いけるぞ！女人ばかりのお祭り楽団「ほころび組」

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前回行けなかった「ほころび組」のライブ。今度は行って参りました、原宿レキオ。
34度の猛暑の中、とろけそうになりながら、道に迷い、一度はもう帰ろうと思った
のですが、開演ぎりぎりに到着。

あれ？客は２人？という状況で、ＭＣに笑いを返すのがせいいっぱい。
１バン目の「Relax」というバンドなんか、こちらがドキドキしてしまうくらい
かわいそう。

「ほころび組」は３バン目。身内＋ファンでお客もそこそこ入っていい感じで
出番です。

「ほころび組」は和太鼓含む太鼓３名、鳴り物１名、そしてフロントは三線（さんしん）
２名という珍しい編成のバンド。これがまた美しき女性だけで構成されているのですから
びっくりでしょ。

その音は、迫力満点。腹を突き上げる和太鼓ビートに、ツイン三線の意外に太いけれど
軽やかな音色が乗っかって、さらに間を浮遊しながらピリッと締める「鳴り物」。
怒涛のように押し寄せる音の波は、祭り囃子に胸をときめかせた少年時代に戻ったような
不思議な高揚感を与えてくれます。

（思い出したのは、三島大社の「しゃぎり」です）

もうちょっとで踊り出しそうになったのですが、誰も踊ってないので我慢しときました。

デモCDを聞いていて、線の細さが気になっていたのですが、
録音からはだいぶ時間が経っていますから、いろいろ工夫されたのでしょう。
期待以上の骨太お祭りロックを聞かせてもらいました。
太鼓の迫力は、録音では伝わり難いんでしょうね。

ライブが絶対おすすめの、「ほころび組」
行けるんとちゃいます？もうすぐ遠い人達になってしまうかも。
身近で楽しむなら今がチャンスです。

なんで、いきなり「ほころび組」かと言いますと、
私がプロデュースしていたあるサイトで、
「夢をかなえる１００万円プレゼント」というキャンペーンをやりまして、
「１００万円でかなえる私の夢」を募集したんですね。

そこで、見事１００万円をゲットしたのが、「ほころび組」のヨシヤスさん
だったのです。

「バンドで使う和太鼓を買ってフジロックに出る」

確かにステージでは大きな和太鼓がビートを刻んでおりました。
きっと、彼女達は、夢をかなえるのではないでしょうか。
私は信じています。

個人的には「Drop Soup」も印象に残りました。好きなサウンドです。
２人のバンドなのにセッティングに10分くらいかかって、
ＭＣがつなぐのに苦労してるのが笑えました。

ステージ上でサウンドをオーバーダブしていって、バックグラウンドトラックを
作って、その上にギターとキーボードを乗せていくという手法。
もう、家でやってこいよ！と突っ込みたくなるのですが、
それをステージ上でやらかす度胸と技術。面白い人達でした。

・琉音from Marbel
ボーカルのノドは大丈夫なんでしょうか。
そればっかり気になってしまいました。
手書きのフライヤーもらってうれしかったです。

・たくとりあ
ギターの変なところがはげている理由が、
唄が始まったらよく判りました。
印象に残る唄でした。

原宿レキオ、いい箱だと思いました。場所がトリッキーだけど。
ビデオカメラ3台？あるし、オリオン生ビールあるし。
何かの時に使ってみたいなあ。