DEEP GREEN

GO のブログ。
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クロスアルプス 7日目  ホリデーモード 

2007年09月14日 23時58分48秒 | Weblog




  もう2つ超えるはずだった山もスケジュール的に無理になり、朝からみんなリラックス、ホリデーモード。 宿の朝ごはんのカプチーノがおいしくて最高。 パンにジャムをぬって頂く。ケーキもひときれ。 宿のおっちゃんもおばちゃんもいい人たちで、昨晩の料理もこのあたりの郷土料理だろう、それを誇りを持って提供してくれているらしい。 1泊2日2食付で70ユーロ。 決して安くはないが大満足の内容だった。 
 天気もこれまた快晴。 
夜は平地なので暑くて眠れなかったが、窓を開けて寝たら涼しくなってゆっくり眠れた。 蚊がいてだいぶとくわれたが、まぁよしとしよう。 
 朝バイクチェックを念入りに行い、チェーンにオイルをさす。みんなゆっくり目の支度。 バイクチェックをしっかりと行っている。 そんなこんなで朝9時半に出発!
 恒例のエイエイオーには宿のおばちゃんも参加し笑顔で出発することができた。 
 宿の横に流れていた川沿いを気持ちよく進む。 みんな昨日の夕方がオーバースピードだと理解しているようで、今日はゆっくり目で!とウーベが宣言し、ペースが速いと後ろがすぐにきれるので無理ないペースで走ることができた。 しかし、自転車(ロード)で走っている人の多いこと多いこと。 驚きます。 やはりイタリアも自転車の国なんだなと再認識。 1時間ほど進むとついにコモ湖に到着! 湖沿いを進みColico港に到着。 
 少し早目だがお昼を食べることに。 港の前のレストランでピザを、イタリアだからってことでピザを食べることになった。 メニューを見るとピザの種類が書いてあって大体4ー5ユーロ。 一切れくらいがでてくるのかなと思い、注文。 でてきたピザをみてびっくり! 厚みはないが超でかい! 日本だと3千円コースかな? リラックスモードということでビールと一緒にいただく。 食後のエスプレッソも最高。

 このとききいたのだが、イタリアではこのでかいピザを二人でシェアしようとしたらナイフフォーク代x人数分だけ必要になるみたいだ。 1人=1ユーロくらいだから高いもんではないけど文化の違い、勉強になった。

 しっかし今日は完全にホリデーモード。
この後フェリーに乗ってコモ湖横断。 対岸の町に移動だが、フェリーの時間まで時間があったので、ちかくのビーチで湖水浴とひなたぼっこ。 身体はいつもの走る、押すに慣れているのでこんなにやすんでいいのかいなーって信号がでるが、休めるときに休んでおこうとのんびり。 

 その後フェリーに乗り込み約1時間半の船旅。 
景色を見ながら甲板デッキで座っているとウーベが手に4本のビールを持って登場! 笑ってしまう。 完全に気が抜けてる。 空は雲が多くなり、風もきつく、雨がぽつぽつふり出していた。 山を越えて下りてくる予定だった街とその向こうにある山をみながらビールを飲み、のんびり。 いろんな港に着くたびに写真を撮ったりしてひまをつぶす。 
 
 メラジオ港に着いたときにはすでに夕方4時前だった。 今日はここからさらに進んで、隣の湖ルガノ湖までいくと言ってたのに相変わらずのんびりモード。 メラジオの街を観光していこう!と街の中をふらふらし、またもやジェラート休憩。ラムレーズンとピスタッチのジェラート。 おいしい! 

