4月20日(日)中潮最終日、満潮AM10:00。 クラブキザクラ大分の春の懇親チヌ釣り大会が開催され参加してきました。
当日は雨の予報がピタリと当たり、佐伯のかわの釣具店にAM6時に集合したころは小降りながら本格的に降ってきました。雨大嫌いな私はテンション下げ下げでしたが、久しぶりにメンバーと声を交わすうちに楽しくウキウキしてきました。また、先週のシマノジャパンカップチヌ釣り大会でファイナリストになった関リーダーはじめ、大師匠の秦さんなど経験豊富なチヌ釣り師達みなさんといっしょに竿を振れる貴重な機会です、チヌ釣りの実釣をすぐそばで見て・聞けるんでひとつでも多くの技を物にしようと真摯にも臨みます。
全員がマキエの準備を終えたところで、かわの釣具店の駐車場で関リーダーによる大会開催挨拶・ルール説明を受けたのち、福岡から来られたキザクラの川島テスター・森テスターとオブザーバー2人を加え、クラブ員とあわせた参加者21名で、分散せず1箇所でワイワイガヤガヤと楽しむためキャパのある鶴見の大崎の防波堤をめざします。複数台の車にそれぞれ分乗し連なって向かいます。
8時過ぎ、大崎港手前の道路沿いの長い護岸壁へ到着。様子を伺うと釣り座の前に網がはいっていたのでボツ!。さらに進んで、大崎港の防波堤に到着。防波堤が3本ありキャパ的には十分で空きスペースは確保できそうです。大崎の防波堤をキザクラメンバーで埋め尽くしてしまいます、Oh・・完全占拠・大変な賑わい状態です。 地元の人も、先客の釣り人もびっくりしただろうなー。
防波堤付け根から三重96ちゃん・吉田先生とメンバーが等間隔に釣り座を構えます。沖に浮かんだ黒ブイまでロープが伸びていて、チヌがかかってもロープでバラシそう。さらには正面から北風がまともに当たってきて撒き餌も仕掛けも飛ばずに釣りにくそうです。数人から隣に入りよ!と誘っていただきましたが、私にはムリ~と風下・潮下へと船が係留されている一番遠い先端の空きスペース目指してエッチラ・オッチラ。先客のカゴ釣りのおじちゃんにご挨拶して釣り座を構えさせていただいた。
先端寄りの私の釣り座から”くの字の角”にドンと陣取る大師匠の鉄っちゃんこと秦さんが見えます。雨はだんだん強く降るわ、潮は全くと言っていいほど動かないわ、風が出てきて道糸は大きくふけるわ、付け餌は丸残りで戻ってくるわの最悪の状況です。それでも、手前の福岡からオブ参加の二人は休まず釣り続けています!精神力・忍耐力すごい!。はやくも心が折れそうな私・・・・。
止めは、少し動き出した潮に大量のゴミが乗って天の川状態。道糸に傷がつきそうとか理由を付けて早くも竿休め、実はガマンの釣りに耐えれずに飽きてきていました。そこで、みなさんと懇親を深めながらの状況確認に撮影の旅へ出ます。
キザクラ川島テスターとテスター卒業された秦さん、右手にはテスターに昇格された我らが関リーダーとその向こうに森テスター。豪華なshotoです。
日頃、トーナメンターのオーラバリバリの成丸さん。今日は中2の息子さんとご一緒、にこやか笑顔のパパになってます。山口(弟)さんも小2の息子さんと国東から前日入りしたとか。メンバーの人柄所以だろう包み込むようなあったみがこのクラブにはあります。好きですね~、いいですね~。子供たちよ、大人になったらクラブのメンバーになって白髪のおいちゃんの荷物もってサポート頼むよね!、20年後も防波堤には行けるだろから。
さらに北側の、沖向き行き止まりの高い防波堤の上で北風に震えながら何やらブツブツ喋りながら踊ってるてるちゃんさん。
チヌ釣り師、よういちさん。湾内に向かってど遠投!。(下の写真取りに来ていただいてありがとうございます)
さて、一通りメンバーとの会話を楽しんで釣り座に戻ると、大量に浮いていたゴミはなくなり、当て気味ながら港口の左に向け潮が動き釣りになりそうです。
仕掛けは朝一はいつものパイロットスタイルで、、竿:チヌスペシャルⅡの1号・ミチイト1.5号に、ウキ:Dear-G 00号を7mハリスに通した全層沈め釣りではじめましたが、雨で道糸が竿にベターとまとわりついて軽い仕掛けでは全く入れこむことができません。そこで、ハリス1・75号を2ヒロに切り、ウキを鵜沢マクロ4B-下ウキ5Bセット、竿2本の位置にウキ止め、直結部の下に3号ジンタンを噛みつけた半遊動・沈め釣りでリスタートです。べた底を狙って、秦さんのご教授どおりに、2ヒロで止まったウキがジワっと沈んでいくように仕掛けを調整します。
防波堤先端で釣りをしていたおじちゃんが「今日は釣れんけんもう帰るんで、兄ちゃんここに入りよ!」と釣り座を譲るお言葉に甘えて、上段の犬走りから下段の先端へ移動です。(実はこのおじちゃん、私の斜め後ろの席に座るカゴ釣り師の大先輩の釣友で戸次さんといわれる方らしく、出勤して聞いてビックリ、世間は狭い!)。
潮はゆっくりと沖のいけす方面へ流れ、ウキもどんどん流して大丈夫そうで最初の釣り座より釣りやすい。しばらくすると”クの字”で釣ってた大御所の秦さんも移動してきて上段の犬走りに釣り座を構えます。大師匠と隣り同士で釣ることになり、緊張しながらも実釣講習会さながらに、合わせのタイミング・竿の角度・ベールを戻すタイミング・ラインメンデイング・マキエのポイント・仕掛け投入のカウントと浴びせる質問に丁寧に対応して頂き尾長GETにむけ再度確認、大変ためになった有意義なひと時でした。 ・・たまに家庭菜園の話なんかして(笑)。
隣の秦さんとの会話に夢中になりながらも横目で道糸見ていたら、道糸がスッと一直線に伸びたんで竿先で訊いてみるとググッと竿にのってきました。魚の引き込むパワーから「モロターッ!」と叫びながら浮かせにかかります。秦さんが「おッ、大きいぞ!!、ゆっくりゆっくり寄せろ!」とアドバイスを送ってくれながら犬走りから飛び降りてタモで掬ってすくってくれました。タモの枠をオーバーするいい形で、すぐにメジャーで実測していただき自己記録更新のうれしいサイズです。
マルキュー白チヌと大量ムギを混ぜ込んだ撒き餌にだまされ、何を間違ったのか隣の大師匠ではなく私の加工オキアミを咥えてくれ、優勝をもたらしてくれた本日唯一のチヌ。来ててくれました、超ラッキー!!です。おかげで、黒魂バッカン頂いちゃいました。
重量:1・8kg。抱卵も白子もなくダイエット中のスマートなチヌでした。
エサ丸残りが続き、名だたる実力者達でさえ1匹も釣れない厳しい状況の中でのうれしい1匹です。実測51・5cm。
久しぶりに倶楽部員のみなさんと和気あいあいと楽しい1日でした。関リーダーはじめクラブキザクラ大分の役員の方々お世話になりました。また、楽しい企画イベントをお願いいたします。
次回は5月のクラブキザクラ大分の総会&春大会にドリームカップとクロ釣り大会です、皆さんとの再会を楽しみに竿を磨いてイメージト-ニングして備えておきます。