悠々自適

日常の雑感をそれとなく

40 粗大ごみ出し

2016-07-30 22:58:43 | 体験談
自治会役員は抽選が当たらずに済んだのですが、輪番制の隣保長が回ってきて
今年1年は隣保行事の責任者になっています。今までは家内がすべてやってく
れていたのですが、家内がしばらく不在なので、私が回覧物の配布や集金も
やっています。

昨日は粗大ごみ出し日でしたが、今月は我が隣保が担当となり隣保長は開始の
6時までに収集場所になっている近くの公園にゴミ分別用の立て看板とプラス
チックケースを設置せねばなりませんでした。10枚の立て看板と何十個も
あるケースを設置するのは大変ですが、ゴミの種類により異なるケースを指定
場所に置かねばならないので、先月の下見で作った設置図を見ながの作業は、
手際よくやれそうもなく億劫でした。

5時に起きて公園に行くと、驚いたことに立て看板とケースがきれいに設置
されていました。そこにいた60過ぎの気のよさそうなオジサンが「置き方が
分かりにくいやろうからやっといたで」と言いました。後で分かったのですが、
このオジサンはゴミ出し日にはいつも来て、家電品とかアルミ缶のように転売
できる物を粗大ごみの中から物色して持って帰る廃品回収者でした。

このオジサンはなかなか立派なオジサンです。普通の人なら“自分の欲しいもの
だけをピックアップして持って帰るだけ“=A だろうと思います。しかしオジ
サンは、”早くから粗大ごみ回収場に来て、準備担当の隣保長に代わって必要
準備をして隣保への支援をしています“=B。

隣保責任者は、もしAだと「変な人が勝手に廃品を持ち帰っている」と自治会に
報告をして、オジサンはすぐ排除されてしまうだろうと思います。ところが思慮
深さなのか持って生まれた親切心なのか、オジサンは労をいとわずBをしてくれ
ているので、隣保長には感謝をされて、共存共栄が図られているのだろうと思い
ます。

“親切は人のためならず”でもあるのだなと思いました。

39 夏の散歩

2016-07-25 07:53:12 | 雑談
昭和5年のお生まれで85歳の会社先輩にお会いしたら、顔つやが良く10歳は
若く見えたので、健康法を伺ったら「家の近くの姫路城まで歩いて行き、お城
を一周する散歩を毎日しています」と言われました。健康に留意されている人に
話を伺うと、ほとんどの方が、よく歩く事が大事だと言われます。

私も4歳上の兄のアドバイスがあり、徒歩20分の所にある図書館と、そこから
10分の所にあるスーパーに買い物籠替りの自転車を押して毎日小一時間速足で
歩く様にしています。冬場は問題ないのですが、夏場はすぐ汗だくになってしま
います。図書館はクーラーが効いているので到着したらしばらくは涼んでいます。
スーパーのクーラーはよく効いているので中に入るとオアシスに着いた様な気分
になります。目下一人暮らしで、帰宅してもクーラーはかかってないので、
近くにあるコンビニに立ち寄って、よく涼んでから帰宅するようにしています。

高校時代の受験雑誌に読者投稿お笑いコーナーがあり、このコーナーを一番愛読
していましたが、そこに芭蕉の句をもじった川柳があったのを思い出しました。
“夕立や 買わず飛び込む 古本屋”。 私も一句出来ました。“夏散歩 買わず
飛び込む 冷えた店”

お笑いコーナーには“兼好法師”の徒然草の序文をもじった迷文(名文?)もあり
ました。「つれづれなるままに、日暮らし、机にむかひて 居眠りするこそよけれ」
“健康奉仕”。 私の場合は、「つれづれなるままに クーラーの効きし図書館に
行きて 涼みながら居眠りするこそよけれ」となっています。 

38 東京都知事選

2016-07-18 16:44:59 | 思うこと
東京都は日本の首都であるだけでなく、人口は1351万人(日本人口1億2711万人
の11%)であり、ちょっと古いですが14年のGDPは7293億ドル(日本GDP4兆
6160億ドルの16%、世界18位のトルコ8060億ドルとほぼ同じ)となっており、
日本の総元締めとして、日本の将来を左右する重要都市となっています。

従って、姫路市在住ではありますが、一国民として東京都政がうまく行くかどうかに無関心
ではおられず注目をしています。

文化人と言う言葉がありますが、ウイキペディアで調べたら「文化の創造的な面に携わる
人物のこと」とありました。これとは別に、社会において、きれいごとばかりを言う人を
文化人と言う事がありますが、この場合の文化人の定義を私は次の様に考えています。
①インテリである ②理想論を述べる ③権力を批判する ④自信満々(謙虚さが無い)
⑤事実を検証しない ⑥創造性のある価値を生む提案実行をしない ⑦責任を取らない

民間会社の場合、厳しい競争の中にあり常に事実を突きつけられていて誤魔化しが効か
ないので、文化人がトップになる事はありません。ただ某新聞を見ても分かる通り、
誤魔化しても発覚しにくい一部のマスコミだけは例外的に文化人でも務まる場合がある様
です。

政治家の場合、選挙以外では直接的競争原理が働かず、親方日の丸で倒産が無いので、
文化人でも問題化する事はほとんどありません。逆に多くの有権者は、文化人の⑤⑥⑦の
実態を知る事が無いので、表に出た①②③④を立派だと勘違いをして文化人に投票をして
しまいます。

今度の都知事選では、有権者の方が、誰がきれいごとだけを口にする文化人なのかを
見極めて、“事実を検証して、価値を生み出す仕事を責任を持ってやり抜く事が出来る人”
を選んで欲しいと思っています。

37 パソコン故障

2016-07-11 22:22:17 | 体験談
3年前に購入したパソコンが先月立ち上がらなくなり、パソコンショップ
で検査をしてもらったらマザーボードが故障していると判明し、修理は高く
つきそうだったので新品に買い替えました。パソコンが使えなかった間、
如何にパソコンが生活の一部として役立っていたかがよく分かりました。

2カ月前に会社の先輩から、パソコンが作動しなくなり、パソコン内の
データーがメールアドレスを含め、すべてダメになり困ったとのメールを
もらいました。そして先週会った会社の後輩も5年前に買ったパソコンの
画面が真っ黒になり、マザーボードの回路腐食が原因との検査結果だった
ので新品を購入したとの話がありました。彼はデーターのパックアップは
パソコンの中に取っていたので、パソコンがアウトになりバックアップも
アウトになったとの事でした。

データーがアウトになってしまうパソコン故障が私の身近の友人二人で立て
続けに起こったと言う事は、この種の故障はかなり高い確率で起こっているの
だろうと思います。

私は会社OB会のパソコン教室に通っているので、先生方からデーターバック
アップを取っておく重要性を何度も教えられ、懇切丁寧な指導を受けて外付け
HDDにバックアップが取れていたので事なきを得ました。

先生方はいつもこう言われていました。「何度も痛い目に遭った。痛い目に遭わ
ないとバックアップの必要性はなかなか理解出来ないものです」。徒然草52段
に仁和寺の法師の失敗談があり、そうならないためには「先達はあらまほしき
事なり」との結びの言葉があります。よき先達としての先生方の教えとご指導が
あったお陰で、本当に助かりました。