でりら日記

日々の雑記帳

NHK大河ドラマ 風林火山 第43回 「信玄誕生」

2007年10月28日 | 今週の勘助
 晴信、景虎との和睦と引き換えに信濃守護職を手に入れる。景虎を討つ大義名分を手に入れん
がため。一方、景虎は上杉憲政の養子となり、関東管領職に就く。管領職は守護より上位であり、
晴信を超えて大義名分を得ることとなる。お互いに黒い。景虎はそれを狙っていたわけではない
が、結果彼の手には上杉が転がり込んでくることとなる。

 今回はコミカルな部分とシリアスな部分が交錯し、先週にも増して見所満載。リツが絡むとどうし
てもコミカルにならざるを得ないが、久々の真田家での遣り取りは笑った。相変わらず真っ直ぐで、
幸隆はいいキャラだ。

 山本家でもコメディは続く。でも「家」はきっとこうでなくてはならないのだろうな。この時代仕方が
無いのだろうが、若い女性陣がみな翳を纏って生きている。なみは一人ひっそりと出家、リツも正
直個人的には余り気に入らなかったのだが段々不憫になってきた。

 俄か出家ブーム。たくらみではないぞ、という晴信、信玄へ。勘助は道鬼へ。でも一番坊主頭が
似合っていたのは原虎胤。かっこいい、とTVの前で正直固まった。渋すぎ。真田殿は、出家という
よりもちょっとお勤め中、の人に見えた。でもみなそれぞれそれなりに頭の形がよいのか、似合っ
ていたので驚き。そしてカピバラはフグへ。

 企みではないぞ、と、いう信玄と、出家などみなお侍のタテマエでしょうというリツの台詞が全て
を語っている。それでも、私のために、と悲しげなリツがちょっとかわいそうだった。出家までしてし
まえば、無理に嫁獲りを薦めるものもさすがにいなくなる、という思いもちらりとあっただろう。

 しかしこの時代の出家というものはどういうものであったのかと毎回気になる、というより不思議
だ。保坂クンはどうなのだろう?大井夫人はわりと真面目にお勤めをして過ごしていたように思う
けれど、偉い人が頭を丸めると、おべっかで後を追うものが続出して周りが大変だし、実際不犯を
何処まで貫いていたかは疑問。勿論、仏道を守護するために剣や薙刀を振るった僧兵はもっと前
から存在してたのだろうし、抜け道は幾らでも方便としてあったのだろう。駄目なものは駄目なの
かもしれないが。

 勘助のように、あちらを絶てばこちらを絶てず、ではいかんのだが(笑)。

 次回、寅王丸再登場。由布姫が泣くな・・・

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