6月から断続的に続く大雨で、中国の三峡ダムの水位が上昇している。長江流域では大雨により400以上の河川で洪水が起き、200万人以上が避難するなど被害が拡大している。当局は警戒を強めている。(日経新聞)
この三峡ダムの完成式典に、時の胡錦涛や温家宝は出席しなかったという。彼らはダムに関しての専門的知識がある人物として知られており、それ故に出席しなかったとも揶揄されている。即ち、三峡ダムが中国のアキレス腱であるということだ。最悪、堤防が崩壊したらいかに中国といえども相当な動揺が起こるだろう。習近平もタダでは済まされない事態になる。
中国の海洋進出や軍事強化は近年拡大の一途である。豊富な資金力にものを言わせて、アメリカをも凌駕する傍若無人の振る舞いがみられる。どの国も止めることはできないバッファローの暴走である。そんな醜態を天が見過ごすとは思われない。