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中国遼寧省大連で生きるおっさん

一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命に書いている大連ブログでございます。

ANAで大連から成田へ 「君の名は。」そして「支那人」

2017年03月13日 | エアライン関係
今年は年明けから結構、日系エアラインで「大連⇔成田」を行ったり来たりしましたので、しばらくはエアラインネタで行こうかと思います。

さて、今日のエントリーは1月の「大連→成田」で利用したANA(全日空)です。

地下鉄で大連周水子空港に到着、ANAカウンターでチェックインを済ませます。JAL同様、ビジネスクラスに空きがあると「追加料金で如何ですか~」と「営業」をかけられますが、今回は「公費」での帰国ですし、荷物も少なかったので、やんわりとお断りしました。


出入国カードを書くテーブルの横に何やら目新しい自販機がありました。避妊具?!


旅行先で携帯電話が使えるSIMカードの販売機でした。御覧のように「日本版」は一週間利用可能で70元(=約1200円)です。「韓国版」や「タイ版」、「シンガポール版」などいろいろありましたね。


イミグレを抜け、手荷物&身体検査を終えた場所にも同じSIMカードの販売機が設置されていました。

さて、搭乗機材と御対面です。


こちらは関空行きのANA(ボーイング787-800)で、


こちらが今回のボーイング787-800です。エンジンが静かな新型機材です。


今回、私の席の前に座っていた人は中国人でした。机を倒してパスポートを出して日本の入国カードを書いていましたね。


アップです。頭がね・・・。フケだらけだったんですよ・・・。在中経験のある方なら分かると思いますが、中国人や「支那人」って子供と同じで、新幹線にしろ、飛行機にしろ、座ると直ぐにリクライニングをフルに倒してくる輩が多いんですね・・・。

機内という密閉区間、ベルトを締めて身動き取れず、という状況の中で、到着までの約3時間弱ずっとすぐ目の前(!)にフケだらけの頭、はさすがにキツいでしょ。リクライニングしてきたらメチャクチャ目と鼻の先ですよ!飲食(機内食)も出来ますか?自分は無理です。

ということで、満席フライトでもなかったし、日本人CAさんに実際「現場」を確認してもらいながら、事情を話して、席を交換してもらいました。もちろん相手や周囲に聞こえるような声量で「中国人(支那人)だから交換して!」では単なる人種差別で、国際問題になりかねません。小声で交渉しました。これがマナーでありエチケットです。すんなりと許可が出ました。

まあ日系エアラインですし、4年連続「5スター」を獲得しているエアラインですからね。「5スター」繋がりで言うと、人民路の「5スター」ホテルであり、金正日も泊まっていったフラマホテルも「日本人フロア」を設けていましたね。差別?!「現実」とはそういうものなのですよ。

中国は日本人には誰でもビザ無し入国(15日以内)を認めているにもかかわらず、この度、国内で働く外国人労働者をABCのランクに分ける「差別法」を導入しましたが、自らも人民必修教育で「国際線」、「身の程をわきまえる」、「場違い」、といったことを学ばせるべきだと思いますねえ。愛国心を前面に押し出して「大連⇔成田」線は中国国際航空や中国南方航空を使って欲しいです。キンペーだって「いつも」中国国際航空なのにね(笑)。


さて、席が替わり、気を取り直します。787の安全のしおりです。JALの「大連⇔成田」線の787との違いは、シートの横配列がJALが「2-4-2」であるのに対して、ANAは「3-3-3」である点です。エコノミークラスですとJALの方がゆったり感があるということですね。まあ小さな事です。


787なのでJAL同様、やはりこちらも機内でWiFiが使えます。「大連→成田」は大体3時間弱です。16.95ドル(=約2000円)ならビジネスクラスに限ってはタダにしても良いとは思うんですが、どうなんでしょうかね。


機内誌に目を通します。今回の成田までの機内エンターテインメントは、楽しみにしていた「君の名は。」に決定!


