偶然、江田憲司氏のツイッターに出ていた。今年前半に国会質問で使ったものだ。
彼の独特の語りは、現代政治史の中でも群を抜いて秀逸である。
誰もが彼のように舌鋒鋭く質問を繰り返せば、どんな政権もストレスで頓挫する
だろう。女性議員では、あの山尾志桜里議員も似たような鋭い質問で定評がある。
質問される方はたまったものではない。一言、誉め言葉を混ぜながら、丁重にご
意見を拝聴するといった穏便な対応を取らざるを得ない。
ただ、視聴者からすれば、優等性が劣等生を言い負かすシーンに見えて、案外と
政権側も同情される度合いが大きいのだろうと推察される。「半官びいき」とい
う現象である。
出来得るならば、政策を批判すれど、人格を貶めるようなことには配慮すること
が(アホな政権であればなおさら)視聴者にも好印象を与えるだろうと思う。
何しろ、自分が劣等生=弱者であると開き直った人は怖いもの知らずである。