goo blog サービス終了のお知らせ 

中国遼寧省大連で生きるおっさん

一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命に書いている大連ブログでございます。

大連の地下鉄が大幅延伸、初日乗車記(2) そして「支那人」

2017年06月09日 | 開通「一番列車」乗車記
今日は日中、風が強く大気汚染が一気に解消されました。夜9時ぐらいの帰宅でしたが満月が綺麗でしたね。

さて昨日の続きです。


「黒石礁」駅(「A」出入り口)に着きました。海の方へ直線5分ほど歩けば大連海洋大学(旧・大連水産学院)です。海のすぐ側にあるので、大連一、教室からの景色が美しい大学で有名です。


角度を変えます。歩道橋の上から撮りました。「黒石礁バスターミナル」の真横ですね。


ちょうど「開発区」行きのバスが出て行きました。ライトレール「開発区」駅の前にある「開発区バスターミナル」まで所要時間1時間半超といったところでしょうか。何故こんなに時間がかかるのか?バス内に空席があれば牛歩運転で、途中、声を掛け掛け、乗客を募りながら目的地に向かうからです。途中、乗ってきた客から徴収したバスの運賃はどこへ?まあ、市政府・警察・バス会社の癒着ですね。


周辺です。大連では老舗の部類に入る日本料理屋・紅葉、またピザハット、ローソンの入居が確認できます。


黒石礁の高架線を走る路面電車です。


では、地下鉄で次の駅に向かいます。


地下鉄「黒石礁」駅の構内です。左は券売機ですね。数時間前に開業したばかりなので、何もかもがまだピカピカです。


乗ります。

次の駅は「学苑広場」駅ですね。


「学苑広場」駅(「A」出入り口)です。「学苑広場」と聞いて直ぐに場所が分かる大連人はいないと思います。線路を隔ててバス停と路面電車駅があるのが御確認いただけますね?バス、路面電車、地下鉄、と「3つの駅はくっついている」のに、


バス停名は「弘基書香園」。


路面電車駅名も「弘基書香園」です。

後発の地下鉄の駅名は何で「弘基書香園」に統一せず、「学苑広場」なんて誰も知らない名前にしたのか?「政治臭」や「カネの音」がしますねえ(笑)。利用者の混乱は不可避です。


ちょうど同駅に路面電車が来ました。この歩道橋は、


前回のエントリーで触れたような「切れた歩道橋」ではなく、しっかりと「栓」がしてありました(笑)。


「学苑広場」駅(「C」出入り口)です。目の前に写っているのは東北財経大学です。

この地下鉄「学苑広場」駅はカオスな駅と言わざるをえませんねえ。駅名は「学苑広場」なんて浸透していない名前を使わず、普通に「東北財経大学」駅、または略して通称の「東財」駅で良かったんじゃないですかね。まあ「東北財経大学」は捕まった大物政治家・薄熙来との結び付きが強かった大学なんで駅名に使いたくなかったのかな。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」って言いますしね(笑)。


東北財経大学前の高架線を走る路面電車です。


次の駅は「海事大学」駅です。

このあたりは大連海洋大学、東北財経大学、大連海事大学、大連理工大学、と続く「大学銀座」のエリアですね。地下鉄の延伸で繁華街のみならず大連駅、大連北駅、大連空港、大連港、へ「定額安価、渋滞無縁、遠回りボッタクリ無縁」で一気に結ばれたわけですから大学生は嬉しいし安心ですよね。逆に正規タクシーと白タク業界は大打撃でしょうね。


「海事大学」駅(「D」出入り口)です。大学正門と直ぐ隣のショッピングセンター「錦輝購物広場」の間にあります。斜め前には大型ショッピングモール「万達広場」があります。ここから徒歩5分程度ですかね。映画館もある大型ショッピングセンターの斜め前に映画館もある大型ショッピングモール・・・。


角度を変えます。手前が大連海事大学正門です。奥がショッピングセンター「錦輝購物広場」です。写真左端に小さく、先程の「海事大学」駅(「D」出入り口)が見えます。


大連海事大学は大連の他の大学とは違って「211工程」大学(国家重点大学)です。この正門の校名揮毫は当時の国家主席・江沢民が直々に来校して残したものです。大連理工大学(985工程大学、211工程大学、国家重点大学)も同様です。


