deep/shallow

浅くても“深い”・・・そんなソルトウォータールアーフィッシングの世界

愛すべきターゲット達 ― シーバス編 ―

2005年03月16日 | etc...
 シーバス・・・言わずと知れた鱸(スズキ)のことである。

(日本人なら鱸でいいじゃん!)
 
 って気はするが、“スズキ釣り”と表現するとなんだか餌釣りと区別がつかないので、敢えてシーバスと呼ぶことにしておこう。
 
 最近は、ソルトの世界もジギング、エギング、ロックフィッシュなどジャンルが拡がり、今やそっちの方が人気は上(?)な気もするが、僕はまだまだこの釣りが好きである。
 一年を通してオフシーズンがなく、風が吹こうが、雨が降ろうが、吹雪が吹こうが(笑)、お構いなし。
しかもデカくなると1メーターを越える。身近で狙えるターゲットとしてはもちろん最大級だろう。
大型になると僕の頭なんぞ、その口にすっぽりと入ってしまい、目玉も僕のそれよりデカい(笑)。
魚というより“獣(けもの)”と言ったほうがしっくりくる。近寄ってくると恐怖すら感じてしまうほどの威圧感だ。
“釣り”というより、むしろ“狩猟=ハンティング”のそれに近いのかもしれない。

 そして、シーバスの醍醐味はなんといってもそのファイト。
決して青物のようなスピードがあるわけでも、シイラのようなパワーがあるわけではないが、水面を割って飛び出す“エラ洗い”は豪快そのもの。
トルクフルな引きでラインを引き出し、僕の眠っていた狩猟本能を呼び覚まし、アドレナリンを搾り出してくれる。

 釣れるときは、それこそ投げさえすれば何でも釣れるって勢いだが、これが釣れないとなるとサッパリ・・・一体そこにいるのか、いないのか?

(頼む!せめてそれだけでも教えてくれ~!)

そんな思いにかられながらも、時間だけが過ぎて行く。「あ、杭かと思ったよ(笑)。」・・・などと揶揄されつつ、今日も水辺にたたずんでしまうのだ。