Digital Forum of Amateur Radio (DFAR)

DFARのニュースです。

CQ誌

2005-12-04 16:57:46 | DFAR
先日、CQ誌担当から連絡。「今後のことでご相談したいのですが・・」。
丁度12月号の原稿を入れたあとだったので、今年で打ち切りのハナシなのか
なぁと思っていました。

担当者に会うと開口一番「記事つくるのにご苦労ではありませんか・・」。
たしかにネタに困った月は一度ならずもあったし、自らの突っ込みが不足
したまま原稿を作った月もありました。

唯一のアマチュア無線雑誌としてのCQ誌、専門誌の使命としてJARLが
推進しているD-STARを定期的にとりあげてきました。しかしCQ誌も
商業誌です。読者にとって魅力が薄い内容は避けねばなりません。

思えばCQ誌に自分のコーナーをもたせていただいたのが、およそ6年前。
JARL関西地方本部で作ったKDCFという組織(jarl.com のメール
転送などを始めた組織)の座長役を仰せつかってからのおつきあい、途中
半年くらいは止めていましたが、D-STARの普及役になった頃から
D-STAR専門のコーナーを持つようになって2年近くになります。
ずっとD-STARの動きを記事にしてきたのですが、動きが無いときなど
は、たしかに苦労しなかったと言えばウソになります。

商業誌としての編集側の事情、打ち切りとなったら自分の場を失うという感慨、
専用コーナーを閉じたあとの関係者の方々の思い、しかし続行となると、
これから読者の方々に有用な情報や楽しさを伝え続けられるかという不安、
そんなさまざまな思いが募りましたが、編集部の意向に従うという私の姿勢
をお伝えしました。

私としては記事を書くにあたって反省する点はいくつかあります。情報の
発信側ばかりにこだわっていて、デジタル通信という新しい技術を迎える
問題点や課題について何も提示していない。ありていに言えば優等生に
なりきろうとしていたのでしょう。

2006年も続行させていただけるなら、この点を変えてゆきましょうとお話を
しました。

しばらくして編集担当から続行の知らせが。早速、2006年1月号は毛色を
変えて読者の方々に問題提起をする内容にしました。ぜひぜひ、読んでいた
だいてご意見が欲しい(Webでアンケートとるんです)です。結果によっ
てはD-STARの道が大きく開けてくるのではないかと期待しています。