DEEP GREEN

GO のブログ。
自転車、スノーボード、釣などなどGoの日常、日々感じたこと、経験したことを!

𩹷 (魚に鬼)4日目最終日

2016年10月29日 23時04分00秒 | 
寒っ!

最終日、冷え込みました。

飛行機の時間の関係で今日釣りをして空港に出発する時間は11時ごろまで。
限られた時間を有効に使うために朝、いつもよりも1時間早く起きて出発です!

小雨がちらつくどんよりした天気のせいもあり、まだ朝が明けきってないような雰囲気の中を釣場に向かいます。
遠くで鹿の泣き声が聞こえます。
と、鹿ではない動物の鳴き声も。
なんやろうあれ? 
吼えるような鳴き声でした。

熊やったらいややな~
気をつけて念には念を入れて進みます。

今日は時間の関係でいける距離も短いのですが、また濃いい釣場にいけました。

川の両サイドには獣道。
蝦夷鹿の足跡が無数にあり、完全に道になってます。
大自然、野生の中にお邪魔させてもらってるんだなと再認識。
今日の目標はもちろんイトウを釣る事ですが、サイズアップを目指します!

時間がない分急いでるせいもあり、ポイントでも粘りません。
そのせいで一回イトウを見逃してしまいました。
移動!って川の中を歩いていくと、ルアー打ち込んだところから大きなイトウが泳ぎ去るのが見えました。
これもキャストする場所、魚の活性、選んだルアーが魚の好みや捕食レンジにあってるかどうか、いろんな要因があるんでしょうが、それを読みきる実力をつけないと釣れないんだなと思いました。

さて、また渋いまま、歩いて歩いて、ルアーも投げたおしてますが、もうすぐ終了ポイントです。
最後の最後にによさげなポイントに入ります。
ここも、上から木が覆いかぶさってて、サイドキャストで投げて、ポイントにルアーを放り込むという精度が必要な場所です。

一投目、失敗。
かなり手前に着水。

二投目、集中して投げるといい場所へ
ルアーを巻いてくると

ぐんっ!

あ、来てる!

ぐーっと重くなったところであわせます!

乗った!
いいファイトです!

上がってきたのは婚姻色がきれいなイトウ!

嬉しい!

50オーバーくらいか?

最後の最後にまたも釣る事ができました。
キャストが決まれば釣れる。
そういうことも学ぶことができました。

それ以上に人が作ったものが全く見えない大自然真っ只中での釣は自分の中で格別な思い出となりました。
こんな素晴らしい大自然を大事にしないといけないという思いが非常に強くなりました。
自分でできることは限られてますが、できることはしっかりとやっていこうと思います。

北海道に、イトウに、アメマスに、素晴らしい自然に、このツアーで一緒だった釣友に大感謝です。
やりきった感満載で帰阪となりました。
ありがとう!

𩹷 (魚に鬼)3日目

2016年10月28日 21時54分06秒 | 
昨日の晩もぐっすり。
今日は少しあったかい。

時折晴れ間も見える。
とはいえ気温は10度以下。
こんな気温にも慣れてきた3日目。

今日も釣るぞ!

今日も歩いて歩いて足でかせいで

釣れました!

イトウ!

だいぶはしょって書いてますが、これを釣るまでの道のりも長かった。

そんなに大きくない=40cmくらいの個体でしたが嬉しかった!


その後は

アメマス!
55cm!

めちゃくちゃ引いて楽しませてもらいました!
アメマスファイター素晴らしい!

綺麗な魚です!
ありがとう!とリリースしました。

しかし、今回思い知ったことがあります。

この場所。
奥が深くなっていていかにも魚がついてそうな場所。
この場所で、自分はいきなり手前の木の枝にルアーを絡めてしまいました。
そうなんです、キャストがへたくそなんです。
そのルアーを外そうと陸に上がり木に上ろうとしているときに釣友が正確なキャストで投げたルアーがいい場所に落ちます。
陸の上から、水も澄んでて綺麗なので、ルアーのすべての動きが見えます。
ルアーが巻かれていくと、深みからでてきた大きな魚が一気にルアーに襲い掛かります!
バイトシーン丸見え!
しかも60オーバーくらいの大きなイトウ!
そんなイトウが、口を開けてルアーに襲い掛かるシーンを見てしまいました。
魚に鬼と書くイトウの獰猛さを見ました。
これぞ野生。
この川の生態系の頂点に立つ魚。
まさに鬼の形相でした。
あの姿忘れられません。
素晴らしい!
とはいえ、キャストが決まっていたらあのイトウを釣ってたのは自分だったかも知れません。
キャストが下手すぎでへこみます。
経験を積んでうまくなるしかない!
一投、一投、集中して投げることに決めました。

その後、川を釣りあがると

水の中に何がいるか分かりますか?

別の魚ですが、これです。

しゃけが産卵を終えて、その人生を終えた姿が川のあちらこちらで見られるようになりました。


浅瀬にはまだ産卵途中のカップルシャケが。

繰り返される命の輪を感じます。

川辺にはそのシャケを食べあさった跡も見えるようになりました。

熊の食べた跡?

幸い、熊には出会いませんでしたが、シャケの遡上シーズン真っ只中であったならきっと熊も川にくるでしょう。

今日も5時間超、熊に警戒しながら歩き続け。
疲れましたが、充実した時間でした。
今日も北海道の大自然に包まれた時間をすごせて幸せでした。
イトウも釣れて最高でした!
感謝!

