昨日も今日も時折、霧でひんやりとしている大連です。

昨日も郊外の開発区、保税区方面へ行きました。霧と大気汚染にまみれるライトレールの窓から撮った「開発区」のランドマーク「大黒山」と手前の日系企業「日本電産」です。

さて、今日も前回のエントリーの内容を続けます。世界171か国で売られているエナジードリンク「レッドブル」です。左が「中国販売版」の本物で、右が中国河南省新郷市製の偽物です。違いは前回のエントリーで書きましたので省きます。

大連ローソンで売られているレッドブルです。買い物し終えた際、店員さんに言って撮らせてもらいました。ローソンでは左の「通常版」が7元(=約110円)、右の「タウリン強化版」が8元(=約126円)ですね。日本同様、コンビニではやや店頭小売価格が高いです。
さて、レッドブルと言えばスポーツスポンサーでしょう。中でも一番有名なのはF1ですね。ホンダエンジン搭載車だからです。

今年のマシン「レッドブルRB15」です。ホンダエンジン搭載車です。ガスリー頑張れ。去年のハートレーの気持ちを今、しみじみと実感しているのでは。

こちらも今年のマシン「トロロッソSTR14」です。ホンダエンジン搭載車です。我慢ならないのでコンストラクターズランキングではとにかくマクラーレンを抜いてくれ。

私たち一般人が公道で「レッドブル」の車を見ると言ったらこれでしょう。サンプリングカーです。こちらはF1とは違ってホンダエンジン搭載車ではなく、BMWの改造車です。昨年、靖国神社に初詣に行った際に遭遇しました。

車後ろのトランクを開けると、レッドブルの冷たい試飲用サンプリングが山ほど入っていました。500本近くも保冷保存が出来るそうです。綺麗なお姉さんから頂き、美味しく飲みました。中国のレッドブルとは違って、炭酸飲料で美味しく、精神衛生的にも安心安全です。少子「老害」化の昨今ですし、時期が時期なだけに「姫始め」促進キャンペーンだったんですかね(笑)。
中国のレッドブルは「紅牛(Hong Niu)」、偽物は「紅」が二つの発音を持つという異読文字を悪用した「紅牛(Gong Niu)」です。一つ蛇足を書きます。「紅い牛」ではなく「黄色い牛」、つまり「黄牛」と書くと中国ではどういう意味か?
答えは「転売ヤー」という意味です。特に興行チケットや乗り物切符の「転売ヤー」を指します。「支那人」と言えばトラブルメーカー、そして拝金主義です。日本に来ての「iPhone6」転売騒動はまだ記憶に新しく、新年の福袋購入転売騒動も毎年恒例で現在進行形ですね。
中国でよく使われている「代購」、つまり代理購入なんかも言葉を変えた「転売ヤー」です。日本人は人が良いのでよく頼まれる方も多いでしょうが、関わらない方が無難です。すぐに「限界」が来ますよ。残るのは後悔の二文字だけです。海外で最も大切なのは「ノー」と言う勇気です。また「頼まれた」とはいえ「真の友人」なら万国共通で人に迷惑を掛けたり困らせるような事はしないものです。「友人」と「知人、便利屋」は異なります。
今日はもう一つ「悪魔のドリンク」ネタを書きます。

中国人が日本に持つイメージの一つに「衛生=清潔、きれい」があります。水道水がそのまま飲める日本とは違い、中国では飲料水は購入が基本です。で、全中国で売られているポピュラーな水、「農夫山泉」です。550mlサイズです。

先日、昼食時にローカル商店でパン2つとこの水を一緒に買った時のレシートです。大連でこの水は大体一本1.3~2元(=約20~30円)で売られています。市内各所では大体2元が相場ですね。しかし空港や日本人相手の観光ツアー(旅順口区)だと4~5倍のボッタクリ価格や時価になります。

全中国で売られているポピュラーな水ですから、当然偽物があります。左が先程の本物、右が偽物です。御覧のように本物にはペットボトルに虹型の加工がありますが、偽物もちゃんと踏襲していますね(笑)。コピー商品?それとも本物の会社に納品しているペットボトル業者が偽物業者へも二重納品しているのかな?私は後者と見ますね。この偽物の価格は1元でした。

偽物のラベルアップです。この商品名でもある「歩雲山」とは、大連市にある山の中で最も高い山(最高峰1130m)のことです。「支那人」に名前を悪用されて、私には大連ナンバーワンの山が泣いているのが聞こえます。「孔子平和賞」、「孔子学院」と同じです・・・。

この商品は偽物だと見破れれば、これら注意書きや説明には説得力が一切無し、ウソだ、ということもお分かりいただけるかと思います。この偽物はこの山が存在する荘河市(しょうがし)製ですか。荘河市は大連市に位置する県級市で、普蘭店市と瓦房店市と共に「北方三市」と呼ばれています。北朝鮮との国境の町「丹東市」の手前にある町で、大連北駅からは中国新幹線で一時間弱です。
中国では「騙す奴より騙される奴が悪い」という「常識」があります。ボッタクリ価格販売、転売、水やエナジードリンクといった健康に直結するものにまで偽物、本物パッケージ(フォーマット)の不正入手、などは日常茶飯事です。またたとえ本物でも「二の足を踏む」というのは自分自身の健康と安全を守る上で大切な行動です。
この国ではいざという時に頼れる自分を作り上げる事こそが大切ですね。

