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徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

こうせん

2009年06月01日 | 今朝の新聞から
幼い頃、おやつといっても大したものがあるわけではなく、芋がとれる時期は鬼饅頭、筍の時期は竹皮に梅干や赤紫蘇をはさんでチューチューしたりした思い出がある。スルメ、干し柿、今では高価になってしまったものを日常的に食べたものだ。
そんななかでも、蕨もちやこうせんはよく食べた。
こうせんは茶碗に入れて砂糖をいれ熱湯をかけ、スプーンで練って食べる。
学校から帰って、母がいないと小腹がすいて作って食べたものだ。
香ばしくて懐かしい味。こうせんという名前がどういうものかも知らなかった。
高度成長とともに育った典型的な世代の我らは、恐ろしいほどの文化の変遷を日常体感して育ってきた。
やがてこうせんなど記憶の彼方に消え去り・・
しかし、時々、あの香ばしい香りがふっと鼻腔をつき無性に懐かしく思い出す事があった。思い出は今はなき近所の駄菓子屋の味にも繋がる。

消え去った懐かしい味を探すという毎日新聞のシリーズの中で、今朝こうせんが出た!
「香煎」と言う字だったんだ。
これは東海地方の呼び名で、「はったい粉」という名前らしい。

大麦の仲間の裸麦の新麦を焙煎して作るらしい。
記者が捜したら名古屋に一軒、週に1,2回焙煎している工場があった。
今は、裸麦を作る農家が少なくなり、供給が出来なくなり、やがて・・。
考えてみると昭和の食卓は貧しくもなんと健康食だったことか。
自然の恵みを甘受しながら育ってきた。
私たちは、もっともっとシンプルな食べ物に目を向けていかないといけないと思う。
食べたくなって注文したいと思ったら200グラム入りが20袋単位。
ちょっと多くない?でも孫に食べさせたいので頼んでみようかな。
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