正門を入ると直ぐに校内マップ、隣にはバス停(「凌南路東」駅)です。灯台を模した街灯ですね。広大なキャンパス内にはバス(10路)が走っており、3駅(「凌南路東」、「凌南路」、「凌南中路」駅)も設けられています。

次の駅に向かう前にショッピングセンター「錦輝購物広場」の一階にあるスタバで一息入れました。アイスコーヒー(モカMサイズ、31元)、ニューヨークチーズケーキ(25元)で計56元(=約910円)でした。空調がいい感じに入っていて寝落ちしました。


次は「七賢嶺」駅ですが、疲れたので素通りして終点の「河口」駅へ行きました。


反対側のホームには旅順区へ向かう12号線です。この12号線は従来から存在していた路線ですが、この度、地下鉄1号線とドッキングしたということです。12号線ですが、地下駅はここ「河口」駅だけで、終点の「旅順新港」駅までは車窓が楽しめる地上運転です。


「河口」駅ホームです。左側ホームが乗ってきた地下鉄1号線、右側ホームが12号線です。乗り換えはメチャクチャ分かりやすく便利です!


ここ12号線の始発駅となる「河口」駅から終点の「旅順新港」駅までの路線図と料金です。日本統治時代に日本人によって作られた桜の名所でありダムの「龍王塘」駅、二〇三高地に代表される観光地の多い「旅順」駅、など本当に行きやすくなりました。


「河口」駅の始発と終電の時間です。


地上に出ました。地下鉄「河口」駅(「C」出入り口)です。周囲には何もありません。


道路を隔てた向こう側には路面電車の「河口」駅です。こちらも終点駅ですね。


地下鉄「河口」駅から行ける全駅(地下鉄1号線、地下鉄2号線、旅順12号線)の料金表です。


新しく延伸された区間を堪能し、終点まで来たので戻ります。

最後に帰りの地下鉄内における風景です。「白、そしてピカピカの地下鉄」と「土足、そして中国人ならぬ支那人」。「モノとヒト」凄まじいコントラストを感じる「絵」だと思います。


これを「この親にしてこの子あり」、「蛙の子は蛙」と言います。


こちらは大人です。

人間は「数」ではありません、「質」です。これが中国本土人、つまり「本」物の「土人」です。「中国本土」人ではなく、中国本「土人」なんですよ。

建国の父・毛沢東は「反面教師」という言葉を発案し、今では世界中に浸透した言葉となりました。何故、日本人は中国に来ないのか?言わずもがなですね(笑)。

ブログのランキングに参加中です。ここをクリックしていただけますと、当ブログの現在の順位が御確認いただけます。宜しくお願い申し上げます。



大連の地下鉄が大幅延伸、初日乗車記(1)

2017年06月08日 | 開通「一番列車」乗車記
このところ良い天気(大気)が続いていましたが、昨日から崩れました。


先程、帰宅しましたが、大連市中心部「青泥窪橋(大連駅)」の大気の状況です・・・。


さて、昨日付けの大連地元紙『半島晨報』の一面です。昨日は全中国で統一、一斉に行われる大学入学試験(高考)に加え、大連の地下鉄(1号線、2号線)が共に大きく延伸される事が報じられています。一番上の見出しですが「本日午前10時、地下鉄1号線の第二期延伸区間において乗客を乗せた試運転開始」とあります。ということで延伸開通の初日、早速乗ってきました。


今までの「終点」である「会展中心」駅(「D」出入り口)です。ここをスタートにして、新たに旅順区方面へ大きく延伸された各駅を巡って行きたいと思います。


目の前には路面電車(202路)の「会展中心」駅です。ちょうど路面電車が止まっています。新しく地下鉄が延伸となった区間は路面電車と並走となりますね。路面電車の乗車賃は距離関係なく一回1元(=約16円)です。


