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中国遼寧省大連で生きるおっさん

一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命に書いている大連ブログでございます。

「3・11」の半旗を止めた「大連領事館」

2019年03月11日 | 大連生活あれこれ
大連は先週の木曜日(7日)、アベマTV『ドラゴン堀江』のホリエモンの言葉ではないですけど「神風」が吹いて、一日だけ素晴らしい青空になりました。


この日も郊外の「保税区」に行く用事がありまして、ライトレールの車内から撮った「開発区」のランドマーク「大黒山」と手前の日系企業「日本電産」です。綺麗でしたね。


大連に着いてから撮った大連駅です。正面ですね。


角度を変えて撮りました。


この日の市中心部「青泥窪橋(大連駅)」の大気データですが、一番下の「風速」のグラフに注目です。強い風が吹いたんですね。結局は大気汚染の解消は「お上」の政策なんかではなく、「風」待ちなんですよねえ・・・。


翌日からまたいつもの大気汚染日に戻り、今日の夜7時の同所の大気データはこんな感じです。


外の様子です。帰宅時に撮った夕暮れ時の市中心部「労働公園緑山とテレビ塔」です。大気汚染煙突からもモクモクですよ。あ~あって感じです。

さて、今日は「311」=東日本大震災のあった日ですね。もう8年になりますか。平成ももう終わろうとしていますが、平成の世を一言で言い表すと「災害」となるのではないでしょうか、昭和ですと「戦争」ですね。私はそう考えます。

震災時、私は今と変わらずで大連でした。中国人の同僚から「日本がとんでもないことになっています」との連絡を受け、ネットで確認したところ、本当に言葉を失いました。翌日から大連の地元紙もトップで報道でしたね。

8年前の様子は、時事通信社のサイトのこちら「東日本大震災 100枚の記録 写真特集」で、そして復興の歩みは、読売新聞のサイトのこちら「再生の歩み 東日本大震災」で学べます。このサイトは素晴らしいの一言ですねえ。ぜひ御家族でご覧になって学ばれる事をお勧め致します。

今日はツイッターでも半旗や弔旗関連のツイートが多かったですね。





学校でもなかなか学ばないと思うので、「半旗とは何か、弔旗とは何か」を「今このタイミングで(!)」学んでおく事がよろしいかと思いますね。あなたは自分の子供に、中国人(外国人)に説明できますか?


台湾トップ=中華民国総統、の蔡英文総統からもツイッターを通じて日本語でメッセージが発表されていますね(下記「参考記事」参照)。ありがたい事です。まさに「類は友を呼ぶ」ではないでしょうか。

首相官邸のサイトによれば、政府主催で東日本大震災八周年追悼式が行われるようです(下記「参考記事」参照)。

日本の文部科学省も全国の学校などに対し「3・11」には弔旗をとの要請が出ています(下記「参考記事」参照)。まあツイッターを見ていると、多くの日本人がこんな要請不要で自主的に仕事先や街中で半旗や弔旗を掲揚し、弔意を表したようですね。


「希望広場」の森ビル3階にある「大連領事館」(在瀋陽日本国総領事館在大連領事事務所)も「かつては(!)」この「311」に半旗を掲げていました。海外とはいえ日本国政府の機関ですからね。当時の写真です。


が、今日(今年)は平日と変わらぬ国旗掲揚でした・・・。本日午後に撮った同所の写真です。私はこれまで「同じ日本人として○○!」というお怒りのセリフを星の数ほど浴びてきましたが、その都度返す言葉が、私はあなたとは同じ日本人ではありません、「違う」日本人です、というものです。今日ほど連中とは「違う」日本人、であることを再確認し、「違う」日本人であることに自信を持った日はありませんねえ。

サンドウィッチマンの伊達みきおさんのコメント(下記「参考記事」参照)も考えさせられました。平成の世には多くの災害がありましたが、やっぱり忘れられないですよねえ。

PM2.5の吸い過ぎは、喘息や肺炎、癌は言うに及ばず「知能レベル」を低下させる=バカ、になるようです(下記「参考記事」参照)。そして、

「朱に交われば赤くなる」
私は「朱」とは中国(の国旗)と認識しています。人は環境に左右される生き物です。

「違う」日本人である私には無縁の世界ですし、こうはなりたくないものです。




参考記事:
震災から8年、蔡総統が日本語で追悼「台湾が日本を思う気持ちに時差なし」

 (台北 11日 中央社)東日本大震災から8年となった11日、蔡英文総統は日本語でツイッターにメッセージを投稿した。「犠牲者のご冥福を祈るとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます」とし、「台湾が日本を思う気持ちに時差はありません」と語りかけた。
 蔡総統は同日、フェイスブックも更新。中国語で「当時、台湾人が日本を助けたことは今でも台湾と日本、両国の人々の共通の思い出となっている」とつづった。福島第1原発事故にも言及し、事故を機に「台湾人はエネルギー問題についてしっかり考えるようになった」と指摘。脱原発を目指す決意を改めて示した。
2019/03/11 フォーカス台湾
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201903110003.aspx