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昨日も郊外の開発区、保税区方面へ行きました。霧と大気汚染にまみれるライトレールの窓から撮った「開発区」のランドマーク「大黒山」と手前の日系企業「日本電産」です。

さて、今日も前回のエントリーの内容を続けます。世界171か国で売られているエナジードリンク「レッドブル」です。左が「中国販売版」の本物で、右が中国河南省新郷市製の偽物です。違いは前回のエントリーで書きましたので省きます。

大連ローソンで売られているレッドブルです。買い物し終えた際、店員さんに言って撮らせてもらいました。ローソンでは左の「通常版」が7元(=約110円)、右の「タウリン強化版」が8元(=約126円)ですね。日本同様、コンビニではやや店頭小売価格が高いです。
さて、レッドブルと言えばスポーツスポンサーでしょう。中でも一番有名なのはF1ですね。ホンダエンジン搭載車だからです。

今年のマシン「レッドブルRB15」です。ホンダエンジン搭載車です。ガスリー頑張れ。去年のハートレーの気持ちを今、しみじみと実感しているのでは。

こちらも今年のマシン「トロロッソSTR14」です。ホンダエンジン搭載車です。我慢ならないのでコンストラクターズランキングではとにかくマクラーレンを抜いてくれ。

私たち一般人が公道で「レッドブル」の車を見ると言ったらこれでしょう。サンプリングカーです。こちらはF1とは違ってホンダエンジン搭載車ではなく、BMWの改造車です。昨年、靖国神社に初詣に行った際に遭遇しました。

車後ろのトランクを開けると、レッドブルの冷たい試飲用サンプリングが山ほど入っていました。500本近くも保冷保存が出来るそうです。綺麗なお姉さんから頂き、美味しく飲みました。中国のレッドブルとは違って、炭酸飲料で美味しく、精神衛生的にも安心安全です。少子「老害」化の昨今ですし、時期が時期なだけに「姫始め」促進キャンペーンだったんですかね(笑)。
中国のレッドブルは「紅牛(Hong Niu)」、偽物は「紅」が二つの発音を持つという異読文字を悪用した「紅牛(Gong Niu)」です。一つ蛇足を書きます。「紅い牛」ではなく「黄色い牛」、つまり「黄牛」と書くと中国ではどういう意味か?
答えは「転売ヤー」という意味です。特に興行チケットや乗り物切符の「転売ヤー」を指します。「支那人」と言えばトラブルメーカー、そして拝金主義です。日本に来ての「iPhone6」転売騒動はまだ記憶に新しく、新年の福袋購入転売騒動も毎年恒例で現在進行形ですね。
中国でよく使われている「代購」、つまり代理購入なんかも言葉を変えた「転売ヤー」です。日本人は人が良いのでよく頼まれる方も多いでしょうが、関わらない方が無難です。すぐに「限界」が来ますよ。残るのは後悔の二文字だけです。海外で最も大切なのは「ノー」と言う勇気です。また「頼まれた」とはいえ「真の友人」なら万国共通で人に迷惑を掛けたり困らせるような事はしないものです。「友人」と「知人、便利屋」は異なります。
今日はもう一つ「悪魔のドリンク」ネタを書きます。

中国人が日本に持つイメージの一つに「衛生=清潔、きれい」があります。水道水がそのまま飲める日本とは違い、中国では飲料水は購入が基本です。で、全中国で売られているポピュラーな水、「農夫山泉」です。550mlサイズです。

先日、昼食時にローカル商店でパン2つとこの水を一緒に買った時のレシートです。大連でこの水は大体一本1.3~2元(=約20~30円)で売られています。市内各所では大体2元が相場ですね。しかし空港や日本人相手の観光ツアー(旅順口区)だと4~5倍のボッタクリ価格や時価になります。

全中国で売られているポピュラーな水ですから、当然偽物があります。左が先程の本物、右が偽物です。御覧のように本物にはペットボトルに虹型の加工がありますが、偽物もちゃんと踏襲していますね(笑)。コピー商品?それとも本物の会社に納品しているペットボトル業者が偽物業者へも二重納品しているのかな?私は後者と見ますね。この偽物の価格は1元でした。

偽物のラベルアップです。この商品名でもある「歩雲山」とは、大連市にある山の中で最も高い山(最高峰1130m)のことです。「支那人」に名前を悪用されて、私には大連ナンバーワンの山が泣いているのが聞こえます。「孔子平和賞」、「孔子学院」と同じです・・・。

この商品は偽物だと見破れれば、これら注意書きや説明には説得力が一切無し、ウソだ、ということもお分かりいただけるかと思います。この偽物はこの山が存在する荘河市(しょうがし)製ですか。荘河市は大連市に位置する県級市で、普蘭店市と瓦房店市と共に「北方三市」と呼ばれています。北朝鮮との国境の町「丹東市」の手前にある町で、大連北駅からは中国新幹線で一時間弱です。
中国では「騙す奴より騙される奴が悪い」という「常識」があります。ボッタクリ価格販売、転売、水やエナジードリンクといった健康に直結するものにまで偽物、本物パッケージ(フォーマット)の不正入手、などは日常茶飯事です。またたとえ本物でも「二の足を踏む」というのは自分自身の健康と安全を守る上で大切な行動です。
この国ではいざという時に頼れる自分を作り上げる事こそが大切ですね。

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