みなさんこんばんは
暑い日が続きます。元気でいますか~?
ヨハンは今年もオーストリアの山をハイキングしてきました^^
24日に帰ってまいりましたが、このブログ、毎日研鑽に訪れるみなさんの数に感動しております。
本当ですよ。♡
そんなことで、新しい文法のスタートはまだしばらく先のこととして、今日はね、こんなことを考えました。
ヨーロッパの学校は秋になると新学年に進むでしょ?
今、ウィーンの本屋さんでも、新学年のスタートを間近に控えて、子供たちが長い夏休みに今まで習ったことを忘れてしまったりしていないか、Ferienheft という夏休みの練習問題帳がいろいろ売られています。
ヨハンが欲しいと思った本を買おうと、あるお店に立ち寄った折にウィンドゥにそうした練習帳がたくさん飾られているのに目が留まったのです。
練習問題帳ですから、なかみは「とんち」や「頭の体操」の類ではありません。しかも Hauptschule の Klasse 1 と言うと、4年間 Volksschule を終えた子供たちですから、日本式に言えば、小学校5年生です。
この練習問題帳を見れば、オーストリアの小学5年生がどんなことを習っているのか分かるわけです。
そんなことで、算数の問題帳と国語の問題帳を買ってきました。
中身は簡単です。
問題は、出題の意味を正しく理解できるかどうかです。
本日は答えは出しません。
問題を3つピックアップして出してみますから、どうぞ辞書を引きながら、どんな問題なのか意味を考え、ついでに出題されていることに対する答えを考えてみてください。
正しい答えが出せれば、問題も正しく理解できたと言うことです。
がんばれ~♪
オーストリアの小学5年生に負けるな~♪
問題Ⅰ
Auf einer Österreichkarte beträgt die Entfernung Wien-Linz (Luftlinie) 10 cm. Der Maßstab ist 1: 1 500 000.
Wie groß ist demnach die Entfernung in Wirklichkeit ungefähr?
問題Ⅱ
Der Blauwal ist das größte Säugetier der Welt mit ca. 180 t Masse. Ein Elefant hat ca. 5000 kg Masse. Wie viele Elefanten haben ca. die gleiche Masse wie ein Blauwal?
問題Ⅲ
Mit 8 gleich langen Stäben wird eine „Wiese“ abgegrenzt. Nun werden zwei Stäbe dazugenommen und es entsteht ein Wiesenstück, das doppelt so groß ist. Wie ist das möglich?
(出典 Veritas-Verlag, Ferienheft Mathematik 1)
それでは解答です
問題Ⅰ
Auf einer Österreichkarte beträgt die Entfernung Wien-Linz (Luftlinie) 10 cm. Der Maßstab ist 1: 1 500 000.
Wie groß ist demnach die Entfernung in Wirklichkeit ungefähr?
オーストリア地図に描かれたウィーン-リンツ間の航空路線は10センチの距離です。地図の縮尺は150万分の1。では実際の距離はどれくらいあるのか計算して出しなさい
0.1m × 1500,000 = 150,000m
答えは、したがって 150km
(注) 日本語の点とコンマがドイツ語では逆になります!!!
ドイツ語 0,1m ←→ 日本語 0.1m
ドイツ語 1.500.000 ←→ 日本語 1,500,000
また、ドイツ語で × は「・」を使い、÷ は「:」を使います
0,1・1.500.000 = 150.000
150.000:1.500.000 = 0,1
問題Ⅱ
Der Blauwal ist das größte Säugetier der Welt mit ca. 180 t Masse. Ein Elefant hat ca. 5000 kg Masse. Wie viele Elefanten haben ca. die gleiche Masse wie ein Blauwal?
シロナガスクジラは世界で最も体の大きい哺乳動物でおよそ180トンあります。象は体重およそ5000キロです。では、何頭の象があつまればシロナガスクジラとほぼ同じ重さになりますか、計算して答えなさい
180×1000=180,000kg
180,000÷5,000=36
答えは、したがって 36頭
小学校5年生の算数では、掛け算、割り算をすすめるときに、互いの単位を共通化することが学習内容のメインの一つに入っているようです
オーストリアではお店でお肉とか買うときに、dag という単位が日常普通に使われます。10グラムのことです。
10 dag が 100グラムです。慣れてしまうと、これはこれでものを買うときには分かりやすい単位に感じられてきます
「お肉20dag下さいな」なんちゃって
この練習帳にも問題がいくつか出ていました
4,15kg= ? dag といった問題です
kg の k は「キロ」 1000、dag の d は「デカ」 10 のことですから 4,15kg = 415dag です
きろきろとへくとでかけためーとるがでしをとられてせんちみりみり なんちゃって
問題Ⅲ
Mit 8 gleich langen Stäben wird eine „Wiese“ abgegrenzt. Nun werden zwei Stäbe dazugenommen und es entsteht ein Wiesenstück, das doppelt so groß ist. Wie ist das möglich?
長さが同じ8本の棒(図ではマッチ棒)を使って「牧場」が囲われています。あと2本棒を足して牧場の面積を2倍にするにはどうしたらいいでしょうか?
小学校の算数の問題にこうしてマッチ棒の問題が出てくるとは思いもかけませんでしたが、問題の意味が分かれば、これがトンチや頭の体操ではなくて、りっぱに算数の問題になっていることは納得できると思います
面積は縦の長さ×横の長さですから
今左右1本ずつとなっている縦の棒を左右ともに1本増やして、2本ずつにすれば
縦×横×2で 面積は2倍になります
暑い日が続きます。元気でいますか~?
