酔いどれ女子の徒然日記

読んだ本とかゲームのことを綴ってます

読了 定本 バブリング創世記

2019-10-26 11:44:09 | 買った本/読んだ本
筒井康隆自体を数年ぶりに読みました

帯には「奇書、ついに完全復活」と書かれていましたが、
確かに奇書というかなんというか
ヒノマル酒場なんかはいかにも(私の好きな)筒井康隆で、あはははは~と
笑って読んでいたわけですが、全体的には読むのにとても疲れました

いろんな意味で読み方が分からなくなっている・・・ガーン

中学生の頃に筒井康隆・眉村卓・星新一・新井素子が内輪で大流行し、
お互いに感想を語り合うために読み漁ったものですが、これを徹夜で
読めていた10代の私の体力と精神の柔軟さに我ながら感心する
でもって、こんなもんを書いた筒井康隆のなんかよく分からないパワーには
圧倒されますね
昔から変なおじさんだと思っていますが、なんだかんだ言っても天才の
箱に入っている

筒井と言えば家族八景(とそれにつつく七瀬ふたたび)が好きで、文庫も
数十年処分せずにずーっと本棚に置いているのですが、最近は再読しようと
するとエネルギーが吸い取られてヘトヘトになるのでなかなか読めません

ちょっと、体がラノベに慣らされすぎたというのもあるのかも

口当たりの良い、わかりやすいラノベはそれはそれで非常に面白くて
好きなんですが、そればっかり読んでいると分かりにくい物を理解しようと
する回路がさび付いていくような気がします

まぁ、筒井康隆の分かりにくさってそういうことじゃ無いんですけどね
でもって、分からないまま放り投げても許される感じがやっぱり
好きなのでした(疲れるけど)

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