磯に魅せられた白髪のカーネル釣行記

満天の星空と繰り返す波の音に癒され、50cm越えの尾長グレをいつの日にかと夢見るおじさんの釣行記。(プラス家庭菜園も)

H26'キザクラ大分_春のチヌ釣り大会優勝(in鶴見大崎)

2014-04-23 | 磯釣り

 4月20日(日)中潮最終日、満潮AM10:00。 クラブキザクラ大分の春の懇親チヌ釣り大会が開催され参加してきました。

 

当日は雨の予報がピタリと当たり、佐伯のかわの釣具店にAM6時に集合したころは小降りながら本格的に降ってきました。雨大嫌いな私はテンション下げ下げでしたが、久しぶりにメンバーと声を交わすうちに楽しくウキウキしてきました。また、先週のシマノジャパンカップチヌ釣り大会でファイナリストになった関リーダーはじめ、大師匠の秦さんなど経験豊富なチヌ釣り師達みなさんといっしょに竿を振れる貴重な機会です、チヌ釣りの実釣をすぐそばで見て・聞けるんでひとつでも多くの技を物にしようと真摯にも臨みます。

全員がマキエの準備を終えたところで、かわの釣具店の駐車場で関リーダーによる大会開催挨拶・ルール説明を受けたのち、福岡から来られたキザクラの川島テスター・森テスターとオブザーバー2人を加え、クラブ員とあわせた参加者21名で、分散せず1箇所でワイワイガヤガヤと楽しむためキャパのある鶴見の大崎の防波堤をめざします。複数台の車にそれぞれ分乗し連なって向かいます。

8時過ぎ、大崎港手前の道路沿いの長い護岸壁へ到着。様子を伺うと釣り座の前に網がはいっていたのでボツ!。さらに進んで、大崎港の防波堤に到着。防波堤が3本ありキャパ的には十分で空きスペースは確保できそうです。大崎の防波堤をキザクラメンバーで埋め尽くしてしまいます、Oh・・完全占拠・大変な賑わい状態です。 地元の人も、先客の釣り人もびっくりしただろうなー。

防波堤付け根から三重96ちゃん・吉田先生とメンバーが等間隔に釣り座を構えます。沖に浮かんだ黒ブイまでロープが伸びていて、チヌがかかってもロープでバラシそう。さらには正面から北風がまともに当たってきて撒き餌も仕掛けも飛ばずに釣りにくそうです。数人から隣に入りよ!と誘っていただきましたが、私にはムリ~と風下・潮下へと船が係留されている一番遠い先端の空きスペース目指してエッチラ・オッチラ。先客のカゴ釣りのおじちゃんにご挨拶して釣り座を構えさせていただいた。

先端寄りの私の釣り座から”くの字の角”にドンと陣取る大師匠の鉄っちゃんこと秦さんが見えます。雨はだんだん強く降るわ、潮は全くと言っていいほど動かないわ、風が出てきて道糸は大きくふけるわ、付け餌は丸残りで戻ってくるわの最悪の状況です。それでも、手前の福岡からオブ参加の二人は休まず釣り続けています!精神力・忍耐力すごい!。はやくも心が折れそうな私・・・・。

 止めは、少し動き出した潮に大量のゴミが乗って天の川状態。道糸に傷がつきそうとか理由を付けて早くも竿休め、実はガマンの釣りに耐えれずに飽きてきていました。そこで、みなさんと懇親を深めながらの状況確認に撮影の旅へ出ます。

 

キザクラ川島テスターとテスター卒業された秦さん、右手にはテスターに昇格された我らが関リーダーとその向こうに森テスター。豪華なshotoです。 

 

 日頃、トーナメンターのオーラバリバリの成丸さん。今日は中2の息子さんとご一緒、にこやか笑顔のパパになってます。山口(弟)さんも小2の息子さんと国東から前日入りしたとか。メンバーの人柄所以だろう包み込むようなあったみがこのクラブにはあります。好きですね~、いいですね~。子供たちよ、大人になったらクラブのメンバーになって白髪のおいちゃんの荷物もってサポート頼むよね!、20年後も防波堤には行けるだろから。

 

さらに北側の、沖向き行き止まりの高い防波堤の上で北風に震えながら何やらブツブツ喋りながら踊ってるてるちゃんさん。

 

チヌ釣り師、よういちさん。湾内に向かってど遠投!。(下の写真取りに来ていただいてありがとうございます)

