3月20日の福岡西方沖地震が起きて3週間が経ちましたが、未だに余震はたまに起きております。私が住んでいる唐津は震源から40キロ位のところに位置しております。今まで北部九州は地震はせいぜい起きても震度3位は起きるだろうけれど阪神大震災・中越地震ほどの大地震は99%起きることは無いと信じ切っておりました。まさか、唐津で震度5弱の地震が起きるとは思ってもおりませんでした。
ところで、添付の写真は「元石町の家」ですが外壁の下地に杉板11mm×90mmを斜め45度に張ってあるのが分かると思いますがこの構法を「TIP構法」と言います。通常用いられる、筋交い・ラス下地板の使い方に工夫を加えることにより、従来の木造軸組構法の2.69倍もの耐震強度をもつ構法です。詳しくはbookmarkをご覧下さい。
でも、私がTIP構法に出会ったのは、平成8年にカネカのソーラーサーキットの会員になって東京での技術者講習会に参加した時に、現場研修で見てすごい工法だな~と関心していました。北部九州は大きな地震は起こらないし必要ないと感じたのですが、でも台風は年に2・3個は近くを通るか上陸するので台風対策には良いなと考えて、カネカの堀内氏から日本TIP建築協会を紹介して頂きました。それから、9年の間にTIP構法を採用して頂いた住宅は7棟です。まさか今回の地震で役立つとは思ってもおりませんでした。構造だけは建てた後ではどうにもならないので、この安心を先取りして下さった施主様には感謝しております。
お陰で今回の地震では、ほとんどなんの被害もありませんでした。

地震は日本国中どで起きるか分かりません。「備えあって憂うなし」です。建築基準法の範囲内の強度でも倒壊することはないでしょうが、もうひとつ上の安心を得られるTIP構法だと思いま
す。