東日本大震災八周年追悼式の開催等について

 本日、3月11日、東日本大震災から8年を迎えました。改めて、お亡くなりになられた方々の御冥福を慎んでお祈りいたしますとともに、御遺族の皆様や、今なお避難生活を送っておられる方々に、心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。本日、午後2時30分から、国立劇場におきまして、秋篠宮同妃両殿下、並びに各界代表の御参列を得て、政府主催の追悼式を開催することとなっております。
http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201903/11_a.html


「3・11」には弔旗を、文科省要請

 文科省は東日本大震災が起こった3月11日に、全国の学校などに対し、弔旗の掲揚などにより、弔意を表すよう要請している。昨年、一昨年と3月11日は休日だったが、今回は月曜日に当たる。弔旗の掲揚方法としては、竿球を黒い布で覆い、旗竿の上部に黒い布をつけることを示しているが、慣行によっては半旗の掲揚でもよいとしている。
2019年3月4日 日本教育新聞
https://www.kyoiku-press.com/post-199940/


サンド伊達が震災8年に思い「人間は忘れてしまう」

 サンドウィッチマンの伊達みきお(44)が、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市に9年連続で訪れたことを報告し、現地の様子を伝えた。
 東日本大震災から8年。伊達は11日にブログを更新し、「宮城県気仙沼市に着きました。あの日を含めると、9年連続で来てるんだな」と、現地でのロケ中に被災した当時に思いをはせた。
 「8年たって思うこと。震災特番や、それに関連する番組を見たり出演したりすると、比較的明るい話題になってきたなぁと。震災後、他の地域に避難していた人が戻ってきたり、地域の若者が率先して新しい町にしようと頑張っているという話題。ここにきて、若い力が大いに奮闘している地域が確かに多い。復興に、若い力や考え方は絶対に必要な力。5年を過ぎて、明るい話題は増えてきてます」と、被災地に関する報道の変化についてつづった。
 月1回は主に宮城県の沿岸部を訪れているという伊達だが、「やはり3月11日は特別な1日。違う日に行くのと全く違う。住んでる皆さんの顔つきが違う。もしかしたら、我々もそうなのかも知れない」と、被災した人々の様子をつづり、「報道も減り、人間は、どうしても忘れてしまう。あんなにすさまじい映像を見ても、やはり忘れてしまう。忘れてもいいですが、年に1度は思い出して貰えれば」と願った。
2019年3月11日 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201903110000486.html


大気汚染で「知能レベル」も低下、中国2万5000名調査で判明

 大気汚染が健康被害につながることはよく知られているが、最新の調査により大気汚染が知能の低下を招くことが明らかになった。
 学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」で公開された研究は、2万5000名の中国の人々を4年間にわたり追跡したもので、数学力などの知能テストの結果と大気汚染との相関関係を調査した。
 その結果、見えてきたのは、人間は大気汚染にさらされると認知能力が低下することだ。男性のほうが女性よりも影響を受けやすい。また、年齢に応じて大気汚染の影響は異なり、高齢者のほうが影響を受けやすい。さらに、教育レベルの低い人々のほうが、大気汚染による知能の低下度が大きいことも明らかになった。
 2万5000名の参加者の知能の低下を測るために、研究チームは年に数回の言語力や数学力を問う知能テストを実施し、大気の汚染度との関係を調査した。大気の汚染度の指標としては、大気中の二酸化硫黄や二酸化窒素、その他の10マイクロメートル以下の微粒子の量が用いられた。
 どのようなメカニズムで、大気汚染が知能の低下を招くのかは現状では不明だという。しかし、研究チームは、仮に中国がアメリカの環境保護庁(EPA)の基準値レベルにまで、汚染を改善できたとしたら、全ての中国人が1年間の教育を受けるのと同等の効果が得られると述べている。
 世界で最も大気汚染が激しい250都市のリストに、中国は178都市を送り込んでおり、インドからは23都市が入っている。2017年の国連のデータによると現在の世界人口は76億人で、約26億人が中国及びインドに暮らしている。
2018/09/01
https://forbesjapan.com/articles/detail/22764


