奪取空間

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ニコマス(アイドルマスターの創作動画)関連の件が中心です。

MLH2のかんそう(かかわったほう)

2023年02月17日 00時58分17秒 | 自作動画に関すること

アイマス的にあんな大事なイベントが終わった時期に
全然関係ない話になっちゃいますけど
こっちの感想も書かないと流れちゃうからね…

感想と言うか雑感みたいな。
まとまりはありません。

ちなみに(かかわったほう)じゃなくて(みたほう)の感想は
基本的にTwitterとかでつぶやいたので
あとでまとめられるだろうTogetterなり見て貰えれば。



ニコニコ動画のこちらのコミュニティで開催されたニコ生イベント
MADLIVE EXH!!!!!³ vol.2[開催告知ブログ参加者紹介]。
2023/1/28・2/4(土)+pre配信の3日間に亘る大規模な企画でした。
ニコマス名作をDJしながら新作を交えていく、というようなイメージですが、
結局全体の6~7割新作がちの大お披露目会の様相も呈していました。

紹介記事にあるとおり、5~6人一組の6グループに分かれております。
自分が配されたのはAチーム=後に「ヴェロキラプトル・チーム」。
参加Pの大半をいわゆるゲームPV系のPが占める中、
Aチームは素材自由度が高めな人が若干多めかな、なんてイメージ。
とは言え、自分以外はみんな兼任含めPVPでもあるんですけど。

そんな、本イベントに関わった全ての人の中で、
全体通して一番貢献できてないの自分だぞっていう自覚はあります。
色々と遅すぎたし多分覚悟も決まってなかったなーと。

それはそれとして視聴者側としてはずっとフルパワーで楽しんでました。
そっちは一番ってこともないでしょうが、
でも多分大半の人よりはしゃいでたと思う。


とりあえず自分が関わった場所の話。

単品「Dynamite Rave」。

枠全体の構成をどうするにしても、とりあえず単品は作るだろうということで、
前回参加(MLE441)の時と同様、まず候補曲と動画案は頭の中でこさえました。

本ネタの「Dynamite」は2014年の魔王RAVE参加の後くらいにやりたいなと思って
そのまま8年、頭の中でたまに弄くってたビンテージネタです。

脳内ではもっと狭いコの字型のDJブースに囲まれたスペースに麗華様、
そこから前面の僅かなスペースでともみ&りんが踊るというイメージでした。

そもそもはブレイクダンスでもなくて、もっと漠然としたカッコイイダンス…
たとえばEXILEのソロパフォーマンスみたいなのがやりたかったんですが、
そんなに個性が出せるようになるにはもっと研鑽が必要なので、
ある程度まで型がわかりやすいブレイクにしようと思ったのでした。

ブレイクにしたのは赤ダルマさん(舞浜歩担当)が居たからです、
って言えれば格好いいんでしょうけど、その繋がりは後から気づきました。
ただ、ダンスのシナリオ作ってる最中には結構気にかかってました。
ポップとかカジュアルな感じにはあんまりならないように、
魅せるよりもアスリート的で男子的なガチガチな技系にしようとは思いました。

そしてこの曲を選んだのは1分半と、尺が短いことも大きな理由です。
結果的にはそのお陰で間に合ったというか、これ以上に長い曲だと、
モーションを極力削った動画(下記みたいの)にするしかないですが、

正直、初期時点でインスピレーションが足りなかったら作れません。
発想なんて最初に出なければどうやっても出ないのです。

「Dynamite」の対案はほかにありました。
沢山のニコマスMADがある某有名曲を使って、
複数MADを混ぜ込んだやつにMMDを新緑してメタ的に繋ぐってやつです。
対案で出す以上は単なる当て馬ではいけないので、構成はそれなりに考えましたが、
曲が長すぎるのと、最終イメージがあんまりパッとしなかったので不採用です。

後は、個人の大ネタの単品みたいなのは無くして、
緩いネタトレースとか、枠の構成に係る部分的なMMD起用とか、
そういうエッジのことやるのも面白いかなぁと思ってたんですが、
思うばかりでこれと言った具体案は浮かびませんでした。にゃー。


ダンスメインで作るとしたら、トレースでもないと絶対ゴールできないというか、
トレース元の案をおろそかにすると、最悪前後が詰まって二進も三進も行かず
泣いて案変更を懇願することにもなりかねなかったので、
実は最初のシナリオ作成ってのは超重要だったりします。