日系のエアラインの国際線は劇場公開中の映画が無料で楽しめるんですから嬉しいですよね。


日本では今でも公開中ですから、「歴史的なアニメ」と言えるでしょうね。そりゃ宮崎駿(76)も電撃復帰するってもんです(笑)。


機内食です。「鶏肉の香味だれ掛け」です。美味しかったですよ。赤ワインを頂きました。


2時間弱で見終わりました。同僚からの「妻子持ちのおっさんはあまり楽しめないよ」という話でしたが、素直に面白かったですねえ。

個人的には最初の空からのシーンは「機動戦士ガンダムUC」の第5話の冒頭を、隕石が落ちるくだりはガンダムの「コロニー落とし」を、町消滅は東日本大震災を、男女が入れ替わるストーリーは山本耕史さん主演のドラマ「さんかくはぁと(1995年)」を、男女が入れ替わり自分の性器にビックリ!のストーリーは観月ありささん主演のドラマ「放課後(1992年)」を、思い出しました。

プラトニックな高校生時代!バイト先の年上女性に憧れる大学生時代!!、何より結婚前の恋愛の時代!!!そんな時代もあったねえ(笑)。


さて、見終わって現在地を知るためにフライトマップにすると、ちょうど茨城県日立市の上空ですか。一息入れるためにコーヒーを頂きました。


飲み終われば、もう千葉県の九十九里浜上空です。着陸です。成田~大連線の日系エアラインは、「安定の定刻(定刻前)到着」です。


中国のような「悪い国」から帰国した時には本当に心に沁みる一言です。日本語って素晴らしい!中国語って敬語らしい敬語は無いし、人を罵る汚い言葉ばかりがメチャクチャ多いですから。


「最後の晩餐」ではないですが、マイルールで帰国して直ぐの「最初の晩餐」は絶対にラーメンか寿司です。「食べログ」の「千葉県ラーメンランキングTOP100」の第1位(!)の店である「とみ田」の支店が成田空港第一ターミナル4Fに新たに出来ていてビックリ。


「金華豚つけ麺」を食べます。1060円です。流石(さすが)の美味さです。まあ、この値段ですから。

急いで帰宅する必要もないので、空港内探索です。成田空港第二ターミナルのガチャガチャが話題となりましたが、第一ターミナルの5Fも凄かったですよ。ローソンの傍から不二家レストランの所まで凄い数!


まずはローソンの傍。


そして通路を挟んで、


裏にもどっさり。


更には不二家レストラン前。新たな新名所と言ったところですかね。


不二家レストランのペコちゃんは正月仕様で外国人旅行客は記念写真を撮っていました。


同じ5Fのフードコートの「らあめん花月 嵐」で塩ラーメンを食します。680円です。塩ラーメンとは思えないほどマイルドで優しい味。ラーメン乱れ食い~(笑)。


空港地下ホーム、東京、横浜方面へ向かう成田エクスプレスです。


車内ではWiFiがOKです。

当たり前ですが、空港内ではフリーのWiFiが飛んでいて、速度は中国とは比べ物にならないほど速いです。 グーグル、ユーチューブ、ツイッター、2ちゃんねる、FC2ブログ、ヤフーブログ、ライブドアブログ・・・。何でも繋がる、何でもOK!

良いねえ、日本!




参考記事:
飛行機で隣に座りたくない客は「不潔な人」=調査

 [ニューヨーク 8日 ロイター] 飛行機で隣に座る乗客として最も嫌われるのは、不潔な人や太った人たちだということが、オンライン調査で明らかになった。
 調査は、ウェブサイト「Travelocity 」が今年7月29日から8月10日にかけて、米国人とカナダ人計1592人を対象に実施。
 それによると、全体の半数近くが1番嫌なのは不潔な人だと回答、また30%が咳やくしゃみをする人たちを嫌だとし、15%が太った人たちに隣に座ってほしくないと答えた。
 太った人に関しては、全体の44%が無料で2人分の席を与えられるべきだと回答した一方で、39%が追加料金を支払うべきだとしている。
http://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-11883920091009


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格安航空会社(LCC)「バニラエア」 成田→新千歳 搭乗記

2015年01月31日 | エアライン関係
昨日の大連は強風だったものの、素晴らしい大気状況でしたね。これほどまでに素晴らしい大気状況の大連は見た事がありません。「港町」の面目躍如です。週末を迎えた今日も引き続き良好です。朝はマイナス9度まで下がりましたが・・・。