 さて、一通りメンバーとの会話を楽しんで釣り座に戻ると、大量に浮いていたゴミはなくなり、当て気味ながら港口の左に向け潮が動き釣りになりそうです。

仕掛けは朝一はいつものパイロットスタイルで、、竿:チヌスペシャルⅡの1号・ミチイト1.5号に、ウキ:Dear-G 00号を7mハリスに通した全層沈め釣りではじめましたが、雨で道糸が竿にベターとまとわりついて軽い仕掛けでは全く入れこむことができません。そこで、ハリス1・75号を2ヒロに切り、ウキを鵜沢マクロ4B-下ウキ5Bセット、竿2本の位置にウキ止め、直結部の下に3号ジンタンを噛みつけた半遊動・沈め釣りでリスタートです。べた底を狙って、秦さんのご教授どおりに、2ヒロで止まったウキがジワっと沈んでいくように仕掛けを調整します。

防波堤先端で釣りをしていたおじちゃんが「今日は釣れんけんもう帰るんで、兄ちゃんここに入りよ!」と釣り座を譲るお言葉に甘えて、上段の犬走りから下段の先端へ移動です。(実はこのおじちゃん、私の斜め後ろの席に座るカゴ釣り師の大先輩の釣友で戸次さんといわれる方らしく、出勤して聞いてビックリ、世間は狭い!)。

潮はゆっくりと沖のいけす方面へ流れ、ウキもどんどん流して大丈夫そうで最初の釣り座より釣りやすい。しばらくすると”クの字”で釣ってた大御所の秦さんも移動してきて上段の犬走りに釣り座を構えます。大師匠と隣り同士で釣ることになり、緊張しながらも実釣講習会さながらに、合わせのタイミング・竿の角度・ベールを戻すタイミング・ラインメンデイング・マキエのポイント・仕掛け投入のカウントと浴びせる質問に丁寧に対応して頂き尾長GETにむけ再度確認、大変ためになった有意義なひと時でした。 ・・たまに家庭菜園の話なんかして(笑)。

隣の秦さんとの会話に夢中になりながらも横目で道糸見ていたら、道糸がスッと一直線に伸びたんで竿先で訊いてみるとググッと竿にのってきました。魚の引き込むパワーから「モロターッ!」と叫びながら浮かせにかかります。秦さんが「おッ、大きいぞ!!、ゆっくりゆっくり寄せろ!」とアドバイスを送ってくれながら犬走りから飛び降りてタモで掬ってすくってくれました。タモの枠をオーバーするいい形で、すぐにメジャーで実測していただき自己記録更新のうれしいサイズです。

 

マルキュー白チヌと大量ムギを混ぜ込んだ撒き餌にだまされ、何を間違ったのか隣の大師匠ではなく私の加工オキアミを咥えてくれ、優勝をもたらしてくれた本日唯一のチヌ。来ててくれました、超ラッキー!!です。おかげで、黒魂バッカン頂いちゃいました。

 重量:1・8kg。抱卵も白子もなくダイエット中のスマートなチヌでした。

 エサ丸残りが続き、名だたる実力者達でさえ1匹も釣れない厳しい状況の中でのうれしい1匹です。実測51・5cm。

 

久しぶりに倶楽部員のみなさんと和気あいあいと楽しい1日でした。関リーダーはじめクラブキザクラ大分の役員の方々お世話になりました。また、楽しい企画イベントをお願いいたします。

次回は5月のクラブキザクラ大分の総会&春大会にドリームカップとクロ釣り大会です、皆さんとの再会を楽しみに竿を磨いてイメージト-ニングして備えておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


長ミゾ初上礁

2014-04-15 | 磯釣り

沖黒、特に長ミゾは深島のツバクロとともに大分の県南でオナガを狙える磯として人気が高く、これまで渡船の船長に沖黒希望で廻ってもらっても必ずと言っていいほど先客が上礁されているか、運よく空いていても低い瀬は潮被りまくってて渡礁不可能で一度も上がれてない磯です。

桜の花も散った4月初旬。年度末の休日出勤の振り替えで4月に入っての平日休みがもらえたので、クラブキザクラの鵜来小隊長こと:てるちゃんさんに「1回、長ミゾへ行ってみてー!、オナガ釣りてー!」とお願いしたところ、すべての段取りをして頂き、念願の沖黒の長ミゾに初上礁が叶いました。