ヨハンは今年もオーストリアの山をハイキングしてきました^^
24日に帰ってまいりましたが、このブログ、毎日研鑽に訪れるみなさんの数に感動しております。
本当ですよ。♡
そんなことで、新しい文法のスタートはまだしばらく先のこととして、今日はね、こんなことを考えました。
ヨーロッパの学校は秋になると新学年に進むでしょ?
今、ウィーンの本屋さんでも、新学年のスタートを間近に控えて、子供たちが長い夏休みに今まで習ったことを忘れてしまったりしていないか、Ferienheft という夏休みの練習問題帳がいろいろ売られています。
ヨハンが欲しいと思った本を買おうと、あるお店に立ち寄った折にウィンドゥにそうした練習帳がたくさん飾られているのに目が留まったのです。
練習問題帳ですから、なかみは「とんち」や「頭の体操」の類ではありません。しかも Hauptschule の Klasse 1 と言うと、4年間 Volksschule を終えた子供たちですから、日本式に言えば、小学校5年生です。
この練習問題帳を見れば、オーストリアの小学5年生がどんなことを習っているのか分かるわけです。
そんなことで、算数の問題帳と国語の問題帳を買ってきました。
中身は簡単です。
問題は、出題の意味を正しく理解できるかどうかです。
本日は答えは出しません。
問題を3つピックアップして出してみますから、どうぞ辞書を引きながら、どんな問題なのか意味を考え、ついでに出題されていることに対する答えを考えてみてください。
正しい答えが出せれば、問題も正しく理解できたと言うことです。
がんばれ~♪
オーストリアの小学5年生に負けるな~♪
問題Ⅰ
Auf einer Österreichkarte beträgt die Entfernung Wien-Linz (Luftlinie) 10 cm. Der Maßstab ist 1: 1 500 000.
Wie groß ist demnach die Entfernung in Wirklichkeit ungefähr?
問題Ⅱ
Der Blauwal ist das größte Säugetier der Welt mit ca. 180 t Masse. Ein Elefant hat ca. 5000 kg Masse. Wie viele Elefanten haben ca. die gleiche Masse wie ein Blauwal?
問題Ⅲ
Mit 8 gleich langen Stäben wird eine „Wiese“ abgegrenzt. Nun werden zwei Stäbe dazugenommen und es entsteht ein Wiesenstück, das doppelt so groß ist. Wie ist das möglich?
(出典 Veritas-Verlag, Ferienheft Mathematik 1)
それでは解答です
問題Ⅰ
Auf einer Österreichkarte beträgt die Entfernung Wien-Linz (Luftlinie) 10 cm. Der Maßstab ist 1: 1 500 000.
Wie groß ist demnach die Entfernung in Wirklichkeit ungefähr?
オーストリア地図に描かれたウィーン-リンツ間の航空路線は10センチの距離です。地図の縮尺は150万分の1。では実際の距離はどれくらいあるのか計算して出しなさい
0.1m × 1500,000 = 150,000m
答えは、したがって 150km
(注) 日本語の点とコンマがドイツ語では逆になります!!!
ドイツ語 0,1m ←→ 日本語 0.1m
ドイツ語 1.500.000 ←→ 日本語 1,500,000
また、ドイツ語で × は「・」を使い、÷ は「:」を使います
0,1・1.500.000 = 150.000
150.000:1.500.000 = 0,1
問題Ⅱ
Der Blauwal ist das größte Säugetier der Welt mit ca. 180 t Masse. Ein Elefant hat ca. 5000 kg Masse. Wie viele Elefanten haben ca. die gleiche Masse wie ein Blauwal?
シロナガスクジラは世界で最も体の大きい哺乳動物でおよそ180トンあります。象は体重およそ5000キロです。では、何頭の象があつまればシロナガスクジラとほぼ同じ重さになりますか、計算して答えなさい
180×1000=180,000kg
180,000÷5,000=36
答えは、したがって 36頭
小学校5年生の算数では、掛け算、割り算をすすめるときに、互いの単位を共通化することが学習内容のメインの一つに入っているようです
オーストリアではお店でお肉とか買うときに、dag という単位が日常普通に使われます。10グラムのことです。
10 dag が 100グラムです。慣れてしまうと、これはこれでものを買うときには分かりやすい単位に感じられてきます
「お肉20dag下さいな」なんちゃって
この練習帳にも問題がいくつか出ていました
4,15kg= ? dag といった問題です
kg の k は「キロ」 1000、dag の d は「デカ」 10 のことですから 4,15kg = 415dag です
きろきろとへくとでかけためーとるがでしをとられてせんちみりみり なんちゃって
問題Ⅲ
Mit 8 gleich langen Stäben wird eine „Wiese“ abgegrenzt. Nun werden zwei Stäbe dazugenommen und es entsteht ein Wiesenstück, das doppelt so groß ist. Wie ist das möglich?
長さが同じ8本の棒(図ではマッチ棒)を使って「牧場」が囲われています。あと2本棒を足して牧場の面積を2倍にするにはどうしたらいいでしょうか?
小学校の算数の問題にこうしてマッチ棒の問題が出てくるとは思いもかけませんでしたが、問題の意味が分かれば、これがトンチや頭の体操ではなくて、りっぱに算数の問題になっていることは納得できると思います
面積は縦の長さ×横の長さですから
今左右1本ずつとなっている縦の棒を左右ともに1本増やして、2本ずつにすれば
縦×横×2で 面積は2倍になります