話が来た7月中には始めて、8月頃には6割ほど完成。
使用曲の提案を行ったのはこの頃です。
9月末には9割方完成で、MMD側の着手も準備完了。
10月は一旦離れて、一か月使って「ニコマス20選」の集計~まとめ作業を完結、
11月にはこちらに立ち返り、一度リセットした目でおかしなところを修正しつつ、
MMDに着手して約2か月、年内には完成して、1月には枠全体に貢献できる!
と思ってたんですけども。

10月頭に新型コロナさんに感染。ちゃんと症状あり。
症状が残ったのはせいぜい1週間、後処理+1週間ってとこでしたが、
張り詰めてた気が崩れたというか、サボりぐせというか…
1か月の間はあんまり作業にならず、
20選の作業が丸々11月にシフト。
12月3日にまとめ投稿とすっかりずれ込みました。
もっとも、次の告知動画はその日のうちに発想~録画~完成まで、
約3時間という史上最速を記録しました。少し取り戻せました。

で、12月頭からMMD着手です。シナリオはできてるので、
基本は打つだけです、動きを、動きを追うのです。
とは言うものの、想像で補えると思っていた「つなぎ」の動きや、
あんまり動かないはずだった麗華様の動きなど、
やっぱり追加補正でトレース素材を結構足したりはしてます。
最終的には20本くらいの動画のつぎはぎです。

始めてからはほとんどかかりっきりで、
結局最低限の完成をみたのが1月の中旬ごろでしょうか。
単純に間に合ったと言えなくもないですが、
チーム的な創作についてはほとんど人まかせになったうえ、
とある大問題を起こしかけたので、
もう本当にこればかりは申し訳なく。


単品はここまで。あとはチーム全体について。

第1パートはこれの「028~048」ですね。
自分自身は単品も仕上げにも直接は関わってません。
最終形とは全然構成の異なる最初期案の頃に、
練習がてら試作を組んだりさせてもらったくらいです。

どうしてもMLE441の奇跡を思い出す「甘香茶P×まさか!さん」の
ネームバリューと実力を存分に思い出させられるイントロから、
テクノロジックでもって一気にMV的な雰囲気に引き込まれていく。
ダーク・ハードな格好よさが上がり上がって、
急に引き戻されるアイマス要素なしの「beat it」とスモウ。
そしてハッチポッチステーション。グッドタイミング。

再びのMVベースはより戻しで更に格好よく。
ゼノ・中二病の上がりから最高クールなMMD百々人のターン。
げどんに高速ビートを叩きこみつつ、急に始まる木曽義仲。
義仲討たれた後、Bleuさんの新作和物MVに繋がって、
めちゃくちゃいい感じ。凄い。

ちなみに、各グループ参加者が好きな動画を色々あげてみて、
それを主催チームが繋ぐっていうのがメドレーの根幹にあったので、
(複雑な班はもっと違ったと思うけど)
自分が出した動画もいくつか流されてたと思う。
木曽義仲が採用されてて嬉しかった(小並感)。


第2パートは「049~064」ですね。
最終的な出力は自分が行いましたが、ここに大問題がありました。
1月頭の打合せでそのことが決まっていたんですが、
実は打合せしつつ裏でMMDの打ち込みを続けていた自分は、
全くそのことを捕らえ損なっていたのです。
参加自体はちゃんとできているつもりだったのですが、
こういうのはちゃんと集中してなきゃダメですね…

本番1週間前に申し訳なさそうなDMで確認をいただきまして、
大変な気苦労と余計なご心配をかけてしまったなと…本当に。
幸いにも単品の作業はもう終わりかけだったので、
多少生まれてた(本来あるはずのない)心の余裕を全部ぶっ込みました。

基本的に音源が明確にミックスされているので、
素直に従って組み上げるだけで良かったので助かりました。
また、時間的には半分くらいが新作パートになります。
新作パートは余計な手を加えずにそのままお出しする形なので、
実は作業量はそんなでもありませんでした。

ただ、そもそももっと余裕があれば「セルフ20選パロ」とか、
自分がやるべきいろんなことがあったんですけどね。
個人的なマネジメントにずっと失敗してたツケがここに…

さておき本編。

赤ダルマさんのポケマスからスタート、
ショート化していきなり終わっちゃうっていう掴みです。
せっかくだから登場ポケモン全部並べて
次の曲で出走させるとかそういうのも楽しかったのかな。

