第25日目
まとめ
さて第25日目の本日は、定動詞と枠構造についてのまとめです。
文章の語順を表にしたものを締めくくりにもう一度見てみましょう ↓
△ (定動詞 A ) △ △ (枠に挟まれた成分 B )・・・(定動詞のパートナー C )
これまで色々な動詞のケースをとりあげ
定動詞 A がドイツ語では文章の第2位の位置に置かれること
文末 C には A の大切なパートナーが置かれること
そして A と C が両脇から枠をつくり、他の文章成分 B を挟み込むこと
をみてきました
〇 第2位の位置に来る定動詞と文末に置かれるそのパートナーをもう一度具体的な文章について確認すると
(あ) Er spricht(A) schon sehr gut Deutsch(C).
この文では定動詞 spricht の直接目的語である Deutsch とで枠がつくられています。
これにさらに話法の助動詞が定動詞として加わると、本動詞 spricht は不定形 sprechen になって文末にさがって新たな枠をつくります。(あ)で文末に置かれていた Deutsch は一つ繰り上がった位置にきます。
→ Er kann(A) schon sehr gut Deutsch sprechen(C).
次に前綴りのついた動詞のうち、前綴りが分離するパターンの動詞の場合、
(い) Er steht(A) jeden Morgen sehr früh auf(C).
このように分離動詞は定動詞化されると前綴りが分離して、文末に置かれて枠がつくられます
これにさらに話法の助動詞が加わると、分離動詞は再び辞書に出てくる前綴りが分離していない形の不定形になって、文末に置かれて新たな枠をつくります
→ Er muss(A) jeden Morgen sehr früh aufstehen(C).
〇 枠に挟まれた文の途中(B) の語順
これは原則として後ろにいくほど重くなります。
どういうことか、これも図示すると、定動詞と文末のパートナーの中間の語順は、成分の軽いものから重いものに向かっておいていきます
△ (定動詞) ・・・・4・3・2・(1=定動詞のパートナー). ← こんな感じです。
Wir gehen(A) heute(3) mit dem Lehrer(2) ins Kino(1=C).「私たちは今日先生と一緒に映画に行きます」
・文頭△には必ずしも主語を立てる必要はありません。ただ文頭に出せるのは文の一成分だけです ( 単語1つという意味ではありませんよ )
→ Heute gehen wir mit dem Lehrer ins Kino.
→ Mit dem Lehrer gehen wir heute ins Kino.
→ Ins Kino gehen wir heute mit dem Lehrer.
ただしこれは不可 → Heute mit dem Lehrer gehen wir ins Kino.
ドイツ語では語順は守るべきことを守れば、あとはかなり自由です。
原則、後ろにだんだん意味の重いものを並べていく性質があると覚えておきましょう。このことは実は日本語の訳と比べてみれば気がつくように、ほぼドイツ語、日本語同じ語順です。日本語とドイツ語の語順で最大に違うのは、ドイツ語では「定動詞」が第2位におかれ、日本語では「動詞」が間違いなく文章の締めくくりに置かれる、ということです。
Aus Italien schickt uns ein deutscher Freund jeden Sommer eine schöne Ansichtskarte.
「イタリアから私たちのところにドイツ人の友達が毎夏美しい絵葉書を送ってきます」
前から後ろに意味の軽いものから、重いものを並べていく性質と、枠構造を利用して、自分が特に強調したいものを文末に持ってくることも可能です。
Ein deutscher Freund schickt uns jeden Sommer eine schöne Ansichtskarte aus Italien.
そして繰り返しますが、語順に迷ったら、時の副詞を先頭にだしてしまう、これテクニック!
Jeden Sommer schickt uns ein deutscher Freund aus Italien eine schöne Ansichtskarte.
