宝塚のことなんてまったく知らなかった私が、
「死ぬまでに一度くらいは観に行ってみたい」と言ったのが最初だったか。
宝塚ファンの友人が、
「だまされたと思って一緒に行ってほしい」と誘ったのが最初だったか。
今となってはもうあやふやなのですが。
会社から目と鼻にあるくせに、その存在すらまったく知らなかった東宝に連れて行かれたのは、2005年の春。
宙組公演【ホテルステラマリス】のことでした。
何組を見るのか、なんていう演目なのか、東宝に着くまでまったく知らなかった私。
劇場で初めてステラマリスのポスターを見て、「なんかこっちの方が見たかったかも。」と、
何も知らないくせに、なんとなく隣にあった月エリザのポスターを指さしたことを今でも覚えています。
開演前に友人が購入したプログラムでちょっと勉強。
「この人がトップスターで、この人がトップ娘役。この人が2番手、これが3番手、すごい歌が下手だから。」
身も蓋もない説明の後、初めて注視するヅカメイクがおもしろくて、組子ひとりひとりチェックしていた私に、友人が聞きました。
「誰か気になる人いる?」
「この子とかかわいいね。」と、上から目線で言いながら指した先には、咲花杏ちゃんの丸っこい笑顔がありました。
“私は宙組ファンだ”と自覚して臨んだ公演が、次の【炎にくちづけを】。
といっても、まだまだ下級生の顔と名前が一致しない、完全なにわかファンだったわけですが、先走った自覚に引っ張られ、新人公演まで初めて体験してしまいました。
「本公演だけを観てるとあんまり気づかないけど、やっぱり本役さんて上手なんだなー」と、にわかなりに冷静に考えてみたりして。
そんな“にわか組ファン”をゾクゾクさせくれたのは、高いところから美声を轟かすルーナ伯爵、七帆ひかるさんでした。
3年前の秋、生まれて初めて書いたファンレターは、杏ちゃん宛てでした。
その時は、いい年して、自分ちょっと恥ずかしいなーと思いました。
3年前の夏、勇気を絞り出して、初めての“単独ムラ遠征”を決行したのは、ななっぺ主演の舞台がどうしても見たかったからでした。
今では、いいのか悪いのか、ひとり遠征にもすっかり慣れっこになりました。
私の宝塚ファン人生において、なくてはならない大切な二人です。
だから今日は、私にとって、ちょっと特別な日なのです。
誕生日おめでとう。
長々書きましたが、結局これが言いたかっただけです。
「死ぬまでに一度くらいは観に行ってみたい」と言ったのが最初だったか。
宝塚ファンの友人が、
「だまされたと思って一緒に行ってほしい」と誘ったのが最初だったか。
今となってはもうあやふやなのですが。
会社から目と鼻にあるくせに、その存在すらまったく知らなかった東宝に連れて行かれたのは、2005年の春。
宙組公演【ホテルステラマリス】のことでした。
何組を見るのか、なんていう演目なのか、東宝に着くまでまったく知らなかった私。
劇場で初めてステラマリスのポスターを見て、「なんかこっちの方が見たかったかも。」と、
何も知らないくせに、なんとなく隣にあった月エリザのポスターを指さしたことを今でも覚えています。
開演前に友人が購入したプログラムでちょっと勉強。
「この人がトップスターで、この人がトップ娘役。この人が2番手、これが3番手、すごい歌が下手だから。」
身も蓋もない説明の後、初めて注視するヅカメイクがおもしろくて、組子ひとりひとりチェックしていた私に、友人が聞きました。
「誰か気になる人いる?」
「この子とかかわいいね。」と、上から目線で言いながら指した先には、咲花杏ちゃんの丸っこい笑顔がありました。
“私は宙組ファンだ”と自覚して臨んだ公演が、次の【炎にくちづけを】。
といっても、まだまだ下級生の顔と名前が一致しない、完全なにわかファンだったわけですが、先走った自覚に引っ張られ、新人公演まで初めて体験してしまいました。
「本公演だけを観てるとあんまり気づかないけど、やっぱり本役さんて上手なんだなー」と、にわかなりに冷静に考えてみたりして。
そんな“にわか組ファン”をゾクゾクさせくれたのは、高いところから美声を轟かすルーナ伯爵、七帆ひかるさんでした。
3年前の秋、生まれて初めて書いたファンレターは、杏ちゃん宛てでした。
その時は、いい年して、自分ちょっと恥ずかしいなーと思いました。
3年前の夏、勇気を絞り出して、初めての“単独ムラ遠征”を決行したのは、ななっぺ主演の舞台がどうしても見たかったからでした。
今では、いいのか悪いのか、ひとり遠征にもすっかり慣れっこになりました。
私の宝塚ファン人生において、なくてはならない大切な二人です。
だから今日は、私にとって、ちょっと特別な日なのです。
誕生日おめでとう。
長々書きましたが、結局これが言いたかっただけです。