駅の隣には「大連現代博物館」です。


地下鉄「会展中心」駅から行ける全駅(地下鉄1号線、地下鉄2号線、旅順12号線)の料金表です。


ホームです。自殺と事故の防止は万全です。地下鉄が入線する際には新たに日本語のアナウンスが流れるようになりました。「まもなく電車が参ります。電車とホームの間が広く開いておりますので御注意下さい」と流れます。綺麗なネイティブ発音です。まあ大連は2012年、中国全土で吹き荒れた「反日暴動」の時、唯一発生しなかった「親日都市」ですからね。でも、ちょっとビックリしました。蛇足ながら、駅前の大型地下ショッピング街「勝利広場」も20時の閉店の際には日本語アナウンスが流れます。


今回、大幅延伸となった区間ですね。


一駅移動して「星海広場」駅(「A1」出入り口)です。アジア最大の面積を誇る広場です。来月はビール祭りですね。


この「星海広場」駅(「A1」出入り口)は、大連の日本人社会で知らない人がいないビルの下にあります。写真上部に御注目下さい。黄色でビル名が書いてありますね。


アップです。「金玉星海(きんたま せいかい)」ビルですね。美しい響きを持つ名前です。


道路を隔てた向こう側にも同駅の出入り口がありますね。大火事で有名になったビルの下です。

大連星海広場前、高層住宅ビルの火災現場にて
http://sky.ap.teacup.com/dalian4649/434.html


これまた蛇足ながら、この日の星海広場です。酷い大気汚染の状況がお分かりいただけます。


また一駅進みます。「大医二院」駅(「C」出入り口)です。バックに写っているのが「大連医科大学付属第二医院」です。写真左に移る歩道橋に御注目下さい。


歩道橋の下を走る路面電車です。


この歩道橋、途中で「切れている(!)」んですよ。ということで、その存在はとても有名です。


アップです。まあ事故っても目の前は大きな病院ですし、中国は「安全第二」の国ですからね。「珍百景」には事欠かしません。


地元紙もその存在を問題視したことがあります。昨年11月21日付け大連地元紙『半島晨報』の一面です。見出しは「撤去か?それとも修復なのか?」とあります。報道後、半年以上経っても放置。これが「現実」というものです。


もう一枚、歩道橋の下を走る路面電車です。

ちなみにこれまで、ここのバス停、路面電車駅、共に駅名は「医大二院」で親しまれてきました。


バス停です。


路面電車駅です。

大連「医」科「大」学付属第「二」医「院」で、「医大二院」駅ですね。新しく出来た地下鉄の駅名は「大」連「医」科大学付属第「二」医「院」で、「大医二院」駅です。紛らわしいですねえ。何で統一できないのか。これが中国=「我」なんですよ。日本は「和」ですね。

もう一駅進みます。次は「黒石礁」駅です。

??? 途中に通過することになる「星海公園」駅は作らなかったの?日本統治時代は「星が浦海水浴場」の名で、星が浦ヤマトホテル、後藤新平像などもあったリゾート地です。

作らなかったんですね。ということで、次の「黒石礁」駅までは徒歩で。途中、星海公園にちょっと寄り道します。やはり海は見ておかないとね。


星海公園の入り口です。


公園前の路面電車駅です。


ちょうど来ました。


ゲートをくぐればすぐに海です。遠くに写るのは新しく出来た洋上ハイウェイです。


目線を左に移します。写真右に写るのはバンジージャンプです。海面に向けて突っ込みます。バンジーと言えば世界各地で飛びまくっているイモトアヤコ。大連日本人学校への慰問を兼ねて来ないかな(笑)。


もう一枚、同駅に停車中の路面電車です。

さて、寄り道を終えて「黒石礁」駅に向かいます。

次回に続きます。

ブログのランキングに参加中です。ここをクリックしていただけますと、当ブログの現在の順位が御確認いただけます。宜しくお願い申し上げます。



「大連~丹東」新幹線、開通乗車記(2)

2015年12月30日 | 開通「一番列車」乗車記
前回の続きです。


丹東駅に着きました。駅前の様子です。


遠くには城?