同礁いただいたのは、てるちゃんと旧知の仲の吉田ブラザーズ。めでたく定年を迎えられたクラブキザクラメンバーで弟の吉田先生、そしてスターこと吉田兄やんの3人です。吉田先生のお兄さんとは年末の仙崎以来2度目の同礁です。いづれの方々も釣り歴は私の3~4倍の実力者でありながら、むちゃくちゃ愉快な方々ばかりで笑いの絶えない釣行となりました。 

 

※↑、吉田ブラザーズとビロー下をバックに!!。

竿:アテンダー 1.25号、道糸:サンライン 1.75号、ハリス:ブラックストリーム 1.5号→1.75号、針:がまかつ一発 5号、ウキ:Dear G 00号で狙うはこのオナガです。爆発的なダッシュ力で竿をひん曲げる強烈な引きと、最後の最後まで抵抗する気が抜けないターゲットです。何度もハリスをぶち切られては悔しい思いを払拭したくて、またまた挑んで見たくなる魅力的な魚です。食べても美味いですしね。

 ※↑、吉田先生が掛けたオナガです。シュッっとしたカッコイイ流線形の魚体です。

 AM6時前に渡船基地を出港し、AM6時30分過ぎに上礁。すっかり明るくなっています。それぞれに仕掛けを作り終え、広い磯に横一列に並んで竿出し開始です。潮は若潮、干潮AM10:00 満潮15:00。先端側に入らしていただきましたが潮はドンヨリほとんど動いていません。

 

 兄やんいきなりヒット!!。さすがスターです。

続いて、てるちゃんさんオナガゲット!!

吉田先生もオナガゲットン!!

さすがにみなさん年季が違います、次々とオナガをかけます。私は30cmに満たないクチブト1匹だけ。お神酒と朝食ビールで少しほろ酔い気分のまま瀬際流してると、竿1本半位入ったところでバチバチの竿引き。右の張り根に突っ込まれ対応できず痛恨の瀬切れ1発目。瀬際の深タナは難しい・・・。

 

10時30分過ぎ、潮止まりとなったので兄やんが朝食に続いて、またまた焼肉でもてなしてくれます。本命の上げ潮が動き出すまでゆっくりと高笑いの続く昼食タイムとなりました。てるちゃんさんと兄やんの掛け合いは面白すぎです。

ランチ後、上げ潮に変わり沖に潮が動いてるようなので仕掛けは1・5号ハリスのままで遠投気味に振り込みを繰り返していると、思いっきしバチバチッっと音をたてて道糸がはじけて出て行きます。大きく竿を立てアワセを入れ、やっとこベールを戻して糸出さんぞと竿でためようとすると物凄いパワーで右の張り根に突っ込んでいきます。ウオーと思わず声がでて竿が胴からひん曲がります。さあリールを巻こうとハンドルに左手をやろうとするが竿がのされそうで伸ばせない。何秒か耐えれただろうか、両手で竿引き起こそうと力を加えるとバチーンと音がしたように思える感覚の後に竿先のテンションがなくなって竿が一直線に・・(泣)。巻きあげてみるとハリスがところどころザラザラで針の結び目で切れていました。本日、2度目の大バラシです、ショック!。この後、ハリスを1・75号に上げて同じポイントに打ち返してみましたが、その後当たりは来ませんでした(泣)。

先端へ移った吉田先生に強烈な当たり!。腰を落として突っ込みに耐えている姿が絵になります。お手本ようなかっこいいスタイルです。

鬼才のオナガ釣りスタイルで瀬際から出てくる大きな影を狙っていたてるちゃんさんが「やった!やった!」と珍しく声をあげて激しく合わせが入りました。竿が大きく曲がり絞り上げ ていますが、ドラグがジーとなって道糸が出ていきます。これはでかい!!。右へ走る魚に腰を落として竿でため対応しますがさらにドラッグがジーとなる音が止まりません、手前の兄やんの釣り座へ走り移って戦闘再開です。

5分くらい経ったころ、やっと魚も体力消耗して弱ってきたのか魚影が見え浮いてきた、でかい!!。

ウンッ、ちょっと色が白い・・・、

吉田先生がサポートに入って見事にゲットン!。てるちゃん思わずオモテーの声!!

 

あまりのデカさに思わず見入ります。すぐにメジャーを当ててみると63cm!!。スンゲー!!化け物です!!

