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徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

「に」と「を」

2011年05月26日 | ボランティア
施設に暮らす重度の身体障害の方と16年以上前からボラとしてお出かけを中心に友達関係を築いてきました。

この施設は昭和40年代にお嬢様学校の東京白百合に在学中、一人の脳性まひの子供と出会ったことから、福祉という概念がまだないこの国で一歩ずつ進んできた女性が設立した数多くの施設のひとつです。

近江学園の糸賀先生を師とされていたと思います。

「共に喰い 共に祈りて」を信条に70をすぎ勇退されるまで数多くの障害者たちを慈愛に満ちた眼差しと手当て(実際にねじれ曲がった身体に常に手を当てる)で見守り、生涯結婚もされず人のために生きてこられたのです。


皿井先生の著書「光をもとめて」のなかに、生涯忘れられない言葉があります。

よくこういう子供を不幸だと思い、この子達に「社会の光を当てよう」

という
しかし

「この子らに社会のひかりを」

ではなく

「この子らを社会のひかりに」

そういう社会を・・

ハンディを負った人に優しい社会は、誰でも生きやすい社会なのだと思う。

「に」と「を」

の違いを牛のように反芻している。
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2 コメント

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この子らを社会のひかりに (久子)
2011-05-28 22:08:37
ヘルパー二級の資格の勉強のときに先生から、そして今回の介護福祉士の勉強のときも
先生から教えていただきました。
sakkoちゃんのおっしゃるとおりだと思います。
ハンディを負っておられる方々に優しい社会に
なってほしいよね。
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そういう国になれたらね (sakko)
2011-05-30 07:52:10
久子さん
いつもありがとう

最初読んだ時目からうろこって思いました。
第三者がそういう風に考えてくれて嬉しいですね。
勉強する時にこの言葉をきいたのですか?すごい。
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