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大気汚染で山の姿が消えた大連 日本ではお手頃フランス料理を堪能する

2019年03月06日 | 大連生活あれこれ
連日、酷い大気汚染が続く大連です。


今朝7時の市中心部「青泥窪橋(大連駅)」の大気データで、「健康に良くない」です。太陽、青空、風、水溜りが出来る降雨、いつになったら来るんですかねえ・・・。


同日同時間の地図です。海を越え、対岸の山東半島威海市、煙台市、蓬莱市も大連と同じレベルです。


昨日午後11時における郊外「開発区」の大気データです。PM2.5は「300」越えで最高レベル=「危険」、という汚染度です。こんな中、午前中に郊外の「開発区」(保税区)にライトレールで移動しました。このエリアは工場の多い(工場だけ)地域ですからねえ。


「百聞は一見に如かず」
で、移動中のライトレール車内から撮った「開発区」のランドマーク「大黒山」と手前の日系企業「日本電産」です。PM2.5の数値が「300」超ともなると、真昼間にもかかわらず、あのでっかい「大黒山」が「消える」んですねえ(驚)。これは初めて知りました!


御参考までにPM2.5の数値が「日本レベル」の時の同所の風景です。

霧で見えなくなる場合と大気汚染で見えなくなる場合の違いですが、「湿度」です。霧の場合はひんやりで温度も低い、大気汚染の場合はひんやり感がゼロで温度も高い、です。こちらで生活していると体が覚えますよ。これが「コンボ」で襲来した場合は大体「200」超ですね。

こんな毎日ですが、人民は殆どがノーマスクで出歩いていますし、洗濯物も外に干しています。無知って恐ろしいですねえ。まあ発病しないように対応するのが日本人、発病してから対応するのがこちらの人間です。

ソウルでは大気汚染=PM2.5の濃度、が深刻な状況だとギャーギャー騒いでいますね。(下記「参考記事」参照)
「どんだけ凄いんだ?」と同記事を読んでみれば、5日午後1時時点で、PM2.5の数値は「160」とのこと。な~んだ、大連じゃ日常の数値ですね(笑)。これを「針小棒大」と言います。こちら大連開発区はお前らの約2倍だよ。「ソウル⇔大連」は「北」を間に挟んで陸続きですし、空路1時間、海路14時間で結ばれています。来やすいので「本物」を経験して欲しいですね。

さて、今日も日本での生活ネタで、車を飛ばして千葉県の九十九里浜に行った時の様子です。日常生活で時速60キロ以上出すことなんてまず無いので、たまにやや高速で走ると爽快な気分です。

蛇足ながら、車の免許ですが、大学時代に山手線の駅から近い東京品川区の大崎の教習所で取ったんですけど、場所柄、高速教習は東京ディズニーランドまでかっ飛ばしました。先生を横に、あれは本当に気持ち良くて、未だに記憶に残っていますね。おっさんとなった今の夢は、ドイツのアウトバーンをランボルギーニ・アヴェンタドールで、自身の運転能力相応に時速100キロ超で(笑)、かっ飛ばすことです。こんな「低速」で走ったら、私は渋滞の元凶になりそうですね(笑)。


成田空港離着陸の際に全景が見えますが、九十九里浜は長いです。ようやくガラガラの海岸がどこなのか把握しつつあります。いったこの日はまさしく「ビンゴ!」でした。波によって綺麗に美しく整えられた砂浜は、歩いて足跡をつけることに気が引けるレベルです。


右も、


左も、誰も居らず独り占めです。足跡も全くありません。美味しい空気と潮風によって大連(中国)で汚された肺が洗浄されていく気分です。深呼吸が最高です。上空は成田空港に着陸する旅客機が頻繁に通り過ぎていきます。

前にもエントリーで取り上げたことがありますが、この近くに「こぢんまり」としたフランス料理店があります。ディナーはちょっと敷居が高いんですけど、ランチならお手頃価格です。ということでランチセット(1500円)を楽しみます。フランス料理屋の存在も大連ではあまり聞かないですね。