御覧のように、昨日午前10時の市中心部「青泥窪橋(大連駅)」のPM2.5の数値は「34」。気温はマイナス5度です。市内各所も深呼吸が可能な、素晴らしい状況です。


14時になったら更に良化しました。

さて、札幌に小旅行に行ってきましたので、その旅行記を書きたいと思います。LCCが発展したおかげで、お財布を気にせず、短時間で、気軽に行けるようになりました。アラフォーですが「日本再発見」を楽しんでいます。

昨年に続いての旅行で、通算五回目です。すっかりハマってしまいましたよ、北海道!これまで札幌、旭川、帯広、富良野、小樽、と行ってきました。全て冬です。観光目的ではなく、美味しい物を食べて、静寂を感じて、美しい雪景色を見て、というのが目的です。

この三点、普段暮らしている中国(大連)には全て存在しないので、最高のリラックスになります。私のこちら満州での生活も10年超ですので、気温もマイナス10度までは可愛いものです。大連では風邪に直結するマイナス気温よりも、むしろ癌に直結する大気汚染の数値の方に神経を使いますね。

「行き」は昨年に引き続き「バニラエア」を利用しました。公式サイトはこちらです。チケットセールの案内メールが来ていて、それに「乗った」ので、価格は2980円です。カード支払いにしましたので、手数料が400円加算されて、総額は3380円となりました。う~ん、安いですねえ(嬉)。

で、搭乗48時間前からウェブチェックインが出来ますので、処理しましたが、運良く窓側の席が割り当てられました。バニラエアでは座席の指定に別途500円がかかります。当然窓側と通路側は人気となるのですが、たまたま空いていたので割り当てられたのでしょう。早めに処理したのが功を奏したようです。幸先良いです。


成田空港の第2ターミナル1Fにあるバニラエア国内線チェックインカウンターです。国内線ですし、預ける荷物も無いので、簡単に手続き終了。中へと入ります。


LCCですので、成田では基本的に機材は「沖止め」です。バスに乗って使用機材まで移動します。バニラエアの「搭乗待合所」ではお店が一軒開いていますが、パンやジュース、お菓子など、価格は全て定価より上乗せされていて、良心的とは言えません。見るだけで終わります。バニラエアではチェックインする前に成田空港内各所で買い物を済ませましょう。


バスに乗って、この日に乗る機材まで移動します。御覧のように、この日の成田は快晴でした。


機材はLCCでは「お約束」の、エアバスの「A320」です。


機内に入ります。


機内はほぼ満席でした。定刻より遅れての離陸も、今回はビジネス利用ではないし、急いでもいないので個人的には問題無しです。約1時間半の空の旅が始まります。


利根川を過ぎます。雲一つない晴天です。


日本の大気は良いですね~。中国じゃ考えられません。窓から見える景色を楽しみます。離陸後、お隣さんは着陸寸前まで爆睡でした。


山形県上空に入るかというところで機長からの挨拶アナウンスが入りました。雲が出てきて、地上には雪が見えるようになりました。


機内食は期間限定物のこれを食べたかったのですが、後方の、私の席に来るまでに売り切れとなってしまいました・・・。此の手の形の機内食、一時期JALの「成田→大連(中国)」線で採用されていました。食べ比べをしたかったんですがね。その他の機内食や機内販売グッズは公式サイトのこちらをどうぞ。バラエティに富んでいます。


その後、到着まで地上は真っ白です。青森県上空です。


あっという間に北海道上空に入ります。


気流が悪くなってきました。


しばらくの間、「雪雲」に突入です。結構ガタガタ揺れました。真っ白で何も見えません。


「雪雲」を抜けると、北海道ならではの景色が飛び込んできました。テンションMAX!