 天気も曇ってはいるが雨はやんでいた。 さあ、ぼちぼちいこかと思い腰をあげて出発! これからルガノ湖のほうへ向かうがルガノの町までいくとスイスに入るので、その国境の手前で宿を探すことに。 なぜって? スイスは物価が高いのと、やっぱりイタリアのほうがご飯がおいしいだろうってことらしい。 
 
 メラジオから次の街まではひたすら上り。 ここ、観光地らしく大型バスがばんばん走ってます。 自転車道が発見できず車道を走るが、車が多くてかなりのストレス。 天気は登りだすと晴れに。 途中の道路わきの温度計を見ると34度。 暑いはずだわ。 
 何度か道に迷いながら進むとついにルガノ湖に到着! ルガノ湖。 ここも観光地。 そりゃそうだ、こんなきれいなところないよ。 素晴らしい湖です。 湖沿いに進み、今晩の宿を探すが、いい宿っぽいのがない。 そりゃそうだ、高い宿ばっかりでしょ、こんな観光地。 ところがウーベが穴場を発見! 
 道沿いの家を貸してくれるところで、オーナーのピエロさん曰く、1週間とか2週間とかのバカンス貸ししかしない物件だが、自分もサイクリストで、あなたたちの気持ちが分かるから特別に一晩だけお貸ししましょう。(でも嫁さんに確認とってたのが笑った) となんとラッキーな出会い! 広い庭に、プライベートビーチ、湖沿いの家はパーティーハウスと、その地下には湖直結のボート小屋。 どんだけリッチやねん!という気分の味わえる場所です。 なんでも築400年だとか、ほんとかどうかわかんないけど。 

 メラジオからの行程、結構暑くてあせだらだらだったので、部屋に案内された後は速攻海パンに着替えてビーチへ! プライベートビーチと言ってもささやかなものだったが、湖に飛び込みリフレッシュ! 泳いで少し先のボート停泊所によじ登りそこから飛び込み! 最高です。 
 ウーベなんてやってきたと思ったら、いきなりふるちんになり飛び込んでいる。 みんな全然気にしてないし、おもろいなー。
 このころ日がなくなり肌寒くなったので素早く切り上げ、シャワーをして家の前の道路を渡ったところにあるイタリアンレストランへ食事に。(イタリアにあるからただの食堂か?) 雨が降っていたが、最初のビールを開けるころには晴れ間が雲の隙間から見え、虹がものすごくきれいに出ていた! 素晴らしい景色を見ながら、カプレーゼとスパゲッティーポモドーロ
をいただく。 カプレーゼを食べ、みんなのパスタが来てるのに俺だけ来ない。 店の人曰くやってるからちょっとまってください。 仲間曰く、絶対忘れてたよ、ここイタリアだもん。というコメント。 文化だわと思いながら、おいしいワインを飲みながら待つ。 ポモドーロ。 おいしかった! でも見た目はめっちゃシンプル。 どこに時間がかかるんだろう?という料理なので、やっぱり結論は イタリアだからということになった。 食後にデザートティラミスをいただく。 日本のティラミスを想像してたらボール皿にどん!みたいなでかいのがでてきて度肝を抜かれる。 おいしいから許す。 
 
 食後に村とビーチ沿いを散策。 なぜこんな街の作り方をしてるのかとか、暑さを避けるため、日陰を多くするために家と家の距離が狭いとか、ここは昔の洗濯場。 洗濯物をたたきつける岩がへこんでいる。 かなり歴史を感じる古い街並み、異国に来ていると今更ながら強く感じる。 
 散歩後にどうしよっか? と相談した結果、レストランにもどりワインを買って家で飲んで打ち上げしようということに。 レストランにある1.5リットルのさっき飲んでたのと一緒のハウスワインを12ユーロで買って、まっくらな庭で最後の晩餐後の打ち上げパーティ。 
 今回の旅についてああだった、こうだったとみんなで話し、なんやかんやで盛り上がりワインもあっという間になくなってしまった。 みんなこの旅を最高に楽しんで来たから、明日で終わるのが寂しそうだ。 自分も実際そうだった。 そんな気分で飲んでるからかワインも進み、いい感じに酔っ払いです。 結局12時ごろまで盛り上がり、あとは倒れるように眠りについた。。。

  身体にもかなりがたが来ている。 
 左手首痛くて力はいらず。 右手の平、押すと痛い。 両側腕の内側にあせものようなしっしん。 かゆい。 筋肉痛は終わってたが、無理してこいだら簡単に膝がアウトになりそうな感じ。 肉体的にもそろそろ潮時か。 ちょうどいいのか?
複雑な気分で明日、いよいよ最終日を迎える。

 つづく


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