でりら日記

日々の雑記帳

電話3 或いは、災厄は、忘れた頃にやってくる

2007年06月14日 | きょうのできごと
 正直あまり気持ちのよい話ではないのだが、3ヶ月ほど前にこういう事件があった。そして、すっかり忘れて
いた頃合を見計らって、夕べの2時30分。勿論夜中だ。真夜中、草木も眠るなんとやら、というやつだ。
 また鳴った。

 おや、久しぶりだと思って出たら、案の定彼だった。「何してたの、」というべちゃべちゃした声が耳に張り付く。
なんというか、彼は潰すと汚い粘汁が出そうだ。

 寝てたの、と、常人ならば寝ている時間帯にかけてきて置きながら彼は尋ねる。やっぱりハァハァ言ってい
る。本を読んでいた、と答えると、やはり何を読んでいるの、と問いかけてくる。本ではなく、実際は買ったま
ま読んでいなかった「みえるひと」最終巻だったのだが、ひとまず此れを閉じてキミは何をしていたの、と訊く。

 ××したくなって、とぼそぼそべちゃべちゃ答えるので、聞こえない!と声を荒げると、心なしかはぁはぁが荒
くなる。××してほしくなって、またぼそぼそしているので聞こえない。何?ともう一度詰問する。
 また苛めて欲しくて。

 来たよ!!こいつやっぱり詰られて悦ぶヤツだったよ!

――あんた詰まんないの。面白くないわあんた。前にも言ったけど。
 苛めて欲しい。
――それは残念。

 今回は3分で切った。するとまたしつこくバイブが振動する。懲りないなぁ、こいつも、私も。ちゃんと番号
通知でかけてきたら出てあげるよボウヤ。二度目は取らなかった。そしてそれきり電話は沈黙した。

 思い立ってカレンダーを見てみると、前回は水曜深夜。そして今回も水曜深夜。シフトで木曜日が休み
なのかな、こいつ、と気付いたのは今朝になってからだ。三ヶ月ぶり、というのがちょっと気になるけれど。こう
いう犯罪は特定の被害者へのリピート率は高いのだろうか。ランダムに、今日はこの女にしようとかこいつに
しよう、とかあるのだろうか。

 稀にその対応具合でむしゃくしゃしたときに声が聴きたくなる(もといお世話になりたくなる)ものなんだろう
か。そういう方面は詳しくないのだがまぁあまり調べたくもない。いや、ついでだから調べておくべきか。でも変
態性欲に詳しくなったって私の人生豊かになるだろうか。自衛手段を講じる手助けにはなるか。でも一番
の鉄則「相手にしない」を一番先に放棄しているのは私だしなぁ。刑事事件になったとき、きっとお前にも非
があると突っ込まれるのだろう。

 よっぽど好きモノなのかよっぽど疲れているのか、知らないけれど何か解決方法はないものか。そんなもの
に慰められるなら安いものだが、それでいいのかいキミは。まぁそういう観点で心配ではあるけれど私はカウン
セラーではないのだ、哀しいことに。でも何処まで行ってもこういう手合いは改善しないだろう。そう思う。
・・・本当に近所の住民だったら厭だなぁ。

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