無事に着陸です。


新千歳空港ではさすがに「沖止め」ではなく、ボーディングブリッジを使っての降機です。お隣は「エアドゥ」です。昨年、「帯広→羽田」線で初めて利用しました。機内で降機の順番を待っている間に天候が変わって降雪です。


乗ってきた機材を撮ります。折り返しで、すぐ成田に引き返します。

成田から飲まず食わずで来たので、札幌市中心部に移動する前に、まずは新千歳空港内で腹ごしらえです。ラーメンテーマパークの「北海道ラーメン道場」へ向かいます。

次回に続きます。

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「大連⇔成田」をJALで往復する(2)

2014年09月02日 | エアライン関係
夜7時半、退社時に少し雨がパラパラと降った今日の大連です。

昨日のエントリーの続きで、今日は逆ルートである「成田→大連」です。


素晴らしい青空が覗く、この日の成田空港です。毎回毎回、メチャクチャ大連に帰りたくありませんが、日本人、そして社会人とは我慢ができる人間のことです(泣)。機材は来た時と一緒。中型機の「ボーイング767-300(ウイングレット仕様)」ですね。


滑走路に向かいます。日本人スタッフならではの「お見送り」です。


台湾の「チャイナエアライン(中華航空)」ですね。CAさんはチャイナドレス姿で、若くて綺麗な方が多いのが有名です。笑顔の接客、なかなか美味しい機内食、という点も知られてきました。やたら「中華民族」で中華圏を一緒に括りたがる中国。そのナショナルフラッグエアラインである「エアチャイナ(中国国際航空)」とは「月とスッポン」の差があります。中国はあらゆる点で、もっと台湾、台湾人に学ぶべきと私は考えます。ダントツに素質素養が低いので無理でしょうけど(笑)。


こちらは先月、新たに「開業」した中国の格安航空会社(LCC)「春秋航空日本」の機材ですね。「成田→広島、佐賀、高松」を結んでいます。


格安航空会社(LCC)の機材というと、エアバスの「A320」が「お約束」なんですが、この「春秋航空日本」は珍しく、「ボーイング737-800(ウイングレット仕様)」を使っています。公式サイトのこちらを見るかぎり、中国を飛ばしている機材より、日本の空を飛ばしている機材の方が内装も良さそうで、「格差」をつけていますね。日本人利用客を意識している事が窺(うかが)われます。


話を戻します。無事に離陸しました。天気に加え、空気も綺麗なので遠くまで見渡せます。なお、従来は厳禁だった離着陸時の写真パチパチも解禁となります(下記「参考記事」参照)。楽しみが増えますね~。


この日の機内食です。一つ一つの量は少ないものの、種類が多いのは個人的には嬉しいです。この嗜好、年齢と共に変化してきました。大連到着後、仕事の予定は入っていなかったので、ドリンクは真昼間から赤ワインを頂きました。至福の時間です。ハーゲンダッツのアイスは「マンゴーソルベ」味でした。美味しかったので、家族にも伝えようかと、同社の公式サイトのこちらを見てみましたが、確認出来ません。JAL限定の味ですかね?!


日本発のみ「メニュー(お品書き)」が付いています。


日本米使用の機内食で「安心と美味しさ」は格別ですね。食事を楽しみながら、個人テレビでは映画ではなく、雨上がり決死隊のバラエティトーク番組「アメトーーク!」を見ました。


あっという間に大連ですが、この日も酷い大気汚染でした。御覧のとおり真っ白です。煙突からは白い煙がモクモク、絶え間なく出ているのが、かろうじて御確認いただけます。この汚染状態を改めて、空から広く見渡すと、恐怖すら覚えます。先程の成田空港離陸時の写真と比べると、大気も日中には雲泥の差がある事が分かります。


冷蔵庫を空っぽにしてきたので、帰宅後、ミネラルウォーター、食パン、卵、果物、を買いに行きました。夕方5時の段階で、PM2.5の数値は「180」超でした。いつもの丘から撮った、大連のランドマークタワーである労働公園の「電視塔(テレビ塔)」です。大気汚染が酷すぎて、太陽が眩しくなく、直視も可能という、日本ではまず経験できない「異常環境」です。