ウマ娘との相互コラボが重なって、うちの愛ちゃんが出走。
ここ新規撮り下ろししたのは、傑作に混じって並べるには
当時の映像がちょっと拙く恥ずかしかったのもあります。
ゼノが重なった所を伯方さんが一掃。
更にウサミンがイニシアチブ取った後に新作。
ある意味で中二病の続編ですからね、贅沢。素材も贅沢。

可奈ちゃんのはなるべく全部映るようにしつつ、
ゼビウスのプレイ画面と自分のMLE3単品を合わせて、
雪歩と可奈でヨネダ2000…一瞬過ぎて伝わらなかったかも。

その後のヨネダ2000MADについては、
正直音MADとしてレタスさんが完成させたものなので、
自分は理屈通りに映像合わせただけだったりします。
付けてて意図が分かりやすかったので助かりました。

以降はBleuさんと甘香茶Pの新作ラッシュです。
ヨネダをさわやかに受けきってCM入って、
あのドラマ性です。見ていて楽しい流れでしたね。


第3パートはオール新作の「065~069」です。
前のパートがドラマで終わって一区切りされてるので、
ここからリスタートってわけですね。

赤ダルマさんのコール有りダンスナンバーで一気に楽しく盛り上げて、
八面六臂のまさかさんが体育MADで四方八方巻き込み倒して、
甘香茶Pがその不思議で良質な都会ありすMVに魅入らせる。いい流れです。

うちの単品は…ここで合ってますか?大丈夫でしたか?
こればっかりは自分では何とも言えない、わからない。
反応見るに、魔王の新作ってだけで驚きが取れたので良しとする。

でも自分のが何だっていいんですよ、この後の赤ダルマさんの
「打打打…」があまりにも良い出来で気持ちよくなっちゃうんですから。


第4パートも引き続き新作な「070~081」です。
流れとしても前パートから続いて、後編の後編って感じですね。

Bleuさんの派手に地下ノリで震わせてくる新作から開幕。
これがMADLIVEを代表すると言わんばかりのディープさから一転、
いきなりのキッズm@sterはまさか!さん。
そして甘香茶Pの大乱舞。メリゴの複合ダンスMADから、
ネタ濃度を増しつつダンスに留まる燃えよドラゴン、
最新765プロの台所からカレー…イチゴ娘。

ここにBleuさんの「カルメン」が強いインパクトとスパイスで輝く。
フルを作ってから部分的に使用したという流れもすごいが、
色使いも含めてこの短時間でこの印象力の高さもすごい。

自分のレッショル新作は使いたい素材を沢山置いただけ感もある。
また、レッショル後半の編集は先に完成していた次パート(甘香茶P)の
MV表現に寄せたというか、劣化コピーをかましてます。
この第4パート全体の最終出力したのは甘香茶Pだったと思いますが、
完成版見て、繋ぎの手数とか演出とか凄いなぁって感動しました。

で、セプテンバーから鳥の詩は前述の甘香茶P。
オシャレMVとゼノガチャMADというこの生み出し力の広さ。

「ディスコの神様」は果たしてどういう流れか全員MAD。
自分のパートは編集用にレッショルパートに置いたダンスがそのまま、
ちょうどいい感じに収まりそうだったので、そこから発展してます。

確か打合せの中で「HHB」を使うイメージがあるって聞いたので、
ストリートホッパーな亜美真美とか使おうかなとも思ったんですが、
絵的に印象強そうなのは七草はづきさんかなと思って起用。
ずっと使いたかったんです、はづきさんモデル。
誰かパートナー居るかなと思ったら山村ァモデルを思い出し、
他の2人もいたので事務員さんズの起用となりました。
割とお仕事疲れの感がある曲だったりもする。

デスク夜勤中の4人の妄想っていう別verも作ったんですけど、
完成形見ればそっちじゃなくて良かった。
楽しく踊ってるだけで良かった。
「ディスコ」は各パートの個性が出てて、
結果的にすごくいい感じだったなって思います。

そしてD.S.Kさんのフィナーレ作品です。
このグループで相当初期に決まっていたことが「爆発オチ」で、
つまりはその前に来る作品は台無しにされるという大前提。
分かりますか、この怖さ。
台無しにされる怖さじゃあないですよ。
「台無しにされるに相応しい超感動名作」を求められる怖さ。
あえて言いはしませんでしたけど、
そんなプレッシャー受けたら泣いちゃうかも。

まぁ、違う意味で泣きました。観る側としてね。
もうあらゆる、オールジャンルでグッと来るようなシーンを揃えて、
ケレン味のニコニコシーンも味になって…
要所要所のリップシンクに引きつけられますが、
多分極め付けが大サビ前の卯月ちゃんの所だと思う。