アップです。展望台ですかね。


丹東駅と言えば毛沢東像です。


駅の出口には北朝鮮旅行ツアーの広告が置かれていました。


小さい町ですが、駅前をちょっと行くとケンタがありました。店内には無料WiFiが飛んでいますので、昼食を兼ねて一息入れます。チキンのライスを食べました。19.5元(=約370円)です。今の中国は本当に高いですね。

北朝鮮との国境の町・丹東の観光地は「鴨緑江公園&大橋」、「抗美援朝紀念館」、「鳳凰山」、「虎山長城」、「一歩跨」などです。私は全て訪れていますし、あえてもう一度行きたい観光地でもないので、とりあえず駅を出て右折、そのまま徒歩にて直線10分程度で到着する「鴨緑江」へ行きました。バスで行きたければ駅前から「121路」、「303路」に乗り、一つ目のバス停「丹東口岸」、または二つ目のバス停「断橋」で下車です。前払いで1元です。


対岸に見えるのが北朝鮮(新義州市)です。夏は北朝鮮人民もチラホラ見かけますが、冬は居ませんね。


アップです。回ることの無い観覧車です。


北の兵士は見られます。


川沿いは「鴨緑江公園」になっています。「鴨緑江断橋」に来ました。


切符売り場です。30元(=約560円)です。中国の観光地はどこも本当に高いです。とりあえず入場しました。


左が現役の橋で「中国⇔北朝鮮」を結んでいます。右は朝鮮戦争の際にアメリカ軍にやられて途中で切れています。


左の現役の橋の上には「中朝友誼橋」とありますね。最近の中朝情勢を見ると、偽りの友情です。


観光地化している右の橋を角度を変えて撮ります。橋が切れているのがお分かりいただけます。ここの切れている先端まで歩いて行けます。


では、行きます。左が「中朝友誼橋」、右が「鴨緑江断橋」です。


天気は良いですが、川の上は風も強くて寒いです。


先端まで来ました。記念撮影スポットとして整備されています。


派手に壊れています。


もう一枚。


爆弾も展示されています。


切れ橋の先っぽから北朝鮮側を望みます。目と鼻の先です。


戻りまして、鴨緑江沿いを散歩します。川辺にも下りられますよ。先程の「中朝友誼橋」の全景です。「北朝鮮旅行ツアーに参加しませんか」の客引きが多過ぎで、5分に一回、言い寄られます。誰が金払ってまで行くかよ、あんなバカ国家(笑)。行くなら台湾!


北朝鮮側を望みます。何も無く、煙突から煙が出るわけでもなく、生気は全く感じられません。

さて、寒いし、何も無いので駅に戻って大連に帰るとします。夏なら「朝鮮冷麺」と「鴨緑江ビール」ですが、さすがに今日は無理。


帰りの列車は「D7714次」を選びました。「丹東(14:50)→大連北(17:07)」です。途中6駅も停車駅があるので、乗車時間は2時間17分です。


二等席の車内です。ガラガラですね。「2席 通路 3席」のレイアウトですが、これが1車両で19列あります。つまり95人分の席があるということですが、乗っていたのは10人程でした。全席指定ですが、空席ばかりですから適当な位置に移動しました。


中国製車両らしく造りもいい加減です。奇数列番号の席は窓が広く車窓から景色も良く見えますが・・・


偶数番号列席はほぼ窓無し席です。全19列中、車両の約半分が「ほぼ窓無し席」だということです(笑)。


「丹東→大連北」行きを表示しています。


この列車は停車駅が多いですが、来た時と同じで最高速度は198キロでした。「ただ今の時速は195キロ」を表示しています。


夕方が近づくと冬の満州は一気に冷えます。「車内温度は24度、外の気温はマイナス6度」を表示しています。ちょうど30度の差ですね。上手く服装を調節しましょう。


トイレです。ガラガラなんで、まあ綺麗な方かと。


食堂車です。メニューはあれど弁当は無し。高い、食材不安、賞味期限不安、という3つのマイナス要素の為、誰も買わないからです。開店休業中ですね(笑)。


車窓の景色です。大気汚染中。


野焼きで大気汚染中。


ド田舎路線なんで、のどかな風景だけです。


ガラガラだし、暇なんで、すぐ隣には車両関係者がサボりに来ました。携帯電話に夢中です。シートに無造作に置かれた連絡用のトランシーバーがうるさく、スイッチは切って欲しかったです。