個人的に「光り物(アジ、キス、イワシ、サンマ・・・)」は大好きです。「イワシのサラダ」を選びました。ドレッシングが絶品でした。


肉か魚か、パンかライスか、でライスと魚料理を選びました。


メバルです。別名「春告げ魚」ですね。先程のサラダ同様、やっぱりかかっているタレが絶品でした。


車の運転があるのでワインは飲めません。食後のアイスクリームです。


更には挽きたてのコーヒーも来ました。お会計は税込で1620円になりました。


再び海岸に戻ります。ダッシュボード越しに撮影しました。暖かい日差しに加え、潮風で車は程良く揺れるので、「ゆりかご」状態です。シートを倒したら一気に睡魔に襲われて爆睡です。起きたらもう夕方で、結局3時間以上寝ていました。贅沢な時間の使い方です。

眠気覚ましに途中でコンビニコーヒー(100円)を購入、安全運転で帰りました。




参考記事:
ソウルの大気汚染、深刻化で交通量制限 初の5日連続

 ソウルなどで大気汚染が深刻な状態になっているとして、韓国環境省は5日まで5日連続で、交通量の制限などの特別措置を実施した。同措置を5日連続で出すのは初めてという。大気汚染の原因については、中国からの汚染物質の流入や火力発電所の運用による影響、自動車の排ガスなどを指摘する声が出ている。
 韓国環境公団などによれば、ソウルでは5日午後1時時点で、有害物質を含む微小粒子状物質(PM2・5)の平均濃度が、1立方メートルあたり160マイクログラム前後を記録。中国・北京市の2017年の平均濃度だった同58マイクログラムを大幅に上回った。ソウル市内は白い霧がかかったような状態になった。
 ソウルの大型スーパーでは、2月末以降の空気清浄機の売り上げが前年同期の2・5倍、マスクが同3・7倍に急増した。
2019 3/5(火) 朝日新聞社
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190305-00000134-asahi-int


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早朝の雪景色の大連を歩く

2019年02月20日 | 大連生活あれこれ
一時帰国しました。


今日の東京は19度まで上がりました。春の始まりですね。暑いです(笑)。静岡県東部の伊豆半島の最南端にある南伊豆町の河津桜は満開との事でニュースでも報道されています。行きたいですねえ!


満州、そして遼東半島の最南端にある大連は、昨日の元宵節=旧正月(春節)から数えて15日目、という節目の日で、ま~た花火爆竹三昧ですね。本日夜8時の市中心部「青泥窪橋(大連)」の大気データです。「爆発本番」だった昨日昼からのPM2.5の数値は「案の定」です。


同時間を地図で見ます。汚染された空気は風で対岸の山東半島威海市、煙台市、蓬莱市に飛んでいっていますね。向こうはかなり凄いです。

私は日本人なんで、新年という「快楽」を得るために、大気(自然環境)を汚染したり、人様に迷惑を掛けたりする(安全第二)ことはしません。こうした「悪事」を行えば、「福」など絶対に来ないと考えています。愚かな文化風習に迎合するつもりはありません。

さて、先週末から大連は二度の降雪がありました。15日は3~4センチの積雪となり、綺麗な雪景色となったので朝、少し早めに家を出て、写真を撮ってきました。


綺麗な雪景色となった15日早朝の市中心部「労働公園緑山とテレビ塔」です。


大体3~4センチの積雪ですね。


歩いて「智仁街」の入り口に来ました。日本統治時代の地名は「桜花台」です。階段を上ると、


小さな広場です。酷寒なんで誰も居ません。「テレビ塔」を背景に入れました。


ベンチもこのとおりです。


ちょっと歩いて「一面街」の入り口です。日本統治時代の地名は「逢坂町(おうさかまち)」で、このエリアは大連最大の遊郭の一つでした。当時の建物と雪景色です。


更に歩いて「緑山池」を目指します。


テニスコートも真っ白です。


「緑山池」に着きました。日本統治時代の地名は「春日池」です。湖面は真っ白です。


ガチガチに凍っています。禁止されていますが、人間が下りても普通に歩けますよ。ここは野良猫だらけの所なので、湖面には可愛い足跡がついています(笑)。


池の横に建っている「中国大連雑技団 格莱美劇場」です。坂を上ってバス停に向かいます。


坂の上から見下ろした大連ナンバーワン高校である「第二十四高中」の校舎と校庭の一部です。


アップです。日本統治時代は「春日小学校」です。当時のままです。


陸橋から見下ろします。樹木が綺麗です。


「テレビ塔」を見上げます。


日本とは違って大連(中国)のバス、路面電車、地下鉄、ライトレールに時刻表はありません。来ない時はとことん来ません。「人間の質」=民度、も桁外れに違いますから、屋外に自動販売機など「絶対に」ありません。ホットドリンクを頭の中に思い浮かべつつ、公共バス27路のバス停「老干部大学」でバスを待ちますが、この日はなかなか来ませんでした。(泣)

