元細胞生物研究者の日記

某病院に勤務する医師です。以前は細胞やマウスを相手に仕事をしていましたが、現在は医療に携わっています。

やめたい理由

2005-01-25 | Weblog
時々、実験をやめたくなる。

なぜだ?
他にもっとやりたい仕事があるからか?

違う。
もう一人の自分が答える。
実験が上手くいかなくて、逃げ出したいのだろう。

図星だ。
とにかく、いまの仕事をやり遂げなければ。
逃げてはいけない。


4 コメント

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こんにちは (der8874)
2005-04-09 11:08:18
ten_tenさん、こんにちは。

コメントありがとうございます。



どんな仕事でも、辛いとき、嫌になってしまうときがありますよね。

でも、辛いときに壁をどうやって乗り切るか、いろいろ試行錯誤してみるのが、生きていく上で大切だと思っています。たとえ、困難を乗り切ることができなくても。



最近は実験をやっても、全てネガティブデータです。はっきりいって、今のプロジェクトはぜんぜん面白くありません。



けれども、ここで逃げ出してしまったら、あとできっと後悔すると思い、日々の仕事を続けています。

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Unknown (ten_ten)
2005-04-08 00:17:34
はじめまして。

研究職はわたしの憧れですが

確かにいやになってしまう気持ちもわかります。

何をやっても絶対満足なんてないんでしょうね。
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むいていないと思っています。 (der8874)
2005-01-29 05:51:14
sana_nana22さん、コメントありがとうございます。



僕は自分の仕事(生物学の研究)にむいていないと思っています。

”エキサイティングなデーターを目指して、緊張感を維持しつつ、単純作業(実験)を計画的に遂行できるようになることが、プロの研究者への第一歩です。”

というある有名な研究者からのメッセージを読んだことがあります。



このようなことは、僕が最も不得意とすることの一つです。



でも、いま途中のプロジェクトを投げ出してしまったら、今まで費やした時間が全て無駄になるのは当然として、僕をサポートしてくれている、研究室のボスや多くの人の労力も水の泡になってしまうと思います。



人生をリセット出来たらどんなにいいかと思います。

しかし、逃げ出せない状況でなんとかやりくりするのも、生きていく上で大切なことだと思い、日々の仕事をやっています。





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はじめまして (sana_nana22)
2005-01-29 00:39:30
時々日記を興味深く拝見させていただいています。私も時々すごく実験をやめたくなります。きっと私も逃げなんだと思います。だけど、研究以外のこと(例えば普通のOLとか)をしたことがないので、自分が研究に向いているのか、そうじゃないのか分からなくてぐったりしてしまうときがあります。
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