「支那人」らしく道徳礼儀マナーは無し。うちの職場の中国人とは全く違います。


車窓の景色を楽しみます。


大連市金州新区の「金州」駅に着きました。一気に「開(ひら)けて」きます。


終点の大連北駅に無事着きました。

今年のブログ更新もこれで終わらせていただきます。本年も御愛読ありがとうございました。皆様、良いお年をお迎え下さい。また来年も宜しくお願い致します。

ブログのランキングに参加中です。ここをクリックしていただけますと、当ブログの現在の順位が御確認いただけます。宜しくお願い申し上げます。



「大連~丹東」新幹線、開通乗車記(1)

2015年12月28日 | 開通「一番列車」乗車記
先々週の話になりますが、突然、「大連⇔丹東」に新幹線が開通しました。丹東は御存知、北朝鮮との国境の街です。12月16日(水)に時刻表と共に正式発表され、17日(木)に正式に開通です。

前日発表ってねえ・・・。有り得ません。これが中国です。地元紙も呆れてますよ。余程何か隠したかった事があったか、「大物」が開通式に出席したか、「お上」が何が何でも2015年の年内開通を目指して功を焦ったか、のどれかでしょう。

突然の開通では準備は出来ない上、平日が開通初日なんで、さすがに「一番列車」の乗車は狙えません。とにかく不自然なまでの、あまりに慌てた開通なんで「安全第二」=事故、という危険が凄く臭ったんですね。ということで数日置いて安全を確認してからの乗車にしました(笑)。


12月17日付け大連地元紙『半島晨報』の記事(A02ページ)です。見出しは「丹東大連新幹線が今日開通、庄河までの最低運賃は54元」とあります。


路線図です。沿岸地域を走ります。庄河までは最短で54分、終点の丹東までは1時間45分で行けるようになりました。今までは「特急」で3時間半、長距離バスで4時間半、自家用車で3時間半でしたから大幅な短縮です。

「大連~丹東」間は約291kmです。遼寧省という一つの省内でこの距離です。やはり中国は広大です。距離的感覚を掴んでいただくために例を挙げます。東海道新幹線だと「東京→豊橋」が約294km、東北新幹線だと「東京→福島」が約273km、上越新幹線だと「東京→長岡」が約271kmです。大体こんな感じですね。


時刻表です。「大連北⇔丹東」が一日8往復、「大連⇔丹東」が一日2往復、「大連北⇔丹東(瀋陽終点)」が一日2往復、です。これも和訳は不要でしょう。停車駅の数によって所要時間に差が出てきます。一方で、運賃差はありません。

切符の価格です。日本円換算は本日のレートです。

「大連北⇔丹東」:ビジネスクラス(325.5元=約6050円)、一等席(173.5元=約3200円)、二等席(108.5元=約2000円)

「大連⇔丹東」:ビジネスクラス(344元=約6400円)、一等席(183.5元=約3400円)、二等席(114.5元=約2200円)

「大連北⇔庄河北」:二等席(54元=約1000円)

「大連⇔庄河北」:二等席(60元=約1100円)


始発と終電です。これも特に和訳は不要でしょう。


開通から約二週間経った、12月25日付け大連地元紙『半島晨報』の記事(A04ページ)です。見出しは「丹東大連新幹線の乗車率は今のところ大体50%前後」とあります。切符の心配は不要、ガラガラだということです。やっぱりね。

で、実際に乗ってきました。丹東に行ったのはもう10年以上前です。観光地は全て行っていますので、今更もう一度行く必要はありません。二等席利用でパッと行ってパッと帰ってきましょう。