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大連で最も「豪華な」公衆トイレ

2019年02月14日 | 大連生活あれこれ
今日の大連はまずまず良い大気の日でした。


ただ今、外は小雪です。

伊藤忠商事の日本人の男性社員がおよそ1年間にわたって中国の国家安全当局に拘束されていたそうでネットでは騒然としていますね。明日の中国における「日本人社会」の話題はこれでもちきりでしょうな。

さて今日も前回に続いてトイレネタです(笑)。前回は「ニーハオトイレ」でしたが、今日は真逆で、「大連で最も豪華な公衆トイレ」を挙げたいと思います。なお、大連も最近はショッピングモールをはじめとして「民間の」トイレは綺麗なところが多いです。前回、そして今回のトイレ紹介は「公共の」トイレです。誤解無きようにお願いします。

場所は海水浴場で有名な「付家庄」のバス停横にあります。公共バスによるこの公衆トイレへのアクセス(笑)はこちらを参考にして下さい。


ちょうどバスが止まっています。


バス停全景、そして右側奥に写っているのがその公衆トイレです。


角度を変えます。


正面ですね。利用は無料です。入ります。今回も誰も居ないので撮りました。


最初に入るとソファーにクーラー(空調)でビックリです。公衆トイレですよ!何故、このスペースを作る必要が?!左が男性です。暖簾(のれん)をくぐって入ります。


「手洗い」エリアです。ヒーター完備です。

蛇足ながら、中国人や「支那人」は基本「ハンカチ」を常備しません。手を洗ったらハンカチで手を拭く習慣が無いのです。ですからプレゼントとしてハンカチ、特に男性には無意味です。飲み屋のお姉さん(笑)曰く、「トイレから出て手を洗い、ハンカチを使って手を拭くのが日本人」だそうです。


「小」と「大」エリアですが、上部にまた見えますね。ドアを開けてみましょう。


クーラー(空調)付きです。素晴らしい!中国での「大」ですが、日本とは「システム」が違います。

1、中国の公衆トイレは基本、「個室」内にトイレットペーパーが設置されていません。泥棒されるのが「常識」だからです。

2、トイレットペーパーの質が悪いので、使用後、直接流すと詰まる原因になります。ということでご覧いただけるように、だいたい隣にあるごみ箱に捨てます。

次の利用者は中を見たくないし、当然、「大」の臭いも充満します。こうした中、ドアを閉じ、狭い密封状態でクーラー(空調)をスタートさせたらどうなるんですかねえ。日本ならクーラーではなく換気扇を取り付けると思います。そしてこれまた御確認いただけるように、先の利用者は次の利用者の事を考えて綺麗に使った形跡が見られません。

結局はどんなに豪華な物を設置しても「綺麗」=「衛生を保つ」というのは、やはり利用者=「人間の質」なんだと思います。実際、大連駅前に建つ高級ホテルは宿泊者以外にトイレを開放していませんしね。フロントのある階のトイレですよ。

「来た時よりも美しく」、「次の人への気遣い」、「他人に迷惑を掛けるな」

この国には無い「教育」と「常識」です。サッカー日本代表のロッカーを機に世界へと知れ渡ったこれらの言葉の大切さ、こうした教育への感謝を日本人として私は改めて感じましたね。

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大連「仕事始め」の花火と爆竹、そして「ニーハオトイレ」

2019年02月12日 | 大連生活あれこれ
旧正月(春節)の七連休が終わって、昨日から「仕事始め」となった大連(中国)です。


で、「仕事始め」にまた花火爆竹です。爆竹は凄まじい音です。


花火は連発式です。


私は日本人なんで、一人「冷めた目」で見ています。


町中の至る所でこの「バカ騒ぎ」を行いますから、「お天道様」も中国らしい、「新年」らしい、人民が大好きな「赤」をプレゼントです。昨日の昼過ぎ、午後1時の市中心部「青泥窪橋(大連駅)」の大気データです。


「仕事始め」2日目となった今日はこうなりました。同所朝9時です。PM2.5のグラフを見ると、昨日は午前中から深夜にかけてずっと「真っ赤」です。その原因は分かりやすいですねえ。


同時間を地図で見ます。汚染された空気は風で対岸の山東半島威海市、煙台市、蓬莱市に飛んでいったようです。道端の花火や爆竹の燃えカスの後片付けも基本的には風任せです。


