5月の最終日曜日、クラブキザクラ大分の総会兼春のグレ釣り大会が鶴見の湾内で開催され参加してきました。年度当初のクラブ運営の確認を行う総会と春のクロ釣り大会が実施されるので、新入メンバーも含め多くのメンバーが一同にに会す機会、毎年楽しみです。今年も、鶴見の速見丸待合所にAM3:30には賞品となる年会費の支払いとH26春のクロ釣りチャンピョンを狙う強物メンバー達が続々と集合します。
大会の前々日、事務局長のてるちゃんさんから土曜日は佐伯で仕事なので「そのまま前入りして港で待ってまーす」の甘ーい声かけに引き寄せられて前夜祭から参加させていただきました。PM6:30頃、「いま何処ですか。もう2~3本やってないでしょうね?」とゆう恐ろしい確認コールにおったまげて家を出て光吉インターのゲートに突入します。佐伯で魚の餌と人間の餌を買い込んで、もちろん液体燃料&ニトログリセリンもクーラーに詰め込んで速見丸の係留されてる日野浦にPM9時に到着。
牢名主のようにデンと座って迎えてくれた事務局長、両脇は山口兄弟と友人の堀さんが固めておりました。
日が沈むころから既に注入していたとか・・・!?。
同時刻に着いた、よういちさんとバンタさんは山口の弟さんからハイピッチで進められております。
バンタさん!本年度シマノジャパンカップセミファイナル出場おめでとうございます、バンタさんの準備していただいた七輪GOODです。懐かしさといい機能性といい最高です。焼き物美味かったーす、ありがとうございました!!。
堤君も相変わらず豪快に笑い飛ばしています。シマノの米水津予選は今一歩でセミファイナル出場逃したそうでオシイことしました。
新婚の増野クンがハワイ土産のマカデミアンナッツを持参して、吉田棟梁が大会賞品にと宇佐からあげ持参で後輩の新人:海クンと加わり、宴&棟梁による釣技講習会は延々とAM2:00頃まで続きます。気がつくと事務局長がいない、・・・やられた!(ある意味立派!)。AM3:30の集合時間まで1時間は寝れると集合場所の速見丸詰所に堤君と転がり込んでグースカピーZzz・・。
AM3:00過ぎ、なにやら騒がしくなって詰所の電気が付いて、猛者達の笑い声とともに挨拶を交わす声に目が覚める。各メンバーに挨拶を交わし、 酔いが醒めぬままAM3:30からの総会が始まります。
関リーダーの舵取りで議事もスムーズに進行し、新メンバーも紹介され総会は無事終了。メンバー表をみてびっくり!!会員数40名を超える大所帯になっています。会の運営、大変だろうと思います、役員の方々のお世話あってのクラブです、ありがとうございます。
さて、Am4:00過ぎから事務局長てるちゃんさんより大会ルールから説明されると、チャンピョンライジャケを虎視耽々と狙う釣り師達の静かな熱気で一気にクロ釣り大会モードに。参加者による渡礁順番を決めるくじ引きが行われ、私は13番、なんと14番は我がクラブの関リーダー。もしかすると同礁することになるかもと期待しながらAM5:00出港に向け荷物の積み込みが始まりました。
クジ順の若番から港をでた湾内の近場から順番に渡していく。白崎は先客で一杯、宇土崎方面へ光四朗船長は船を進めます。宇土島を回ったところで私の順番がきました、なんと同礁者は我がクラブのリーダー、昨年度のシマノファイナリストにしてOGTM優勝者。のりにのってるトップトーナメンター!、もちろんキザクラのテスターでもあります。前日から余波が残っている重い頭を抱えながらも、今日は真面目に釣らないかん!。貴重な機会、釣技じっくり見て、ひとつでも物にしようとワクワクしながら上礁したのは宇土崎方面の地磯(=小脇の地?)。OGTMの舞台にもなったとこらしく目の前に名礁:センスイカンが見えます。
AM6:00前、右手の高場に私が、左手の下側に関リーダーが入ります。私が仕掛けを作ってる最中に関さんはすでに準備万端、はやくも1投目を入れています。流石トーナメンター、段取り・手際が良すぎます。遅れること15分、やっと1.5号ハリスにDear-G<0シブ>の半遊動の仕掛けを作りあげ、アテンダー1・25号の竿を伸ばします。二人とも左手の浅場を避け、深そうな大島方行に向けて竿を振ります。下げ潮の時間帯なのに正面から吹き寄せる風のせいかウキはゆっくり足元に戻ってきます。こりゃ厳しくなりそうだと思っていると、開始早々にしてバチバチバチッィと糸がはじけ出る音。
