最近はいろんな事件が起こるがこの事件には唖然とした。
特急電車の自由席に一人で座っていた若い女性の隣に、性犯罪の前科もちの男が座り、脅しながら女性の身体に触れ、挙句はトイレに連れ込み30分にわたって暴行したと言うのだ。この女性の気持ちを考えると気の毒で言葉もない。
サスペンスの世界なら、この復讐のために見殺しにした人たちに仕返しをするだろう。
子供の虐待には通報義務があるがこういう場合もおなじではないのか。
この車内にはおよそ40人の乗客がいたにもかかわらず、誰一人として制止したり車掌に通報する人がいなかったと言うのだ。
これを聞き、今から10年前息子が念願の高校に入学した春のことを思い出した。
息子は嬉しくてちょっと浮かれていたのかもしれない。
そんなかばんで行くの?とちょっと私が眉をひそめたけど、赤っぽいチェックのバッグをもって出かけた。
しばらくしてその息子が帰ってきた。
その顔を見てびっくり。
ゆがむように腫れている。
何があったか聞いても詳しくは言わない。
でも派出所には届けないといけないと言って届けた。
担当の警察官に話したので私にも事情がわかったのだが、朝のラッシュ時の駅の前に3人の同級生が座り込んでいた。
進学しなかった子やもうすでに高校を中退した子達で、息子の目つきが悪かったと、いわゆる「ガンつけた!」と思ったらしい。
(視力が悪くなっていて、めがねをかけてなかったので目を細めて目つきが悪かったこともあるのかも。)
運悪くシンナーも吸ってたらしく、歯止めが利かずまたその子達の靴にはけりを入れたときに相手にダメージを与えられるように金属が入れてあったのだ。
その上に、タバコの火を顔に押し付けられて・・・
相手が3人と言うことで抵抗はしなかったらしい。
そんな間にも通勤の大人たちがどんどん通り過ぎていく。
だがただ一人として通報も助けようともしてくれなかった。
私はそのことに対しての怒りが収まらなかった。
警察は以前から問題を起こしている子達だから告訴してほしいと言うのだけれど息子は頑としてしないと言う。
したらまた何倍もなってやられると言うのだ。
弱虫!と思ったけど大人は守ってくれないと言う深い傷を負ってしまった息子には通じなかった。
その日、私は傷の手当てをして腫れた顔をしている息子を休ませないで登校させた。負けるなという気持ちだったけど、これは本当に息子を育てる上で大きな失敗の一コマだったと今も忘れることができない。
ルンルンでスタートした息子の高校生活だったけれど、このこと以来息子のなかに屈辱感と母である私にたいしての屈折した感情が芽生えたと思う。
母は手放しで優しい存在でなければいけないんだと今思う。
そんな思いをもって息子の小さいときにそっくりな孫を今全霊で愛している。
そしてこんな事件に出会ったら私は絶対見過ごさないと決心している。
被害者が時間はかかるだろうが立ち直れるようにと心から願っている。
特急電車の自由席に一人で座っていた若い女性の隣に、性犯罪の前科もちの男が座り、脅しながら女性の身体に触れ、挙句はトイレに連れ込み30分にわたって暴行したと言うのだ。この女性の気持ちを考えると気の毒で言葉もない。
サスペンスの世界なら、この復讐のために見殺しにした人たちに仕返しをするだろう。
子供の虐待には通報義務があるがこういう場合もおなじではないのか。
この車内にはおよそ40人の乗客がいたにもかかわらず、誰一人として制止したり車掌に通報する人がいなかったと言うのだ。
これを聞き、今から10年前息子が念願の高校に入学した春のことを思い出した。
息子は嬉しくてちょっと浮かれていたのかもしれない。
そんなかばんで行くの?とちょっと私が眉をひそめたけど、赤っぽいチェックのバッグをもって出かけた。
しばらくしてその息子が帰ってきた。
その顔を見てびっくり。
ゆがむように腫れている。
何があったか聞いても詳しくは言わない。
でも派出所には届けないといけないと言って届けた。
担当の警察官に話したので私にも事情がわかったのだが、朝のラッシュ時の駅の前に3人の同級生が座り込んでいた。
進学しなかった子やもうすでに高校を中退した子達で、息子の目つきが悪かったと、いわゆる「ガンつけた!」と思ったらしい。
(視力が悪くなっていて、めがねをかけてなかったので目を細めて目つきが悪かったこともあるのかも。)
運悪くシンナーも吸ってたらしく、歯止めが利かずまたその子達の靴にはけりを入れたときに相手にダメージを与えられるように金属が入れてあったのだ。
その上に、タバコの火を顔に押し付けられて・・・
相手が3人と言うことで抵抗はしなかったらしい。
そんな間にも通勤の大人たちがどんどん通り過ぎていく。
だがただ一人として通報も助けようともしてくれなかった。
私はそのことに対しての怒りが収まらなかった。
警察は以前から問題を起こしている子達だから告訴してほしいと言うのだけれど息子は頑としてしないと言う。
したらまた何倍もなってやられると言うのだ。
弱虫!と思ったけど大人は守ってくれないと言う深い傷を負ってしまった息子には通じなかった。
その日、私は傷の手当てをして腫れた顔をしている息子を休ませないで登校させた。負けるなという気持ちだったけど、これは本当に息子を育てる上で大きな失敗の一コマだったと今も忘れることができない。
ルンルンでスタートした息子の高校生活だったけれど、このこと以来息子のなかに屈辱感と母である私にたいしての屈折した感情が芽生えたと思う。
母は手放しで優しい存在でなければいけないんだと今思う。
そんな思いをもって息子の小さいときにそっくりな孫を今全霊で愛している。
そしてこんな事件に出会ったら私は絶対見過ごさないと決心している。
被害者が時間はかかるだろうが立ち直れるようにと心から願っている。
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