朝の大連北駅(南口)です。周囲には何もありません。空港、大連駅、大連港からここに来るには地下鉄が便利です。


地下道を通って反対の北口に向かいます。


地下道内の商店です。水を一本買います。2元(=約40円)です。駅構内では珍しい、ボッタクリ無しの平常価格です。


北口に出る直前には右側にケンタもあります。すぐ横にトイレがありますので行っておきます。


大連北駅(北口)です。


無駄にデカい駅なので、スペースは腐るほどあります。年配の方々は朝の太極拳をやっています。


隣接するバスターミナルです。大連市各所から来る路線バスはここに集まります。出発もここからです。バスのルート詳細はこちらをどうぞ。

「大連北駅⇔空港」は「908路」、「大連北駅⇔大連駅」は「909路」です。運賃は前払いで1元(=約20円)です。が、今の大連は地下鉄の方が早くて、渋滞知らずで、空調が効いてて利点は多いです。日本人ならバスやタクシーを選ばず、こちらを選びましょう。


タクシー乗り場と全中国で展開しているチェーン店ホテル「錦江之星」です。


駅構内に入ります。切符売り場です。


更に中に入るには切符&パスポートのチェックと荷物検査があります。手際が悪いので行列ですね。


二階に上がって撮った駅構内の全景です。まずは南口方面。


反対に北口方面です。奇妙な建物と奥まで続く仕切られた部屋は何?何と全てが駅周辺の分譲マンションのセールスコーナーです。大連も例に漏れず、今の中国は住宅の供給過剰です。必死さが見て取れます。


乗車時間が近づいたので改札口に向かいます。割り込みが常識です。スリにも注意です。大連北駅は切符こそ自動改札用ですが、自動改札を使わず、職員が切符にパチパチとハサミを入れます。昭和を感じさせてくれます。良いですね~。


改札口を通ってホームに下ります。車両とご対面です。


発車まで少し時間があったので先頭まで来て記念撮影です。


和諧=ハーモニーの意です。究極の自己中の国なのに相変わらず間抜けなネーミングです(笑)。


列車は「D7705次」を選びました。「大連北(9:00)→丹東(10:45)」です。丹東までの途中停車駅は庄河北の1駅のみです。最短の片道1時間45分で到着です。


二等席の車内です。「2列席 通路 3列席」という配置です。


シートポケットには飛行機でいうところの「安全のしおり」と「ゲロ袋」が入っています。


駅弁も5種、紹介されていました。


バカ高いです。


大エビ弁当、アワビ弁当だそうです。アホですね。実際、売りにも来なかったし、食べてる人も見ませんでした。


車内販売は頻繁に来ました。が、高いですから皆、見ているだけです。


ポテトチップスを始めとするお菓子類とおつまみ類ですね。


運行速度表示です。この日の最速は198キロでしたね。


線路の傍は終点まで、このようにグルグル巻きの鉄線が張られ、侵入者を防いでいます。あまり気持ちの良い車窓ではありませんね。


のどかな風景です。大連を離れればド田舎ですからね。金州駅、庄河北駅を除けば丹東までの11駅は全て無人駅でもおかしくない程の利用客数と過疎レベルです。


あっという間に庄河北駅に到着間近のアナウンスです。


庄河北駅に到着です。私の車両は約3分の1の客が降りて行きました。


次は終点の丹東駅です。ま~た、のどかな風景が続きます。残雪が多く見られるようになりました。


車内の温度は23度、外はマイナス3度です。この日は外の気温も思ったほど低くなくラッキーです。


丹東駅に着きました。


ホームのお隣は省都・瀋陽行きの新幹線でした。

長くなりました。次回に続きます。

ブログのランキングに参加中です。ここをクリックしていただけますと、当ブログの現在の順位が御確認いただけます。宜しくお願い申し上げます。



大連「地下鉄1号線」開業初日乗車記(1)

2015年11月02日 | 開通「一番列車」乗車記
昨日から大連は大気汚染が酷いです。


今日は19時ぐらいに帰宅しましたが、御覧のように大連市内各所における「PM2.5」の数値は酷く、「開発区」は20時の時点で「304」です。日本基準(「35」)の約9倍の汚染度ですね。

さて、先週の10月28日、突然2日後に地下鉄1号線が開通することが発表されました。また同日に星海公園から見える「洋上道路」である「南部濱海大道」も開通です。「朝令暮改」のお国柄ですが、この無計画さ、いい加減さ、にはさすがにビックリです。