4日目に続く

𩹷 2日目

2016年10月27日 21時55分52秒 | 
2日目、朝起きると、外はうっすらと雪。

今日も寒そうだ。

今日は大自然の中にある支流に行くそうだ。
ここは北海道。
熊いるらしい。



こわいよな。
北海道はヒグマの生息地。
イトウを狙うには人の手が入っていない大自然の中を流れる川にいかないといけないらしい。

熊よけは鈴。
歩いているとき時々笛を吹く。

とにかくここに人がいると気がついてもらうための対策でしかない。
それだけで大丈夫かといえば、100%大丈夫なんて保障はない。
でもいく。

川は清流でめちゃくちゃ綺麗。
透明度抜群。

川につかると今日は昨日より水が冷たい。
さあ、いきますか!

ポイントを探して川歩きスタート。
川の両岸は自然の護岸そのまま。
人工的なものなんてなにもありません。
それだけでも感動的なのに、こんな中で魚釣りできるなんてなんて幸せなんだろう!

釣場のイメージはこんな感じ。

これはまだ大分開けた場所で、空が明るいから明るいイメージ。
川幅、そんなに広くない。
4-5mくらい? せまいところで2-3m?

腰上くらいまでは浸かっていきますが、それ以上深いところは両岸を、木や熊笹をかき分けて進みます。
両岸には獣道もあります。
獣の足跡しかありません。
主にはエゾ鹿の足跡なんですが、たまに小さい肉食獣=きつねみたいな足跡があります。

これ熊の足跡ちゃうか?というのもいくつか見ましたが確証はありません。
まあ、間違いなくいるでしょう。

そんな中、釣り進みます。

最初のほうのポイントで割りと大きなイトウがルアーに反応したのが見えました。
あんなでかいのいるんや~
しかも丸見えやし。
ちょっと感動です。
しかし、この魚はそれ以上ルアーに反応することはありませんでした。

これは今日も釣れるかも!

と思ったのも束の間。

つれませーん!

いや、この状態が普通なんです。
幻の魚がそんな簡単に釣れる訳ないんです。

そんな中、アメマスが遊んでくれました!


アメマスを釣ったのも人生初!
ルアーにアタックする姿丸見えでめちゃくちゃ興奮します。



その後もアメマスを数匹追加。
めちゃめちゃアグレッシブファイターです!

ありがとう!
嬉しい!

結局、5時間以上川に浸かって歩き続け、釣り続け、まともに休憩もなく、水を少し飲んだだけ。
熊に気をつかいながらも、集中して釣続けました。
川からあがり、車に戻ったときはぐったり。
でも、充実したぐったり。

イトウは釣れませんでしたが、大自然満喫でした。

3日目に続く





魚鬼 1日目

2016年10月26日 23時31分05秒 | 
ご無沙汰しております。
その後、仕事が忙しく、出張もあり、全く釣にいけない日々を過ごしておりました。
ですが、出張後に初めて飛行機で釣だけしに行くツアーを計画していたので、そんな日々もがんばることができました。
結論から言うと、ありえない非現実的な数日間を過ごしてきました。

”Goさん、北海道に釣行きませんか?”
 そう聞かれたのは数ヶ月前。

”いく”
 二つ返事。
 
日程だけ決めて、飛行機も早割りで予約して行く事決定。
正直、何を釣に行くのか? 理解していませんでした。
いや、イトウを狙いに行くとは聞いたような、でも幻の魚。
釣れるのか? 
全く現実的じゃあないな~
そんな気持ちで出発を迎えました。

北海道
季節は晩秋から冬の気配。
気温は

3度。

大阪がまだ20度前後の気温の中これは寒すぎる。
風が吹き、雪も舞いだした。 
空もどんより冬の空。
夕まず目、そんな天気の中、釣場に降り立つ。

不思議と水は冷たくない。
ウェーディングして、本流へルアーを投げます。
どう釣ればいいんやろ? 
まあ、いつもの川鱸の要領でやるかとルアーを流れになじませ巻いてきます。
地形も何も分かってないままキャストします。

2投目
1投目であのへん駆け上がりと感じた部分に長くルアーが流れるように流していると
ぐっっと重くなります。
あれ? 底? なんかひっかかった?
さらにぐっと重くなると、頭を左右に振ってます。
魚!

いきなりのヒット!
大事に大事にファイトして浅瀬に誘導してキャッチです!

イトウ!


心の準備ないままに釣ってしまいました。
殺気だってなかったのが良かったのかも知れません。
正直、現実感が全くありません。
でも、手の中にいる魚はまぎれもなくイトウ。
いつか釣ってみたかった魚。
サイズは60cmオーバーくらいでした。

弱らせないように水から外には出しません。
きれいな模様、特徴ある体型、見ててぜんぜんあきません。
とはいえすぐに大事に大事にリリースです。


ありがとう!
ゆっくりと帰っていきました。

夢見心地とはこのこと。
その後もうきうきでルアーを投げましたが反応なし。
もう帰ろっかと話してると、
どんっ!という衝撃の後、ドラグが止まらないほど魚に走られました。
なんとか走るのを止めて寄せにかかりましたが、はるか遠くで岸際の木に絡まり、あえなくラインが切れてしまいました。
釣友によると、シャケのすれ掛りだろうとのこと。
確かにすれっぽい掛かり方でした。
残念でしたが、あんなコントロールできないほどの走りを体験できただけでもいい経験になりました。

北海道おそるべし!
寒さをすっかり忘れてました。
日が落ちるのも早く、車に戻るころにはまわりは真っ暗でした。

ホテルにチェックイン、温泉であったまり、祝杯をあげました。
宴も早々に切り上げ、翌日からのルアーチョイス。
釣友とルアー談義に花咲かせます。
準備できた後は、出張疲れ、時差ぼけ疲れもあり、あっというまに夢の中へ。

北海道、ありがとう!
イトウ、釣れてくれてありがとう!

あかんまだ現実感がない。
2日目につづく。