 

オーバーハングから飛び出て見えよった大きい影はこいつか・・・と、見事な魚体にしてやったり顔です。並みの釣り人ならハリスぶち切られの憂き目にあってるところでしょう、さずが鵜来で巨大オナガを追い求めるだけあります見事な竿サバキ・見ごたえがありました。

 

納竿間際の14時30分頃、遠投していた吉田先生にいい当たりで竿がひん曲がります。「沖で掛けたんで高速で巻き取らんと右の張り根に潜られるッ!」と強引とも思える巻き取りでタモ入れ成功。「針、いいところに掛ってるわ~、これなら切られんわな・・」とうれしい良形オナガをゲット。

 

キレイなオナガです。吉田先生にとっては少し小さく物足りないいようですが見事な形です!! 強気の高速巻き取り、勉強になりました。

 

回収船を待つ間、カモメのえさにと生オキアミの盛り山を3つ作っていると、トンビが襲来、バクバク食べていました。・・おまえも食うんかいとびっくり!

15時、迎えに来た回収船に乗り込み帰港することになりました。

兄やんの、「2回も大バラシすりゃ長ミゾにまた来とうなるやろな・・・!」「長ミゾでオナガ取りきらんようじゃ、四国の大オナガ取りきらんわの~」の言葉が耳に残って、さらにさらに50cmオナガを釣りたくなりました。今回いっしょに遊んで頂いた皆さん、ほんとにいい刺激になりました。ありがとうございました。聞きしに勝る長ミゾのキャパシテイを目の当たりにでき感動の一日でした。 腕を磨きに長ミゾへの再上礁の思いを強くした一日でもありました。みなさん,また遊んでくださいね!!。  

家に帰ると、カミサンから「最近人数分釣ってこんねー、1・2匹なら料理しようがないから持って帰らんでいいよ!海に帰しちゃりよ!」のなぐさめ一言にさらに闘志を燃やすカーネルおじさんでした。


春恒例、たかな漬け

2014-04-02 | 漬け物

 桜の花が満開になった3月の最終日曜日。前日からの雨・強風予報(春の嵐?)のため磯にも行けず、時間持て余して散歩がてらに菜園に行ってみると、草も見事に成長していましたが、高菜がいい具合に大きくなっていて春の季節物「高菜の青漬け」が食べたくなり急遽収穫です。

中央列が高菜です。昨年10月、種から育てた苗を移植しては水不足で2度も枯らかしてしまい、天の恵みか12月にOBの松川さんから苗を譲ってもらうことができ、遅い植え付けでしたが立派に成長してくれました。雨上がりで草取りも簡単に抜けるのでちょっと頑張って綺麗にしておきました、隣接のジャガイモさんの成長も妨げないでしょう。

 

収穫した高菜の山。これだけあれば2桶の高菜漬けができるでしょう。

残りは高菜好きのカミサンの友人や会社の方にお裾分けです。

収穫した高菜を水で洗います、株元に土が付いてることがあるので丁寧に洗い落とします。

洗い桶は釣具屋で撒き餌マゼマゼするときお世話になる舟箱に似てますが結構重宝してます。

 2日間ほどカーポートの屋根の下で天日干しして水分を飛ばします。

2日後の夕方、会社から帰ってみるといい具合にしんなりしているので漬けこむことに!。

 まな板の上で塩を振りながら手もみします。これが結構めんどくさいし力いるんでしんどい。青い汁が出てくるようになるまで両手で揉みます。

しんなりしてくればOKです。ひたすら塩を振ってはゴキゴキ、夕飯も食べずに2時間揉み続けます。

株元の芯のところは堅いので、すりこぎ棒でたたいて軟くして再度揉みます。

上段の揉む前の高菜が、下のようにしんなりなればOKです。

 高菜は結構アクがでるので、タカナ漬け専用の桶に敷きこんでいきます。1段毎に防腐効果もあるトウガラシを振りかけます。

 

2時間後、2桶分が出来上がりホコリが入らなよう新聞紙でカバーし、漬け物石を載せながら、冷暗所に鎮座いただきます。

これで3週間~4週間位経つと、念願の青高菜が食べれるようになります。当面の「ごはんの友」ができます。

カラシ高菜・高菜の油いためにするためには、1カ月ほど経ったら上がってきている水をすて、高菜を取り出して軽くしぼり

再度、塩・唐辛子で強めの重石で本漬けをして夏を越すとできあがります。発酵してちょっと臭いですが(笑)。