今回の日本帰国では、多くの方から大連の大気汚染の状況について尋ねられました。酷いPM2.5濃度の状況下とは、

「煙で真っ白の、焼き鳥を焼いている焼き鳥屋さんの厨房内と同じ!」

と答えました。先程の上空からの写真と太陽直視の写真から、この例えがよ~くお分かりいただけるかと思います。

この国には将来がありません。どこまで後進し、そして墜ちていくんですかね・・・。




参考記事:
電子機器使用緩和:航空機内でデジカメなど常時使用可能に

 航空機内における電子機器の使用制限が1日から緩和された。離着陸時でもデジタルカメラや電子書籍端末などの使用が可能となった。初日に東京・羽田から大阪・伊丹へ向かう便に搭乗してどのようなことが可能かを探ってみた。【米田堅持】
 携帯電話をはじめ、電子機器が発する電波が航空機の安全を支える電子機器に悪影響を与えるおそれがあることから、離着陸時はすべての電子機器の使用が制限されていた。しかし、米国の連邦航空局(FAA)が2013年10月に「安全性が確認された」として離着陸時の使用を解禁したことを受けて国内でも規制が緩和され、電波を発しない状態であればスマホなども含めたすべての電子機器が常時使用可能となった。デジカメで離着陸時の写真撮影や電子書籍端末などの使用は可能となるが、携帯電話による通話やデータ通信など電波を発する機器の使用は機内Wi-Fiを除けば今後も禁止される。また、離着陸時にテーブルを出したまま電子機器を操作するなど安全運航に支障となる行為は許されないので注意が必要だ。
 記者が搭乗したのは、午前7時半に羽田から伊丹へ向かう日本航空のJAL103便。機種はボーイング777-200で、機内Wi-Fiなど新しい設備を持つ機体だ。出発準備が整い、滑走路へ向かう機内からシャッターを切る。主翼越しの第1ターミナルや新整備地区の格納庫、滑走路へ向かう航空機や離陸する瞬間など今までデジタルカメラでは撮れなかった景色が撮れるようなるのは新鮮な気分だ。同日は天候が今ひとつだったが、視界が良ければ上空から羽田空港の全体を撮影することも可能だ。機内Wi-Fi経由で羽田からの離陸風景の写真と記事を送ることができた。
 電子機器の使用制限の緩和は、新たな空の旅の楽しみをひとつ増やすことになりそうだ。

2014年09月01日 毎日新聞
http://mainichi.jp/feature/news/20140901mog00m040003000c.html


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「大連⇔成田」をJALで往復する(1)

2014年09月01日 | エアライン関係
九月に入りました。大連の我が家もセミの鳴き声が消え、朝夕は虫の音が聞こえるようになりました。30度を超えることが無いとはいえ、日中はまだまだ暑いです。私の子供の頃の夏といえばこんな感じで、「涼しい午前中に勉強を、宿題をやってしまいなさい」という親と学校からの指導でした。当時は「熱中症」なんて言葉は無かったし、暑くても「今日は暑いよ!30度超えてるよ!」なんて感じでした。昭和ですね~。

さて、夏休みの日本帰省ですが、今回はいつものANA(全日空)ではなく、JAL(日本航空)を使いました。荷物が多かったからです。受託手荷物ですが、エコノミークラスはJALが23kgを2個までOK、ANAは1個だけ、という差があります。成田⇔大連線の利用客はビジネス目的のおっさんが中心、ということで、飛行機の「お腹」に預けられる荷物の量が半分も違うという差は大きいです。


大気汚染の中、大連空港に駐機するJALの機材です。ANA同様、中型機の「ボーイング767-300(ウイングレット仕様)」ですね。最近は内装が一新された新しい機材が「成田⇔大連」線に投入されており、この点ではANAを超えました。新しい内装の様子はこちらです。エコノミークラスも前との座席間隔が10cmも広がったので、片道約2時間半ということを考えると十分な「居住性」です。最近はビジネスクラスの利用はとんと御無沙汰です(泣)。


左にUSBの差込口があり、スマホなどが入れられる「ポケット」も一緒にあるので、充電は便利ですね。


成田まで片道1701km、所要時間2時間半と表示されています。映画をエンディングまで一本見切るのは「時間との戦い」です(笑)。


毎度おなじみ、離陸時間がほぼ同じ、エアチャイナの子会社「大連航空」です。機体横に「大連航空」と書かれているのが確認できます。大連人とはいえ、このエアラインを初めて見る人、知る人は少なくないですね。