さて、昨日「仕事始め」となった中国ですが、私はまた保税区、開発区行きでした。午前中9時ぐらいにライトレール内から撮った、開発区のランドマーク「大黒山」と手前の日系企業「日本電産」です。


ライトレール「保税区」駅に着きました。


ホームの広告です。光の反射でちょっと見づらいですね。


では「大連」駅にあった同じ広告をアップで。「中華人民共和国は如何にして強国となったのか、それは中国共産党のおかげである」とあります。

「共産党」の所だけ字は大きく、しかも赤字ですね。「注目!!!」という意図でしょう。

今日2月12日は早稲田大学、中央大学、専修大学、日本大学などの一部の学部で一般入試のようです。この言葉、大学入学試験で「日本史」を選択する(した)方なら誰でも御存知だと思いますが、パクった「元ネタ」は1891年(明治24年)に第2回帝国議会で行った樺山資紀海軍大臣の有名な演説である「蛮勇演説」だと思います。「今の日本があるのは薩長藩閥政府のおかげだろ!」と言ったあの演説です。あれから128年経ちましたが、中国では「現役」ですねえ。政治システムが今の日本と「一世紀以上」違うからでしょう。

この手の言葉はパワハラやセクハラ野郎、勘違い野郎、一部の老害もよく使いますよねえ。「俺のおかげ」、「俺は居てくれと頼まれている」、「俺が居なければこの会社(組織)はダメ」、「俺が育てた」、「俺の教え子」、「俺に挨拶が無い」、「俺を通せ」、・・・ってね。


「大連」駅方向より「保税区」駅に入線するライトレールです。


逆に「金石灘」駅方向より「保税区」駅に入線するライトレールです。


一仕事終え、外は小雪。昼頃に隣の「開発区」駅に移動します。再び開発区のランドマーク「大黒山」と手前の日系企業「日本電産」です。激しく小雪のせいで山は見づらくなりました。


1駅なので2分ほどで「開発区」駅に到着です。


反対側ホームは支線の金州区「九里」行きです。2両編成です。蛇足ながら、サッカー観戦で「大連金州体育場」へ行く場合は、これに乗って3駅、「東山路」駅下車です。


正面から撮ったライトレール「開発区」駅です。歩道橋から撮りました。


地上に降りてシェアサイクル「モバイク」と共に撮ります。


角度を変えます。


駅前のサウナ「雲龍」です。グーグルで検索すると「売春サウナ」のようですね。こちらです。


駅正面とは反対の裏に廻ります。安宿が連なります。日本人(外国人)の宿泊利用は不可だと思います。


「セックス用品」店です。この地で需要があるから存在し、かつ営業しているのでしょう。


駅裏の広場です。以前は子供が遊ぶ施設などがありましたが、綺麗さっぱり撤去となっていました。


角度を変えて飲食歓楽街である「五彩城」方向です。


この広場全景です。左側に寂れた「ステージ」、そして暗色かつ場違いな程の高さのビルに囲まれて、太陽光は乏しく、いつも暗~い広場です。


駅の斜め前には、ここから近中距離の町を結ぶ「大連開発区バスターミナル」があります。「春節仕様」ですね。


バスターミナル内です。


電光掲示板で、行き先の一例です。バスは主に周辺の田舎町を結んでいます。日本人的に使うのは「黒石礁(大連海洋大学)」、「旅順」行きぐらいですかねえ。以前、「黒石礁」からここまでのバス(=逆ルート)を利用しました。空席がある場合、途中、道端で乗客を募りながら行くノロノロ運転なので所要時間は1時間半ぐらいです。更にポンコツバスです。

私がトップの立場なら、このバスターミナルと大連周水子国際空港の間を「ノンストップ」で結ぶエアポートバスを、一時間に2~3本の運行密度で新規開設します。早朝から夜までの運行です。これが「現場を知っている」ということです。「便利、安心安全、安い、早い」という四拍子の揃った、空港までのアクセス手段が整った町が中国には少なすぎます。


このバスターミナルのトイレです。誰も居なかったので撮りました。壁に向かって自由に放尿する「小」のエリアです。


「大」のエリアです。扉などありません。これが中国です。2019年です。「旅の恥は掻き捨て」と言います。遠慮は要りません。豪快にどうぞ。お隣さんが来たら「ニーハオ」の挨拶を忘れずに。

今年も複雑な「仕事始め」です。

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