振りかえると関リーダーが鋭い合わせと同時に竿が大きく曲げています。流石にトーナメンタート、見事な竿サバキです。十分に竿を後ろに倒して溜めたあと高速でリールを巻き取っていきます。強烈なパワーにオナガか?マダイか?と高い位置の私に問われるがなかなか浮かず姿は見えません、リーダーにしてオナガかと思わせた正体は50cmに迫る黒い魚体は丸々とした腹でっぷりの口太グレでした。思わずデケーッ!!って叫んでしまいました。今大会の規定はグレ5匹の総重量、もうーいきなりの重量級、優勝魚・決まりじゃん!!と思わせられた強烈な一発でした。脱帽です。
日が上がり暖かくなったのか8時過ぎから厄介な餌取り出現です。マキエを打つと真っ黒な塊が!!、小サバの大群です。分断作戦を試みようとしますが、マキエのコントロール・着水点が定まらずミスったこぼれマキエにつられ沖も手前も一面サバ・サバ・サバです。こうなったらお手上げ、テンション急降下で9時前には最初の休憩、食事タイムで気持ちを落ち着かせます。50~60m先に潮目らしきザワツキが現れたので再開してみたもののサバ・サバ・サバワールドに変わりなくゲンナリしていると、大島方面から沖磯にお客を降ろした幸四郎船長がこちらに向かって来てくるではないか、「瀬替わりするかえ?」のマイクに即応し船に飛び乗って瀬替わりした先は「赤鼻の中」。ここも初めてあがった磯ですが、かつてOGTMの決勝が行われたそうで上のほうは観客席にはもってこいの広いスペースがあります。釣り座も数か所あって熱い視線の中、熾烈なバトルが行われたんだろうなと思いを馳せていると、関リーダーがビュッツと音を立てて竿を振り込んでいきます。ここは超遠投浅タナらしく、40mほど先にマキエと仕掛けをビタッと合わせていきます。仕掛けがなじんだと同時にビシーッと鋭いアワセの音を鳴りひびかせて竿が曲がります。「形は小さいけどクロの養殖場じゃわー、なんぼでんおるわー」とほぼ一投ごとにクロを掛けていきます。さすがトーナメンター、ハエー!スゲー!
真似ごとで遠投を試みるものの、関リーダーのウキの遥か手前にしかマキエも仕掛けも届きません、ゆうに10mは差あります。 力まかせに杓を振ると右へ行ったり左へ行ったり、とてもとてもピンポイントで沖へ仕掛けを振り込めません。それでも、たまにマキエと仕掛けが一致すると0シブのウキが若干海中へ引き込まれるような当たり、25cmの規定サイズぎりぎりクラスの小クロ3匹と同サイズのコナガを1匹ゲットン。とりあえずライブにいれて納竿まで頑張りましたが、規定数の5匹に達せず撃沈。おさかなクンたちは大きくなってもう一度私に会いに来て!!と念を入れて海にお帰り頂いた。
今回は、半遊動の浅タナでクロ食いあがった時の手返しの早さ・・・・痛感!、飲み込まれないための早アワセの必要・・・痛感!、 ドリームまでに習得は間に合わん・・・実感!!。遠投浅ダナ、早アワセ、半遊動の強み、いい勉強になりました。物にしなくっちゃ、改めて精進です!。
PM12:30納竿。鶴見の韋駄天こと速見丸は大型船、一度にメンバー全員を回収します。我こそと腕に自信のある人は顔がニヤニヤ!。
帰港してさあ検量です。25cm以上5匹の総重量を秤で計測していきます。
今大会の上位10名までに授与されるキザクラの豪華賞品です。今回はY棟梁の提供賞品:宇佐から揚げセットも上位3名に渡りました。
A突撃隊長が「チャンピョンジャケットは誰がもっていくんかのー!」と整列したメンバーの顔を覗き込んでいます。
優勝者は増野クン、20才台の若きチャンピョンの出現です。48cmを筆頭に40オーバーを数枚加え総数5匹で4000gオーバー、文句なしのトップです。クジ順で最後のグループになり、上がる磯なくて鶴見大島の田の浦の波止に上がっての釣果だそうで、お見事です。確か昨夜の前夜祭、私の横でお開きのAM2:00まで一緒に飲んでたような記憶が・・・・、若さが輝く満面の笑顔です。
入賞されたメンバー、関リーダー(2位)、古庄クン(3位)、増野クン(1位)、山口(弟)さん、三重96ちゃん。みなさんおめでとうございます。
大会を開催して頂いたクラブキザクラ大分の役員の皆さんお世話になりました、おかげで楽しい1日が過ごせました。また、大会参加されたメンバーの皆さんお疲れ様でした。有力者が年々増加しライジャケ獲得に熾烈さが一層増してきましたが、釣技向上とともに楽しく愉快な大会&釣行がこれからもできますようよろしくお付き合いをお願いいたします。
次回は6月15日のドリームカップに参戦します、会場で見かけたらお声かけよろしくお願いします。たぶん、炭もって前日入りします(笑)。