元細胞生物研究者の日記

某病院に勤務する医師です。以前は細胞やマウスを相手に仕事をしていましたが、現在は医療に携わっています。

田中さんはすごい

2004-11-23 | Weblog
最近、友人がくれた録画ビデオをよく見ている。
昨日みたのは田中耕一さんのノーベル賞受賞が決まってすぐの国営放送の番組。
ノーベル賞をとることはもちろんすごいが、田中さんのインタビューにとても驚いた。

田中さんは同じ条件で実験をしても、結果が違うことがあるが、
その原因を探しそれを研究にいかすそうだ。
そして、この原因探しが楽しいそうだ。

すごすぎます。

拙者が実験をやめたくなるのは、データに再現性が無いとき。
つまり、同じ実験をやっても結果が違うとき。
実験回数を増やすと、その数だけデータが出てくるときがある。
どれを信じたらいいの?サイエンスの神様、教えてください、
ということになる。

それが、こうなったときのトラブルシューティングが楽しいだなんて。
もう一度、田中さん、すごすぎます。