磯に魅せられた白髪のカーネル釣行記

満天の星空と繰り返す波の音に癒され、50cm越えの尾長グレをいつの日にかと夢見るおじさんの釣行記。(プラス家庭菜園も)

米朝首脳会談とかぶった初のベトナム旅行。

2019-03-03 | 旅行

’2019年3月1日(金)~4日(月)、北朝鮮のキム委員長とアメリカのトランプ大統領との2回目の米朝首脳会談が行われた首都ハノイに、時期を同じくして世界遺産のハロン湾クルージングとベトナム料理フォ-を堪能すべく初のベトナム旅行に行ってきました。

到着日がキム委員長の陸路中国経由で帰国する日と合致。当然ながら警備体制のハノイ市内、宿泊先ホテルの近くを散策するとベトナム軍の装甲車に遭遇します。非日常の光景にビクッ!!緊張感が走ります。

立ち入り禁止エリアにもなってないふつうの公道でふつうに入れる喫茶店の前に縦列駐車した装甲車群に驚きです。

その横をバイクのハノイ市民が通り過ぎていきます。

天秤棒をかついだおばちゃんが、パパイヤ・マンゴウを籠いっぱいにして行商しています。警備にあたる若い兵士が買い求めていました。

 

大通りにエンジン音やクラクションが止めどなく鳴り響く、うわさに聞いていたとおりのバイク大国でした。

スクータは自動車を買えない庶民の日常の足として根付ています。ただ、切れ目のないあまりの大群に横断歩道を渡る勇気が消え失せます。

バイクタクシー?、珍しい乗り物も走っています。

いくら市民の足といえ1台のバイクに4人乗りはないでしょう、最前列の子供はノーヘルじゃない???。

でーもよーく考えると、むかーし昔の子供じぶん、盆の時期にオヤジの運転するスーパーカブに母さんと3人乗りして実家に行きよったよなー!、なんかなつかしさを感じるあの夏の日のような暑い夜です。

 

初日の夕食は、宿泊先のホテルスタッフに勧められ人気のレストラン「ワイルド・ライス(La Lua)」へ。何とかタクシーで到着したのはフランス風の邸宅を改装した洗練された雰囲気の一軒家レストラン、アオサイのスタッフに案内されて2階席へ。

金額のないメニュ-に真っ白なテーブルクロスとちょっとお洒落な雰囲気に、いいのかな?と思いつつも、物価やすいからいいでしょ!!とカタコト英語でドキドキしながら、「OK!OK!、フルコース!プリ-ズ!」とオーダー。気持ちを落ち着かせるため、なんか出てくる前に、とりあえず白ワインで乾杯です。それからは出てくる出てくる、新鮮野菜に春巻き、それに定番のフォーにエビ料理の数々。おしゃれでエスニックなベトナム料理をハノイビールでほろ酔い気分になりながら堪能しました。

メニュー表に記載された訳のわからん料理名ととんでもない桁数のお会計額。勿論計算しきらんので冷や汗かきながらカードで切り抜けです!。

 

 

ハノイ市内からハロン湾まで約200㎞、高速道路のGateは警備体制の一環で当然のように封鎖されアクセス道路は大渋滞。郊外へ通じる一般道を走ったり高速道路に乗ったりして約5時間、やっと着きましたハロン湾のホテル。

ホテルでくつろぐ奥様、WIFIが繋がってひたすらラインしてます。

高級ホテルでもトイレットはやっぱり外付け水鉄砲スタイル、やっぱり日本のウォシュレットはとんでもなくすばらしい!!

 ホテルのロビーにやさしい音色が、ベトナム民族楽器でもてなしてくれます。

 

貸切のクルーザ船に乗り込みます。

 海の桂林と称されるだけあってそびえたつ奇岩の数々。流石の世界遺産です。

景色を楽しみながら船内でランチタイム。エビの酒蒸しから始まる海鮮料理にハノイビールでいい気分です。食事が終わると船内は真珠や珊瑚のアクセサリーやらシルクのスカーフ・ストール・刺繍品の船内販売が始まります。値下げ交渉も楽しく引っ張れば引っ張るほど値段が下がります。原価いくら?と疑ってしまいます。

 海の中に鍾乳洞があるらしく観光クルーザ船と雑貨売りの小舟も集まってきます。

 上陸して鍾乳洞探検です。

巨大な鍾乳石の脊柱やテーブル群、さすがの世界遺産です。

帰港してからの夕食までの時間、少しベイサイドエリアを散歩します。

船上生活者がまだまだ多いらしい。偶然にも大きな買い物袋を下げ埠頭を降りるご婦人に遭遇、まさに住居である船に乗り込もうとするところを思わずパシャ!。

ベトナム有数の港湾都市でもあるハロン湾市。多くの荷役船の眼上には、日本人が設計施工した大吊橋が観覧車のあるホンガイ地区とを結んでいます。

 