〇 ただし、次のケースでは定動詞が文頭にきます。枠は守られ文末には定動詞の大切なパートナーが置かれます。
決定疑問文
Lernen Sie auch Deutsch? 「あなたもドイツ語を勉強していますか」
Müssen Sie auch Deutsch lernen? 「あなたもドイツ語を勉強しないといけないのですか」
「~しましょう」という形
Lernen wir immer fleißig Deutsch! 「いつも熱心にドイツ語を勉強しましょう」
「~してください」という形
Sprechen Sie bitte noch ein bisschen lauter! 「お願いですからもう少し大きな声で話してください」
まとめ
さて第25日目の本日は、定動詞と枠構造についてのまとめです。
文章の語順を表にしたものを締めくくりにもう一度見てみましょう ↓
△ (定動詞 A ) △ △ (枠に挟まれた成分 B )・・・(定動詞のパートナー C )
これまで色々な動詞のケースをとりあげ
定動詞 A がドイツ語では文章の第2位の位置に置かれること
文末 C には A の大切なパートナーが置かれること
そして A と C が両脇から枠をつくり、他の文章成分 B を挟み込むこと
をみてきました
〇 第2位の位置に来る定動詞と文末に置かれるそのパートナーをもう一度具体的な文章について確認すると
(あ) Er spricht(A) schon sehr gut Deutsch(C).
この文では定動詞 spricht の直接目的語である Deutsch とで枠がつくられています。
これにさらに話法の助動詞が定動詞として加わると、本動詞 spricht は不定形 sprechen になって文末にさがって新たな枠をつくります。(あ)で文末に置かれていた Deutsch は一つ繰り上がった位置にきます。
→ Er kann(A) schon sehr gut Deutsch sprechen(C).
次に前綴りのついた動詞のうち、前綴りが分離するパターンの動詞の場合、
(い) Er steht(A) jeden Morgen sehr früh auf(C).
このように分離動詞は定動詞化されると前綴りが分離して、文末に置かれて枠がつくられます
これにさらに話法の助動詞が加わると、分離動詞は再び辞書に出てくる前綴りが分離していない形の不定形になって、文末に置かれて新たな枠をつくります
→ Er muss(A) jeden Morgen sehr früh aufstehen(C).
〇 枠に挟まれた文の途中(B) の語順
これは原則として後ろにいくほど重くなります。
どういうことか、これも図示すると、定動詞と文末のパートナーの中間の語順は、成分の軽いものから重いものに向かっておいていきます
△ (定動詞) ・・・・4・3・2・(1=定動詞のパートナー). ← こんな感じです。
Wir gehen(A) heute(3) mit dem Lehrer(2) ins Kino(1=C).「私たちは今日先生と一緒に映画に行きます」
・文頭△には必ずしも主語を立てる必要はありません。ただ文頭に出せるのは文の一成分だけです ( 単語1つという意味ではありませんよ )
→ Heute gehen wir mit dem Lehrer ins Kino.
→ Mit dem Lehrer gehen wir heute ins Kino.
→ Ins Kino gehen wir heute mit dem Lehrer.
ただしこれは不可 → Heute mit dem Lehrer gehen wir ins Kino.
ドイツ語では語順は守るべきことを守れば、あとはかなり自由です。
原則、後ろにだんだん意味の重いものを並べていく性質があると覚えておきましょう。このことは実は日本語の訳と比べてみれば気がつくように、ほぼドイツ語、日本語同じ語順です。日本語とドイツ語の語順で最大に違うのは、ドイツ語では「定動詞」が第2位におかれ、日本語では「動詞」が間違いなく文章の締めくくりに置かれる、ということです。
Aus Italien schickt uns ein deutscher Freund jeden Sommer eine schöne Ansichtskarte.
「イタリアから私たちのところにドイツ人の友達が毎夏美しい絵葉書を送ってきます」
前から後ろに意味の軽いものから、重いものを並べていく性質と、枠構造を利用して、自分が特に強調したいものを文末に持ってくることも可能です。
Ein deutscher Freund schickt uns jeden Sommer eine schöne Ansichtskarte aus Italien.
そして繰り返しますが、語順に迷ったら、時の副詞を先頭にだしてしまう、これテクニック!
Jeden Sommer schickt uns ein deutscher Freund aus Italien eine schöne Ansichtskarte.
〇 ただし、次のケースでは定動詞が文頭にきます。枠は守られ文末には定動詞の大切なパートナーが置かれます。
決定疑問文
Lernen Sie auch Deutsch? 「あなたもドイツ語を勉強していますか」
Müssen Sie auch Deutsch lernen? 「あなたもドイツ語を勉強しないといけないのですか」
「~しましょう」という形
Lernen wir immer fleißig Deutsch! 「いつも熱心にドイツ語を勉強しましょう」
「~してください」という形
Sprechen Sie bitte noch ein bisschen lauter! 「お願いですからもう少し大きな声で話してください」