歩くのが健康に良いので、毎日一時間ぐらい散歩をするようにしています。散歩をしていると、新緑が一段と鮮やかで、目を楽しませてくれます。私の住んでいる所は姫路市の郊外で青山と言います。青山に転居した時、この地名は東京の青山にあやかって命名されたのかなあと思っていました。しかしそうではない事がNHK大河ドラマ軍師官兵衛を観て分かりました。西播磨守護代の赤松政秀が龍野から姫路に攻め入ろうとした時、姫路城主であった黒田家の嫡男、官兵衛はそれを ” 青山の戦い(永禄16年:1569年)” で阻止しました。この戦いが歴史に残っているので、青山は戦国時代には存在していた由緒ある地名である事が分かりました。
我々が生活で目にする山はブルーではなくグリーンなのに、なぜ緑山と言わず青山と言うのでしょう。色々考えてみましたが、これは大和言葉での色表現に起因しているのだろうと思い、色についての言葉の歴史を調べてみました。すると次の様な事が分かりました。
・日本古来の言葉である大和言葉には「赤」「青」「黒」「白」の4色( 赤:エネルギーに満ちた、熟した色。 青:未成熟な状態を表す色。 白:光り輝く状態を表す色。 黒:光も何もない「はじめ」を意味する神聖な色) しかなく、” 緑は青に含まれていた ”。
・「緑」と言う言葉は、もともと色を示す言葉ではなく、瑞々(みずみず)しさや若々しさと言った意味で使われていたが、鎌倉時代初期頃から緑色を示す言葉として使われる様になった。
この青と緑の言葉の歴史からすると、緑山とはなっていない姫路の青山は鎌倉時代以前から存在していた由緒ある地名の様です。
大和言葉の青は「未成熟な状態を表す色」との解説を見て、青二才の言葉の語源を思い出しました。
青二才は、小さい子供には尻に青い蒙古斑点があるので、そこから生まれた言葉だと思われていますが、そうではなく、大和言葉で、若い男性を ”青新背:アオ二イセ”(アオ:未成熟 二イ:新しい セ:成人男性)と言っていたのが訛ってアオ二サイ:青二才となりました。鹿児島弁で「いい男」、「イケメン」を「よかニセどん」と言いますが、このニセは大和言葉の新背(二イセ)が語源となっています。
故郷の讃岐弁で大人の事をオセと言います。子供が大人びて来ると「オセげになった」と言いますが、このオセは大和言葉の大背(おおせ)が訛った方言です。
我々が生活で目にする山はブルーではなくグリーンなのに、なぜ緑山と言わず青山と言うのでしょう。色々考えてみましたが、これは大和言葉での色表現に起因しているのだろうと思い、色についての言葉の歴史を調べてみました。すると次の様な事が分かりました。
・日本古来の言葉である大和言葉には「赤」「青」「黒」「白」の4色( 赤:エネルギーに満ちた、熟した色。 青:未成熟な状態を表す色。 白:光り輝く状態を表す色。 黒:光も何もない「はじめ」を意味する神聖な色) しかなく、” 緑は青に含まれていた ”。
・「緑」と言う言葉は、もともと色を示す言葉ではなく、瑞々(みずみず)しさや若々しさと言った意味で使われていたが、鎌倉時代初期頃から緑色を示す言葉として使われる様になった。
この青と緑の言葉の歴史からすると、緑山とはなっていない姫路の青山は鎌倉時代以前から存在していた由緒ある地名の様です。
大和言葉の青は「未成熟な状態を表す色」との解説を見て、青二才の言葉の語源を思い出しました。
青二才は、小さい子供には尻に青い蒙古斑点があるので、そこから生まれた言葉だと思われていますが、そうではなく、大和言葉で、若い男性を ”青新背:アオ二イセ”(アオ:未成熟 二イ:新しい セ:成人男性)と言っていたのが訛ってアオ二サイ:青二才となりました。鹿児島弁で「いい男」、「イケメン」を「よかニセどん」と言いますが、このニセは大和言葉の新背(二イセ)が語源となっています。
故郷の讃岐弁で大人の事をオセと言います。子供が大人びて来ると「オセげになった」と言いますが、このオセは大和言葉の大背(おおせ)が訛った方言です。
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