まぁ更に個人的な話をすれば、
自分の大好きなシーンとして紹介した
「なまうにPのとかち姉妹動画」がベスポジで使われて…
もうそこはあの、あんまり直視できないくらいでしたけども。

そして非常に素晴らしい爆破っぷりでありました。


年末に使用したい曲を募集して、年明けにメドレー音源共有、
第4パートは(「ジャングル」と「拝啓~」を除き)そこから映像作成したという経緯で、
ある意味強行軍っぽいスケジュールながら、
一番化学反応っぽいのが起きてるパートかもしれないなと思います。


グループの中のことはとても楽しかったですが、
はっきり言って私だけ丸々一段も二段もレベルが足りなかった!

やっぱりそれぞれ、得意な分野で力振り切りまくって、
それ以外のジャンルだって目を見張るだけの成果を挙げて、
やることもやれることも十二分に発揮してて凄いんだ。
基本的に趣味だしアマチュアの世界ですけど、
何かを成そうとする姿勢において大変にプロですから。

今までどうにも(過去MLEにしても)、
人の創作とは結構距離ありましたからね、
作るって計画段階からの話はあんまりみたことなかったんで、
そういう意味でもいい経験でしたね。みんな早くて強い。


歌詞合わせ王のまさか!さんから、
何度か「20選ED」の歌詞合わせについて触れてもらった記憶があるんですが、
あんまりこう、パッとした反応返せなかったのは、
100の作品を100か所にはめるという地味な事務作業感を
あんまり言語化できなかったためです。

何が地味って作業スタートがエクセルからってくらい地味です。
めっちゃ楽しいけどめっちゃ作業です。

氏のあの華やかなMADは多分魔法でも使いながら
作ってると思い込んでるんで、
比較できるような派手さが何もない!って焦っちゃいました。


別班で「全参加者の動画使う!」みたいなのが2つほどあって、
うちからは「双海愚美」と「釣りぼり」が顔出させていただいてました。
嬉しかったです。

うちの作品は多分勝手に引用してもらっていいんですが、
(極端なエログロ描写は使用モデルの規約確認が必要かも)
背景なしとか演出抜きとか、出力は自由が効くんで、
なんか公開分と別のパターンが必要だったら言ってください。

今回以上の使い道が他にあるとも思いませんが、念のため。


本職ノベマスPとか、技術やセンス的に優れたMMDerさんとか、
3Dの人とか、ラップの人とか、実況者とか、あらゆるジャンルの人が
無作為に混ざったらどうなるんだろうとか考えてたら思い出した。

441の時のコンビ枠と同じくらい、
自分の中で伝説的な存在が「MLE2のFUNKOTメドレー」。
(MLE3のも好きだけど参加したのはちょっと意識が違う)


ジャンルの坩堝だったなぁとちょい久々に見てたら、
「Beat it」流れて来ちゃって笑ってしまう。スモウは取ってなかった。

MLH2の参加者に近い人数を20分で使い切るの贅沢すぎると思ったけど、
その人数をフル尺レベルで活用しきるMLH2の管理労力大変だなとも思いました。


実の所、Discordの会議映像はPCでは一度も画面に映らなかったのですが、
年末くらいからiPadを別置してどうにか見れるようになりました。

技術的な問題で立ち止まっていても仕方ないので、
一応仮組み音源や映像を先にDLして同時再生するとか、
可能な範囲で追いかけてはいたので、大丈夫だったとは思いますが。


別に20選とか言って見ればただの作業だし!大変じゃないよ!
って普通に思ってたけど、
もしかしたら年に2回ずつ1か月消費するのは重いのでは…
と少し思ってしまったのは、
このイベントであらためて動画を作りたくなったから。

ちなみに、どんだけ早くやろうが遅れようが1か月なので、
まだ記事出してないよーって方はいつでも出してください。
記事が少なくて減る労力より、
記事が多くて増える喜びの方が沢山なのです。


何はともあれ、チームの皆さま、主催グループの方々、
他のチームの皆さま、大変お世話になりました。

色々と面白い経験をさせてもらった半年間と、
とにかく視聴者として最高に楽しい3日間でした。

ありがとうございました!


色々書いてるうちにtoggeter来てたみたいです!以下を参照せよ!

多分そのうちTS録画も来るから合わせて楽しめよ!

単品沢山上がってるから見ろよ!