でりら日記

日々の雑記帳

擬態、生命慾を糧とする創造の果て、或いは過程

2006年10月30日 | きょうのできごと
「超人ロック」完全版ってどーいうことですか。

こんばんは。
今月のアワーズは立ち読みで済まそうと思ったのにやっぱりお買いあげしてしまった
でりらですこんばんは。
だって旦那が。旦那と言えばアーカード。アワーズと言えばヘルシング。

第78話 Finesthor 3。
いい女達だろう
もう私の物だ わたしだけの
私だけの愛しいあるじと私だけの恋しい下僕だ
もうおまえのじゃあない!!

というアーカードの台詞でアワーズ買っちまいましたよ。負けたよ、ヒラコー。
というよりも、「私だけの愛しいあるじ」発言が直球ど真ん中でしたぁ、ごちそうさまぁぁぁぁ!!!
旦那がこんな事言うなんて!美味しすぎる!!!!
しかも、「愛しい」と「恋しい」を使い分けてますよ。

互いを知り尽くした二人の、対アンデルセン戦を越える闘いは掲載ページ数の彼方に。
いや、地道に待ってます平野先生。

で、カラーページを再現した『超人ロック』完全版コミックスが刊行されるそうです。
『ロンウォールの嵐』だけ買っちゃいそうだ。
(↑これ、ずっと「ローンウォール」だと思っていたのだが・・・)


お題の「擬態」。
日曜日、我が家の花壇にお客様。よりによって殺虫剤散布中にひらひらとやってきた・・・



解りにくいので拡大。というか10-22mmの広角一本ではこれが精一杯。(機材のせいにしちゃぁいけないね)



アケビコノハという蛾。ちなみに下を向いてとまっています。
ひらひらと飛んでいる時は模様があるので判るけれど、こうやって留まってしまえば普通には判らない。
ぴたっと掴まるまでは少々時間がかかってました。

幼少のみぎりより、このアケビコノハの幼虫を見てみたくて仕方がなかったのですが、近所には
ザクロはあってもアケビはなかなか生えていないし植えてもいない。
こんなにプリチーなのに。(微グロ?注意)

コノハチョウにしろ、こやつにしろ、一体どうやって遺伝子はこんなふうに造形していくんだろうか。

カッコウに托卵される鳥は、少しでも卵の色がカッコウと異なる様に、卵の殻の色が変わる様な
ミネラルを多く含んだエサを多く取って托卵されにくくなるように工夫し、
対するカッコウもこれに似た色が出る様にエサを替えるという、何世代にも渡る
追いかけっこをしている、という話を聞いたことがある。

食べたものと卵の色の因果関係や個体の記憶はともかくとして、一体どうやったら
それが遺伝していくのか。種の保存がかかっているから、といえばそれまでなのだが、
全くもって不思議でしょうがない。

食べ物と言えば、何故にこやつらは決まった葉を食べるのか。
アケビの近縁種の葉を食べて育つ木の葉の様な蛾なのでアケビコノハ、である。

例えば、アゲハチョウ。彼らはミカン科の葉を選んで卵を産む。
しかし、ミカンに産み付けられたらミカンだけ、サンショウに産み付けられたら
サンショウしか食べない。

(あれ、昔うちのサンショウについたアゲハに、エサ不足の折りミカンの葉を近所で貰ってきて
喰わせた覚えがあるな・・・「しか食べない」、説には疑問アリ)

これは、そもそも産みの親が食べて育ったものを選んで卵を産む、という説があるが
(親がミカンで育てばミカンを選んで産卵するという考え方)必ずしも全ての種に
該当する訳でもないらしい。

彼らの記憶は、どこまで生き続けるのか。
我々が親の記憶を引き継いで生まれてくるのではない以上、個々の記憶は
伝達されないと考えるのが自然だろうが、本能という種の記憶はどうなんだろうか。

植物は、地上部が枯れても根は地中で生き続け、また季節が巡り来れば芽を出し茎を伸ばし
花をつける。では、彼らの生物としての一生は永遠に続くのか?
地上部が枯れてもそれは「死」ではなく、(あるとすれば、だが)記憶も続くのか。

なんてことを考えながら、週末は土いじりをして過ごすのだ。

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