蛇足ながら、「大連航空」は今年の夏秋はこんなスケジュールで飛んでいます。


話を戻します。酷い大気汚染も、離陸して雲の上に上がれば、真っ青な世界が広がります。普段、あまりに汚い「下界」に住んでいることを痛感する一瞬です。


選択した映画はジャッキー・チェンの最新作「ポリス・ストーリー/レジェンド」(中国語原題:「警察故事2013」)です。映画を見ながらも、今、飛行機がどこを飛んでいるのか右上の小さい地図表示で確認できるようになったのは便利ですね。


この日の機内食です。ハーゲンダッツのアイス(バニラ味)や冷えた日本のビールは嬉しいですね。ドリンクはお代わりも出来ますし。


映画を見終わると、あっという間に成田に到着です。成田空港の第二ターミナルはJALの「ホームグラウンド」で、「鶴丸」の一色です。帰って来たことを実感します。

直ぐに自宅に帰ってもいいのですが、家族了承の下、この日は「ゆっくり、のんびりコース」を選択。近くのビジネスホテルに一泊し、翌朝帰宅を選択しました。


空港内で晩御飯です。東京都周辺を中心にチェーン店展開しているラーメン屋「麺屋空海」で「鶏そば&替え玉」を食べます。公式サイトはこちらです。帰国直後のラーメンは本当に、本当に美味しいです。


ホテルに行く前に、更に空港内で散髪です。第一ターミナルに移動します。カットにシャンプーを付けて2200円です。やはり中国の理髪店に比べて日本の理髪店は「労働の質が高い」です。特にシャンプー時にそれを実感できます。


電話予約もOKなので、帰国直後や出発直前など、いつも待たずに切ってもらっています。お勧めです。


無料送迎バスに乗って「東横イン成田空港店」に移動します。シングルルームで会員価格4000円でした。近くにセブンイレブンがオープンして便利になりました。安価ですが、残念ながら館内はうるさい中国人、いや「支那人」団体客で溢れていました。朝、朝食をとるスペースなんて酷かったですね・・・。食後のコーヒーは自室に持って帰ることとし、早々に後にしました。

全世界における課題でしょうが、添乗員を含め、連中は海外旅行をするに足る最低限の素質素養すら備えておらず、別フロアにするなど対策を練るべきです。このままではかつての「成田ポートホテル」の二の舞になると思います。

次回に続きます。




参考記事:
いたずら書きに車内の用便…中国人観光客マナーの悪さに上海当局も腰上げる ブラックリスト作成検討

 【上海=河崎真澄】海外旅行先で歴史的建築物にいたずら書きしたり、路上や地下鉄で平然と子供に用便させたりする中国人観光客の行為が評判を落としているとして、上海市当局は旅行先で問題を起こした市民を「黒名単(ブラックリスト)」に入れて、再出国時の審査を厳格にする異例の対応策を検討し始めた。
 地元ニュースサイト東方網が伝えたところによると、同市は関係部門の担当者や旅行会社を集めた「文明(マナー)旅行業務連絡会議」で、黒名単制度の導入を提案した。同時に今後3年かけて、市民に対し海外での礼儀、民族の伝統や宗教、風習やタブーなどについて教育活動も繰り広げる計画という。
 どのような問題を起こすと黒名単に入れられるかなど詳細は未定だが、旅行会社の添乗員に“監視”させる案などがあるという。静かな観光地でわが物顔に大声で騒ぐなど中国人観光客のマナーの悪さが各地で指摘される中、黒名単制度のあり方を検討している。
 今年1~6月の中国からの訪日客は、元高効果などもあって前年同期比88・2%増の100万9200人に達した。

2014.9.1 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140901/chn14090109470003-n1.htm


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ANA(全日空) 大連⇔関空 搭乗記

2014年03月11日 | エアライン関係
今日の朝、青泥窪橋(大連駅)のPM2.5の数値は「169」、と普段どおりの(?!)霞んだ朝を迎えました。

マレーシア航空の件ですが、航空専門誌『航空ジャーナル』元編集長の航空評論家、中村浩美氏によれば、「たいていの事故は発生から2日もたてば何らかの情報が入るものだが、詳しいことが分からない極めてまれな事故といえる。」そうです。

