫁だわさ(笑)
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今年もよろしくお願いします (うえどん)
2011-01-14 01:24:37
お疲れ様でした<m(__)m>
でも、お母さん、少し回復されたようで、良かった良かった(*^_^*)
私も祖母が入院した時に、夜中に歩きまわったり騒ぐと言う事で、母や義姉たちと交代で泊まり込みに行った事を思い出しました
夜中に、急に、私に再婚を勧めてきたり、胸の形が似てるのかと聞いてきたり(笑)
同室のおばあさんも痴呆の方で、あとで笑い話になるような、頓珍漢な会話のオンパレードだったり・・
介護の真っ最中で大変な思いをされてる方には申し訳ないけれど・・
母を亡くした今となっては、痴呆でも何でもいいから、もう少し生きて、お世話させて欲しかったと思ってしまう私です
女性と違って男性の介護は、体力的にもかなり大変でしょうが、身体を壊さないよう気をつけて、たまには気分転換して、自分の身体と心のバランスも崩さないよう、気をつけてね
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お母さんは幸せです (KAZU)
2011-01-17 17:36:05
『子供叱るな 来た道だもの 老人笑うな 行く道だもの 来た道 行く道 二人旅 これから通る 今日の道 通り直しのできぬ道』

ちっぽけな足さんも無理をせず、お母さんをお大事に!
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うーちゃんへ (かえる)
2011-01-19 00:00:05
コメントありがとうございます。^^

母も病院で夜中に目を覚まして・・・
私が一人で天井を真っ白に塗り替え、
戸棚を取り付けてくれたん?って喜ぶから~
(@_@)ん?自宅と間違ってる?
・・・流石の私もそこまででけへんわ!
と思いながらも、家に帰るって言いだすと困るので
「うんうん、そうやで~」って返事すると、
「ほんま?ほんまかー凄いなぁ!」
「大変やったろ?綺麗になったなぁ」
「ありがとうなぁ、綺麗やなぁ~」って
ビックリしたような顔するので
「うんうん、凄いやろ~」って返事して・・・
なぜか?お互いに見合って笑い寝ました。

でも、朝になると普通に戻ってて大丈夫なのよ♪
私もたまに帰省した時だけどね・・・
毎日お世話している人は本当に大変だと思います。
うーちゃんも寂しいですね。
一杯一杯泣いて・・・ゆっくりと時間が流れて・・・
また、いつか元気なうーちゃんにもどって
くださいね。
いつも優しいお気遣いをありがとうございます♪
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KAZUさんへ (かえる)
2011-01-19 00:26:28
コメントありがとうございます。

私にとって人生の教訓みたいな言葉なので、
よく思い出しますが
「子供叱るな・・・年寄り笑うな 行く道だもの」
までしか知りませんでした。^^ゞ
簡単なようで実践するのは意外と難しいですね。
優しい言葉かけと、いつも優しい笑顔。
簡単なことなのに難しいですね~♪


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