瞬刊★差楽部

ジャンルに特筆しない雑記です( ´,_ゝ`)

国歌斉唱、国旗掲揚...。

2005-03-14 17:29:45 | 社会

サッカー日本代表候補が発表された。
来る25日はテヘランでのイラン戦、中身が薄っぺらなジーコの化けの皮がはがれてはくれるのだろうか?
そこなこんな見所があって、非常に楽しみではあるのだが、サッカーの日本代表の試合を見ているといつも思う。


一時期騒がれた国旗掲揚・国家斉唱問題などどこ吹く風。
日の丸を降りまわして「ニッポン」を連呼している。
ずいぶん経ったが、オリンピックの開催中にしてもそう。

多くの若者がニッポンチームのゴールに狂喜乱舞するさなか、学校での国旗掲揚・国家斉唱などに反対している若者はどのような気持ちであの光景を見ているのであろうか。
それとも、思春期の微熱であったかのごとくこのときばかりは「ニッポン!ニッポン!」とでもTVの前で叫んでいるのだろうか。

北朝鮮戦であちらの代表に選出された在日の二人の選手。
その一人、安英学(アン・ヨンハッ)がテレビに出演した際に語った言葉が凄く重かった。
「日本にいると在日、北朝鮮では外国人、韓国では北の人間」
そんな、精神的に帰属する国の無い、根無草のように自分で感じてしまっている彼が名ばかりの帰属国の代表として、ただプライドのために体を張ってプレーしている姿は非常に美しくも哀しかった。
あれをみてしまうと、週間プレイボーイ誌が“北朝鮮をサッカーでいじめてやれ”などという記事を載せていたのが日本人として非常に恥ずかしい。

自分は右翼ではないが、帰属できる国くらいはもっていたいし、その国の国旗掲揚や国家斉唱をすることに躊躇いは持たない。
スポーツによる国民の団結心はすばらしいとは思うが、普段の精神的流浪国民である日本人とのギャップを感じてならない。


マスコミもニュースがないときに煽るだけ煽るでなく、こういうときにこそ国旗掲揚・国家斉唱問題にゆれる高校や地域の人々の心情を取材して公にしてもらいたいものだ。


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北朝鮮戦前の安英学(アン・ヨンハッ)、李漢宰(リ・ハンジェ)の記事

日本代表メンバー

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