夕食はハロン湾沿いの賑やかな市街地のベトナム料理店へ。店内もテラス席も観光客で大盛況です。

北ベトナムのハノイは中国にも近いことから中華風の料理も多くてびっくり、味も極端に辛かったり甘かったりもせずで日本人には合ってるかな。

サイゴンビールにハノイビール。気に入ったのは茶色いほう、なかなかの喉ごしでした。

 

翌朝早起きしてホテル前を散歩です。なんか釣れるのかなー?、えさはご飯粒?。観光地なのにのんびりとした時間が流れてます。

 

ハロン湾前の通り沿いにあった青空市場をちょっと覗いてみました。  

 

店先の通路で散髪、バリカン切れんのかいなしかめっ面です。

 

自動販売機のペットボトルのお茶が水が10000ドン!、桁数多すぎ!!、札が入りきらんやん。

1ドン≒0.004円(1000ドン≒4円)つまり10000ドンは40円、頭の中インフレです!!

 

朝食の定番フォーの店、ベトナムの方は朝食は値段が安いので外で済ませるようです。

テラスとゆうか歩道に並べられたデッキチェア席で携帯片手に朝ミーテイング?、何気なくヤシの実が陳列されてます。丸ごと1個をナタで切った飲み口にストロー突き刺して生ジュースとして飲んでます。

 

ホンガイ地区のロンソン寺へ

 

市民の台所である巨大なホンガイ市場へ。

メロンにオレンジ・マンゴー・ドラゴンフルーツ、色とりどりの野菜にフルーツ!、四季のある北ベトナムとはいえ南国、フルーツ天国です。

タロン湾でとれた大小さまざまな魚が陳列されてます。おばちゃん魚開いてますが干物にするのかな?

こちらはカニ・カニ・カニ、に貝・貝。

テントの外も海鮮のオンパレード。

 

杵と臼で実演販売中。魚の練り物らしきもの、ハンペンかな?。お兄さん買えって勧めるけど・・、生ものは・・。

 

4時間かかってハノイ市内に帰ります。 高速道路走るバスの窓に映る懐かしい風景。

ハノイ郊外に広がる田園地帯。農村のなかにひときわ立派な3階建ての家、成功者の証なのかな。

テーラーに鉄車輪を付けた代掻き、苗を運ぶんであろうトレーラー、腰を曲げ人の手で植えてる苗。 50年前の日本の農村で行われてた田植の風景が甦ります。機械を操るオヤジを中心にじいちゃん、ばあちゃん、おふくろ、親戚のおばちゃん・近所のおばちゃん一族総出で行うイベントだったなー。子供はカエルやゲンゴロー取ってたっけなー。そうそう、おやつが楽しみだった。

 深夜AM:200出発の福岡直行便までの時間を夕食を兼ねて夜のハノイ市内を観光します。

ハノイ大教会、フランス統治下の面影を残すネオゴシック建築様式が荘厳です。ハノイの市内観光を代表する名所で一大観光スポットであり若者のデートスポット、なので人・人・バイク・車、クラクションの大音響と観光客の怒鳴り声、教会前は大混雑です。

ベトナム戦争時には地下に作戦本部があったため北爆のターゲットにされ、フランス領インドシナ統治の開始の象徴である砲弾の痕が残る負の歴史を持つタンロン城址。18世紀まで北ベトナムを治めた歴代王朝の王城跡で世界遺産です。

お土産に買ったベトナム醤油・ナムルと蓮の実ケーキ。(あと緑のベトナムヘルメットもあります)

ナムルとCHIN-SUにクッキーはハノイ市街にあるビッグショッピングモールのイオンで購入。日本と同じイオンのマークの大型ショッピングセンターで綺麗で安く地元の人にも大人気なので安心して購入できます、なんてたってイオンカードで割引セールにも使えます。SOYAソースは夕食後にレストラン近くのコンビニとゆうか駄菓子屋みたいな街中の小店で地元が愛する名品と聞いて購入。

ガイドさんお勧めのベトナム式マッサージ店はタクシーにのってハノイ大教会の前を通り過ぎます。 狭い背戸合いを通って2階へ案内されチョット不安がよぎりましたが、優しい顔した女性とおばちゃんの笑顔と小さな声に安心してカミさんと二人で並んでベッドでたっぷり2時間、手慣れたおばちゃんの手技に癒されました。ガイドさんの紹介とゆうことでパンフの料金よりお安くしていただき帰りのタクシー代ももってもらい内容の割には良心的な価格でラッキーでした。またいきたいなー。

 

早朝の福岡空港まで3時間半、なにか懐かしさを感じる北ベトナムとお別れです。社会主義なのに改革開放施策が成功したベトナム、右肩上がりに飛躍的に近代化が進む息づかい・エネルギーを感じる旅でもありました。

南北に長いベトナム、次回は南部の旧サイゴンと呼ばれたホーチミンや、世界遺産の宝庫中部のダナンへと訪れてみたいところが広がった魅惑の旅でした。