同日付け大連地元紙『半島晨報』の一面ですが、地下鉄1号線は2日後である10月30日の午前11時半から運転開始とありますね。

ということで、今日のエントリーは、実際に乗ってきた開通初日(10月30日)である大連「地下鉄1号線」の様子を取り上げます。


まずは地下鉄の地図です。大連初となる地下鉄、「2号線(「機場(大連周水子国際空港)⇔会議中心(会議センター)」は今年の5月22日に開通しました。

大連の地下鉄「開業初日」乗車記(1)
http://sky.ap.teacup.com/dalian4649/499.html
大連の地下鉄「開業初日」乗車記(2)
http://sky.ap.teacup.com/dalian4649/500.html

遅れること約半年、今回も区間限定ながら、なんとか「1号線(姚家⇔富国街)」が開通しました。


今回開通した区間です。今のところ、実質的には大連の中国新幹線専用駅として開業している「大連北駅」と市中心部の繁華街の一つである「西安路」の区間を結ぶための地下鉄ですね。なお「華南北」駅は開業に間に合わなかったようで列車は止まらず通過です。


将来的に開通する予定の「富国街」駅から先の旅順方面区間です。一応、来年の開通予定ですがどうなりますかね。開通したら旅順方面へは短時間で、抜群に行きやすくなりますね。大連において、最大にして最多の日本語人材を育成している大連外国語大学は、この区間の更に先にありますが、関係者は早期の完成を心待ちにしているのでは?


あと一時間ほどで開業を迎える初日の大連北駅の様子です。盛り上がっていました。まだ地下へは入れず、職員が説明を行っていました。この日は抜群の天気でした。「PM2.5」も全くの問題無しです。


「A2」出入り口の前では多くの人民がオープンを待っています。


1号線の開業を祝う「のぼり」です。あらゆる所に立てられていました。


「保税区、開発区、大連湾」方面からのアクセスも極めて容易です。位置関係が分かりやすいように「バス停」、「地下鉄入口(「A2」出入り口)」、「大連北駅(南口)」を一直線にして撮りました。

大連北駅と市内各所を結ぶバスの全路線は、分かりやすいこちらのサイトをどうぞ。バス停の位置ですが、北口と南口を間違えないようにしてくださいね。


さて、時間が来て地下鉄駅構内へ入ることが許されました。


「お上」による開業の記念式典は既に終わったようで、ここでの記念撮影も許されていました。


すぐそばには大連北駅の北口へ通じる地下通路です。


蛇足ながら、北口から見た大連北駅です。駅前はバスターミナルですね。


話を戻します。地下鉄「大連北駅」から地下鉄全駅への運賃表です。これは一目瞭然で分かりやすいです。


切符です。


地下鉄「大連北駅」の始発と終電の時間です。大体10~15分に一本という感じでの運行です。


爆発が頻繁に起こる中国です。日本と違って地下鉄の乗車は飛行機への搭乗チェックと変わりません。


ホームです。当たり前ですが、とても綺麗です。全中国でも高齢者の割合が非常に多い遼寧省です。もう少しベンチを増やすべきと感じました。トイレは各駅のホーム端にありますので、この点は便利ですね。


車内です。これまた当たり前ですが、とても綺麗です。


終点の「姚家」駅で撮りました。2号線は「青」でしたが、1号線は「緑」のラインが入っています。


延々乗って、もう一つの終点「富国街」駅に来ました。同駅「B」出入り口です。


大連人でも直ぐに答えられないであろう「富国街」ってどこ?目と鼻の先が「和平広場」でした。また、路面電車(202路)の「功成街」駅とほぼ連結しています。位置関係が分かりやすいように「路面電車駅」、「地下鉄入口」を一直線にして撮りました。奥に見えるのが「富国街」駅(「C」出入り口)です。

主要駅間の所要時間をまとめます。
「大連北駅」→「華南広場」 約6分
「大連北駅」→「西安路」 約25分
「大連北駅」→「富国街」 約28分

次回に続きます。

ブログのランキングに参加中です。ここをクリックしていただけますと、当ブログの現在の順位が御確認いただけます。宜しくお願い申し上げます。