中国は一党独裁国家であり、言論・報道・出版の自由はありません。只今、北京で開催中の「全人代」の持つ意味合いは民主主義国家・日本では考えられないほど大きいもので、この意味合いの大きさを理解できる日本人は少ないと思われます。私は事件の進展報道や詳細が出てくるのは「全人代」が無事に閉幕した後と考えます。それまでは言論・報道・出版にある程度の制限がかかっているということです。また中国には「真の」友好国が少ない覇権国家という事情もあります。特に今回は問題続出の東南アジア圏内で起きたので、親身に動いてくれる国、組織が少ないとも考えるのが常識というものです。いずれにしろ経緯を見守りたいと思います。

さて、今日のエントリーも前回に引き続き飛行機の搭乗記で、ANA(全日空)の「大連⇔関西国際空港」を記したいと思います。

「大連⇔日本」の日系エアラインですが、成田線はJAL&ANAが共に毎日一往復、「ボーイング767」の中型機材を飛ばしています。一方、関空線はANAのみが「ボーイング737」の小型機材を飛ばしています。私は関東の人間なので基本的に成田線を利用して帰るのですが、この時はちょっと事情があって、関空線を利用しての一時帰国でした。

まずは「大連→関空」です。


大連周水子国際空港に駐機するこの日の機材です。「ボーイング737-700」のウイングレット仕様機です。この日は(も)大気汚染が酷い朝でした。


成田線とは違い、個人テレビが無くガッカリ。周囲は中国人、中でも悪質な「支那人」客が多く更にガッカリです。離陸前からベラベラ大声でうるさく、携帯電話も電源OFFにするどころか弄りまくりです。CAさんと共に閉口です。この日は「エコノミークラス」ならぬ、ネットで指摘されているところの「アニマルクラス」となってしまいました。


大連駐在のANAスタッフから礼儀正しい見送りを受けます。「お・も・て・な・し」ですね!


離陸して雲の上に上がると、地上の大気汚染の景色とは全く違う別世界が広がりました。気分も晴れます。


この日の機内食です。ご飯やパン、麺といった「主食」が一切ありませんでした。何故だ?!


まもなく着陸です。やはり中国とは大気の状態が桁違いで、景色が良く見えます。


約2時間であっという間に関空に到着しました。

さて今度は逆ルート「関空→大連」です。


関西国際空港に駐機するこの日の機材です。やはり「ボーイング737-700」のウイングレット仕様機です。


これまた個人テレビは無くガッカリ。でも個人テレビで見られるプログラム(映画、アニメ、お笑い・・・)を紹介するパンフレットはポケットに入っているんですね。こういう乗客への挑発は止めましょう(笑)。


曇りだったので窓からの景色は楽しめません。


しかし雲の上に上がると、やはり別世界が広がりました。


この日の機内食です。ビーフストロガノフで、これは本当に美味しかった!


最後部にあるトイレに行った時に撮った写真です。御覧のとおり、搭乗率は40%前後ですかね。ガラガラでおっさんばかりでした。まあ「日本人の中国離れ」が甚だしいこの御時勢、中国に行くチャレンジャーはいませんよね(笑)。


CAさんからビールとおつまみを貰って席に戻りました。空き缶を返す際にお代わりを勧められたので、更に一缶貰いました。CAさんだって人間です。エコノミークラスとはいえ、返却の際に「ご馳走様でした」と何気ない一言を添えれば、抜群の笑顔付きで、良いサービス提供してくれますし、お互いに良い気持ちになれますよ。これが日本人だと思います。で、真昼間からイケイケで飲みます(笑)。


約2時間で大連です。そろそろ到着のアナウンスです。


遼東半島の先っぽにある大連が見えてきました。「遼東半島」の名は義務教育課程(社会)で、「三国干渉」を学習する時に目にしますね。


港町・大連です。


波止場の様子が良く分かります。


市中心部が見えてきました。


無事に大連に戻ってきました。

この時の「大連⇔関空」ですが、行きも帰りもほぼ定時到着で全く問題ありませんでした。さすがに定時到着率で毎年、世界一(!)を争う日系エアライン(JAL&ANA)です。

ただ、片道約2時間の空の旅です。個人的には格安航空会社(LCC)の就航も望みたいですね。

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